Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

待ってたぞ、裕大!(35節栃木戦)

2012-09-24 01:00:14 | マッチレポート12’
ほぼ1年ぶりに大銀ドームのピッチに背番号14が戻ってきた。今季初スタメンというよりもリーグ戦初出場なわけで、インパクトを残すまでには至らなかったけど、十分に及第点を与えられる出来だったと思う。ただ中盤の中央はキャプテン、丸谷、タメ、村井さん、永芳と最も層の厚いポジションだから、裕大じゃないと任せられない何かを見せてほしい。たったの残り7試合で復帰したばかりの選手に求めるのは少々酷かもしれないけど。








ビッグフラッグの上にも「14」。みんな裕大の復帰待ってたんだなって今日実感した。

例えば裕大のゴールとかって今の停滞気味のチームの雰囲気を変えられるだけの力を持ってると思うんだよ。サポも巻き込んでさ。あとは未だ決まらないキャプテンの大分初ゴール。これも相当な影響力があるんじゃないかと思うね。そういうゴールが欲しい。それくらいに今のチーム状況は停滞しちゃってる。


残念ながら監督としてのキャリアの差だと思うよ。片や2年目、片やJリーグの酸いも甘いも知り尽くしたベテラン。松田監督は昇格についての成功も失敗も知ってるわけだから、この段階に来て、選手に何を話して、どうチームを持っていくかってことを分かってるんだと思う。監督の差が如実に出たなと思うのが前半。大分の選手からは全く覇気を感じないのに、最初のセットプレーをしたたかにモノにする栃木の選手。それぞれの監督がどういう言葉で選手を送り出したのか、出来ることなら知りたい。

いま田坂さんに対しての否定的なことだったらどんどん書けるんだけど、そんなことしても意味がないから切り替えて前を向く。今日は帰りのエアライナーの中で無意識に次節町田戦のアクセスを調べてる自分にふと気付いて、「あ、オレもう切り替えられてる」って思えた。もう最後は信じるしかないんだよ。クラブの全てを信じるしかないんだよ。オレは「残り試合全部勝つ」とか「ここからはトーナメント戦のつもりで戦う」って言い出したチームから脱落してくと思ってた。と言うか、そういう究極の精神論を口にした人たちが目標を達成したところを見たことがないと思ってた。ただもううちはそんなところまで来ちゃってるわけだけど、もうね何のためらいもなく言うよ、「残り全勝してやる!」って。ここまで混戦になっちゃったら間違いなく「運」も必要。成功を信じてる人のところにしか「運」なんて絶対に転がり込んでこないからね。

栃木戦から完全に脱線しました。今日一番の収穫は誰が観てもキジ。ここしばらく「ジョーカーとしてのキジ推し」を続けてきたオレの目は間違ってなかった。裏が狙えて、さらに寄せられてからも狭いエリアで勝負出来るのはキジだけ。あれは西でも出来ない。今日みたいに最低でも20分以上は時間をあげてほしい。あれだけの「違い」を見せつけられたら当然次はスタメンでとなるかもしれないけど、オレはあくまでもジョーカーとして使ってほしいと思ってる。DFがしんどくなってる時間帯にキジのような選手が出てくることに意味があると思ってるから。

試合展開がそうさせたのかもしれないけど、今日は予想してたよりは栃木相手にやれてたと思う。もっとガッチリと守られて、重い内容の試合になると思ってたけど、ポスト直撃を含めあと少しの決定機もいくつか作れた。この時期、勝ち点が0なら評価も0点になるのは確かにその通りだと思う。例えシュートが1本対20本でも勝てば評価は100点だとも思う。だけど、繰り返しになるけど信じる。「悲観的な内容ではない」という田坂さんのコメントを信じる。

こんなカオスな状況に放り込まれて、か弱いメンタルのオレが正常でいられるにはもう盲目的なまでに信じて戦うってことしか術を知らない。

あえて言ってやるぜ、「残り全勝してやる!」


<前半戦との勝ち点比較>(35節終了時点・残り7試合)

○対戦相手別勝ち点差 -9

○試合消化数勝ち点差 -8

ちなみにこの前半戦との勝ち点比較を毎節書いてきましたが、昇格ラインとして仮置きした勝ち点80に今日の結果を持ちまして、残り全勝したとしても届かないことが確定したので、今節で終了しようと思います。まさか前半戦を終了した時点でPO圏以上にいたクラブが軒並み(除く甲府)ここまで失速するとは思わなかったからね。自動昇格が76、POホーム開催が74、PO非ホーム開催が71くらいでしょうかね。
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2 コメント

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Unknown (一とりさぽ)
2012-09-24 12:40:40
コメントをいれさせていただき,何回目でしょうか・・・
監督の差はもちろんですが,ここぞ,というときに勝てないですね。オシムの言葉を使うなら,「チーム・クラブを強くしていくのサポーターだ! 厳しい要求をしていかなければ,強くなれない。」 と言ってました。負けても,スタンドから拍手をし,それに笑顔で応えている選手では,ここぞ,というときに勝てないんだと思いました。

勝手な事を書きました。
町田は,今,強いですね!

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一とりさぽさん (triority)
2012-09-24 23:10:01
いつもコメントありがとうございます。読んでいただけていることが分かるのはとても嬉しいです。

昨日は年に数回しか出来ないホーム参戦でした。バックスタンドで観ましたが、ほとんどの方が選手が挨拶に来る前に帰ってしまう光景を見て、少し驚きでした。ブーイングよりも無関心の方がずっと選手にはこたえると思いますから。ただもう色々と言う段階は過ぎたのかなと思います。選手たちにとってここまでくれば、サポーターからの拍手もブーイングも全てが「厳しい要求」に感じてると思うので。

どんな結果に終ろうとも受け入れられるように腹をくくるしかないと今は思っています。

町田戦、絶対に勝ちたいですね!
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