銀幕大帝α

切り株推奨映画感想ブログにつきグロ画像注意。
御蔭様で16周年。4500作品レヴュー突破。御訪問有難う御座います♪

ザ・コールデスト

2010年03月21日 22時52分50秒 | 洋画ホラー
FRITT VILT II/08年/ノルウェー/94分/劇場未公開
監督:マッツ・ステンベリ
出演:イングリッド・ボルゾ・ベルダル、マルテ・スノレスドッテル・ロヴィク

<ストーリー>
雪山で発見された複数の他殺死体の一体が蘇り、人々をピッケルで惨殺していく。
<感想>
生き残ったヒロインがピッケル片手に道端に倒れ、発見した保安官が駆けつけていく。
序盤でのこのシーンはサイドミラー越しにワンカットで映し出された、私一番のお気に入りシーン。

幾ら殺人鬼でも生命最優先だからといって、生命力が半端無くタフな化ケモンに電気ショックを施したらいかんよ。

お陰で見事に復活したピッケル大男が、命を救ってくれた医者どもを感謝の言葉も述べずにぶっ殺していく。

閉鎖間近の病院が舞台なので、若干殺される人数が少ない(患者3人だけ!)ので寂しい気もするが、逆に無駄な殺人シーンを排除した事で物語のテンポを良くし、緊張感が上手く維持されている。
更に数少ない惨殺シーンも一瞬ではありながら、時には残酷に、そして抵抗する過程を描きつつも最期は無惨というシチュエーションにより、相手はガチで不死身じゃないのかと不気味な印象すらも植え付けてくれる。

下手なB級『13金』亜流ホラーを見せられるよりかは、大真面目に殺人鬼の理由無き暴れっぷりを描いている本作の方が十分に怖い。

幻覚に悩まされ怯えるだけのヒロインが、再び殺人鬼の横暴を目の当たりにし、戦う女へとシフトチェンジするハイライトは抜群に心地良い。

「一度殺したわ」

と捨て台詞を吐いてショットガンをぶっ放すラストの何とも言えない痛快さ!

余り印象に残らなかった前作に比べると、本作は見事なまでにスラッシャーホラーとしてのツボを押さえた好作へと変化を成し遂げている。

一連の流れを知る為にも前作を観ておいても良いとは思うが、本作だけ観ても何ら支障も無く、私としては前作は観なくていいから、本作は観てくれ!と太鼓判を押したくなる程、滅茶苦茶面白かった。

続編はこうして作るんだ!と言う、云わばお手本の様な作品。

関連作:『コールドプレイ』(第1作)

評価:★★★☆
10/03/21DVD鑑賞
スラッシャー・ホラー DVD新作
にほんブログ村 映画ブログ ホラー・サスペンス映画へ
にほんブログ村
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

切り株画像(映画『ソウ6』より生きる為の選択死)

2010年03月21日 03時57分38秒 | 切り株“TV”画像(閲覧注意)
【ネタバレ注意】
ジグソウの後継者が仕掛けた選択ゲームの先には切り株answer?

1枚目

腹肉VS片腕win!

2枚目

この腕は誰の?そして何に使うか、後継者?

3枚目

家族の恨みの成れの果て・・・。
総切り株度

レヴュー『ソウ6』
にほんブログ村 映画ブログ ホラー・サスペンス映画へ
にほんブログ村

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ソウ6

2010年03月21日 03時57分13秒 | 洋画ホラー
SAW VI/09年/米/95分/劇場公開
監督:ケヴィン・グルタート
出演:トビン・ベル、コスタス・マンディロア、ベッツィ・ラッセル

<ストーリー>
ついに明かされる殺人鬼ジグソウの遺言と遺品の謎、そして真の後継者とは?
<感想>
結局箱の中身を明かさなかった前作から短いようで長い1年。
待ったなぁ。

待たされただけの白黒つけた中身だったので安心しました。
ジグソウ人形だったらどうしようかと思っていたけれど^^;

冒頭のゲームはかなりエグい。
名ばかりのホラー好きは耐えられるやろかね。

息止め我慢大会、首吊り選択ゲーム、回転木馬銃殺ゲーム、そして制限時間付き迷路脱出。

毎度の事ながら愉快?な究極選択拷問器具が出てくるけれど、人間のエゴというものが滲み出ていて、こりゃあ助ける側のおっさんも困ったもんだで哀れですよ。

結局はおっさんに試された選択ゲームではなく、おっさんに蔑ろにされた家族への判決を求めたゲームだった訳で、この過去作には無かった捻りあるどんでん返しのラストには、程良く唸らされました。

