Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

前節の教訓は生かされず(7節岡山戦)

2024-03-30 16:37:28 | マッチレポート24'
「決めきる」

前節を受けての今日の試合のテーマはこれに尽きると言っても良かったわけで、それを成し遂げるためにはこれ以上ないシチュエーションを整えることが出来たんだから決めきらなきゃ。前節の新太、今節の司の決定機逸は羽田のミスに相当するくらいのミスだよ。羽田が試合後顔を上げられないくらいに責任を感じるんだったら、攻撃陣にも同等の責任感を持ってもらわないといけないと思う。


ただ試合単体で見ればポジティブだったと思う。今シーズン一気に走りそうな雰囲気のあった岡山相手に同数の時間帯もほぼ五分の試合展開。例年昇格するクラブには「これは敵わないや」みたいな試合を見せつけられるもんだけど、少なくとも岡山からその雰囲気は感じなかったしよっぽど清水の方が強かった。清水もいつものようにそこそこ勝ち点を落としながらお付き合いしてくれそうだし、「絶対に昇格出来ないマン」こと木山隆之は今シーズンも健在でいてくれそう。おそらく混戦になるであろう今シーズンのJ2。早く戦力を整え、早く片野坂さんのコンセプトを浸透させたい。まだまだ全然いける。


決めきることは出来なかったけど、おそらく強い気持ちで試合に入ったんだろうなというのは感じ取れた。特に前半。長沢のディフェンス面での貢献は本当に素晴らしかった。長沢以外にも全体的に強度の高いプレーが継続され、見ていて期待感があった。球際の部分は片野坂さんから相当言われていたんだろうなという感じがした。


35分の堅心のワンツーからの突破。スケール感のある持ち上がりで本当にワクワクした。あれで左の薩川のことが見えていて展開出来ていればパーフェクトだった。あのプレーのフィニッシュがシュートでもパスでもなく引っかかってしまうところが堅心の今の課題かな。将輝もそうだけど、判断良くボランチのところが運び出せると必ずチャンスに繋がるので、2人にはその部分を期待したい。


90分通して左サイドが停滞していた。今シーズンはずっと香川が良くないと思っているんだけど、今日は薩川も良くなかった。岡山の右サイドが良かったという見方も出来るかもしれないけど、チャンスメイクはほとんどなくクロスの精度も良くなかった。鹿児島戦では躍動した薩川だけど、まだ少しムラがあるかなと今日は感じた。両サイドの前を薩川と松尾が務めていて、悪くはないんだけどより攻撃的な本職サイドアタッカーが足りないとは思う。怪我人の復帰なのか、補強なのか、哲平さんはどう考えるか。


選手層が薄い中での中3日での北関東遠征は正直厳しいものがあると思う。それでも3試合連続で勝ち点3が取れなかったらズルズルと引き離されていってしまう。この2試合で明確過ぎるほど明確になった課題に対して一発回答を期待している。
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