Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

遂に来た、ビッグゲーム!(38節千葉戦)

2012-10-15 01:57:45 | マッチレポート12’
今季なかなか出来なかった逆転ゲーム、天敵千葉にアウェイで勝利、待ちに待ったエースの2ゴール!これをビッグゲームと呼ばずして、何をビッグゲームと呼ぶ。昇格するクラブというのはこういうゲームからノっていく。これを残りの4試合に活かしていこう。慢心せずに自信を持ってやれば、必ずやれる。「行こうぜ、J1!」

結果論じゃなくて、今日随所で勝てる予感がしてた。それはもちろん選手たちが戦ってたということが大前提だけど。

まず最初は完全に雰囲気的なもんだけど、千葉に勝てない勝てないっていうけど、初めて勝った09年もそうだったように、シーズン終盤の試合だと勝てる気がしてたんだよね。あの時も勝って順位が入れ替わったし。もう一つは試合展開。矢澤選手に先制されて、前半のうちに選手交代。もう嫌でも去年の国立思い出しちゃうよね。前半のうちに同点に追いつけなかったのはちょっと誤算だったけど、ハーフタイムになっても勝てそうな予感が消えることは全くなかったね。

その前半の交代だけど、マツケンはあんまり責任を背負い込まないでほしい。慣れないWBでの先発ということと、対面の渡邊選手が90分通して素晴らしい出来だったことが要因だと思う。自陣右サイドを突破されるという現象面がマツケンのところに出てしまっただけで、全体の責任だと思うから。ただ交代後マツケンがゴール裏の前を通る時にコールをしたゴール裏もタイミングが素晴らしかったし、ちょっと不貞腐れてそうだったマツケンを促して田坂さんに握手させにいったスタッフの心遣いも素晴らしかったと思う。

そのマツケンに代わって右CBに入ったリーグ戦プロ初先発の若狭。こんな大事な試合が初先発で間違いなく緊張しただろうけど、十分に戦力になることを証明してくれた。それどころか、あのフィードの質は今の大分のDF陣の中でも最も上じゃないだろうか。失点シーンには若干絡んでしまったが、なぜここまで出場機会がなかったのか不思議なくらいだ。

さて天敵の千葉ですが、上記の通りずっと勝てそうだと感じてたからかもしれないけど、正直そんなに怖いと感じるシーンがなかったというのは少々強がりでしょうか?試合後のインタビューで選手やさらには監督までが、前半の出来を素晴らしかったと言い切っている。田中選手にいたっては「やられる気がしない」とまで言い放っておられる。まあ、これは負けた悔しさ紛れに飛び出しちゃったコメントだとは思うけども、キジが投入されてさんぺーがいつもの右ワイドに戻った時点で試合の流れは間違いなく変わっていたわけで、それをピッチ上の選手や監督が感じられてないわけだから、やっぱり恐さを感じる以前の千葉ではなかったと思う。前半だけで2度完璧にキジがラインを突破していて、千葉の最終ラインは確実にキジに恐怖心を抱いていたはず。それはまさに2点目のゴールが象徴していて、田中選手をはじめ前線の選手がそれを感じてあげていられないのだとすれば、それでは同じく恐いチームになり得ないとやっぱり思うわけだ。正直に言って、渡邊選手以外に恐いと思う選手はいなかった。

田坂さんは今日のスタメンを大幅にいじってきた。うまくいかなかった部分とうまくいった部分と両方あったと思うけど、この大一番で勇気を持って動いてきたことをオレは称賛したいと思う。ジョンヒョンも若狭もそういう監督の思いをくみ取って必死にやってるのが手に取るように分かったし。ただやっぱり今日の試合を持って、2トップはモリシとキジで動かせないことが誰の目にも明らかになった。サイドに流れてからのキジのドリブルはJ2のDFじゃそうそう抑えられないし、モリシの決定力は今日の結果を見れば、文句のつけようがない。この2人は相性もいいと思うし、昇格に向けてゴール量産を頼む!

今日の勝利を語る上で一つ大事だったなと思うシーンがあった。57分、自陣右サイド深くから上げられたクロスはファーに流れ、そこに待っていたのは田中選手。まさに横浜FC戦の2失点目と同じような形になってしまったけど、そこに猛然とジョンハンが戻ってきて体をぶつけながら何とかシュートは阻止した。横浜FC戦でカイオに競りに行けずにゴールを許してしまったジョンハン。あそこで体を投げ出せたのは間違いなく横浜FC戦での高い授業料が活かされている証拠。カウンターを食らいそうになったシーンで大外から一気に駆け上がってクリアしたシーンや、惜しかったロングシュートと今日も見せ場を作ったジョンハン。次節お休みになるけど、そこはガミさんがいるから心配いらない。ゆっくり休んでな。

何かチャカチャカと調子良く書けてたんだけど、さすがにこの時間になってきてまぶたの重さとあくびの回数が異常なので、この辺で切り上げます。あと本当はヤスのことを書きたかったんだけど、明日この記事読み返してみて書き足りないなと思ったら書きます。いまとにかくヤスに惹かれつつある自分がいることに気が付いた。

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