それと並行しての新たな幕開けを予感させるエンディング+おまけ。

何処まで続くよ、このシリーズは(笑)。

流石にもう人物関係が訳分からなくなってきたので、続編では全てを一度リセットしてのジグソウゲームを展開させて貰いたいってのが、一ファンとしての願いかも。

関連作:
『ソウ』
『ソウ2』
『ソウ3』
『ソウ4』
『ソウ5』
『ソウ6』
『ソウ ザ・ファイナル 3D』
『ジグソウ:ソウ・レガシー(2017)』

オフィシャル・サイト(英語)
オフィシャル・サイト(日本語)

評価:★★★
10/03/21DVD鑑賞
ホラー トビン・ベル ジェームズ・ワン リー・ワネル ライオンズゲート R15+ DVD新作
にほんブログ村 映画ブログ ホラー・サスペンス映画へ
にほんブログ村
コメント (12)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ディセント2

2010年03月21日 03時00分42秒 | 洋画ホラー
THE DESCENT: PART 2/09年/英/95分/劇場公開
監督:ジョン・ハリス
出演:ショーナ・マクドナルド、ナタリー・メンドーサ、ダグラス・ホッジ

<ストーリー>
唯一の生存者が錯乱していたため、業を費やした救助隊は彼女を連れて洞窟へ・・・。
<感想>
生還した主人公が記憶喪失になっていて、救助隊が無理やり彼女を引っ張って再び洞窟に向かうという筋書きは、続編へと持っていくアイデアとしてはかなり面白い試み。

お前ら本当に救助隊か?と疑いたくなる間抜けな行動を取りまくる面々に失笑しつつも、バカはバカなりに景気良く死んでくれるのでそれなりに楽しい。

対照的に地底人の能力を熟知している主人公が、真剣に生きる術を探りながら、足手まといはほったらかしでガンガン前に進んで行くので緊張感も生まれる。

このバランス崩れな人間の描き方が面白さを生み出してはいるよね。

後半でのサプライズもまた良い。

ちょ、あんた生きてたんかい!!

まさかの生き残り登場で話に拍車が掛り、で、あの選択でしょ?
カッコ好いじゃねぇの~。
得体の知れない化け物に食らいついて最期の反撃なんて私には真似出来ねぇッスよ。

いや~、良い!面白い!最高!!

って喜んでいたのに、ラストに余計なシーンを・・・orz

いらんいらん。
一気に白けたわ。

続編への布石だろうけど、これでは余りにも締りが悪い。

関連作:『ディセント』(第1作)

オフィシャル・サイト(英語)
オフィシャル・サイト(日本語)

評価:★★★
10/03/20DVD鑑賞
モンスター・ホラー ニール・マーシャル R15+ DVD新作
にほんブログ村 映画ブログ ホラー・サスペンス映画へ
にほんブログ村
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2012

2010年03月21日 02時09分23秒 | 洋画サスペンス
2012/09年/米/158分/劇場公開
監督:ローランド・エメリッヒ
出演:ジョン・キューザック、キウェテル・イジョフォー、アマンダ・ピート

<ストーリー>
マヤ暦の予言通り、世界同時多発する未曽有の天変地異と、現代の箱船計画を描く。
<感想>
毎作思う事なんだけれど、エメリッヒは人間ドラマも深く描き過ぎなんだよな。
こちとら、迫力あるディザスター場面を早く観たいのに、ちっとも始まらない。

「整形外科医がおっぱい触っても問題ないだろ」
「セックスした場所なんかに連れていくなよな」

ど~でもいいですから。
タイタニック』じゃないんだから、ドラマ部分は極力省略すべき。
無駄に長いし、頻繁にあるからもうダレダレ。

確かにディザスター場面は凄かった。
けど、真面目に描いているようでそうでもない。
あんなに運転テクニックが上手過ぎる普通の男が何処にいる!
これじゃあコメディだ。

ラストなんか、不法侵入した男がやらかした大ごとを自己解決しただけなのに、乗員抱き合って

「イェイ!!」

なんじゃそりゃ。

本作を最後に、エメリッヒ自身はやるべき事をやり尽くしたとかで、ディザスター映画からは足を洗うそうだが、私から言わせれば片腹痛い。

地球崩壊の集大成ならば、変に大陸を残さず人類、皆殺しにしろ。
本当に“無”にしてこそディザスター完結と言えるでしょ。

主人公は死なないといった定番も排除!
またかよって感じで苦笑いするしかないじゃない。

チャチャッとコンパクトに纏めて、人類が死に絶え地球が終わったという内容だったならば、間違いなく本作で描いていた感動シーンよりも数倍心に響いていたと思うんだが、どうだろうか?

オフィシャル・サイト(日本語)

評価:★★☆
10/03/19DVD鑑賞
ローランド・エメリッヒ ディザスター・パニック・サスペンス ジョン・キューザック アマンダ・ピート ダニー・グローヴァー ウディ・ハレルソン DVD新作
にほんブログ村 映画ブログ 外国映画(洋画)へ
にほんブログ村
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする