銀幕大帝α

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マッドマックス 怒りのデス・ロード

2015年10月28日 21時16分00秒 | 洋画アクション
MAD MAX: FURY ROAD
2015年
オーストラリア
120分
アクション/SF
R15+
劇場公開(2015/06/20)



監督:
ジョージ・ミラー
製作:
ジョージ・ミラー
脚本:
ジョージ・ミラー
出演:
トム・ハーディマックス
シャーリーズ・セロンフュリオサ
ニコラス・ホルトニュークス
ヒュー・キース=バーンイモータン・ジョー
ロージー・ハンティントン=ホワイトリースプレンディド
ライリー・キーオキャパブル
ゾーイ・クラヴィッツトースト
アビー・リーザ・ダグ
コートニー・イートンフラジール
ネイサン・ジョーンズリクタス
ジョシュ・ヘルマンスリット
ジョン・ハワード人食い男爵
リチャード・カーター武器将軍



<ストーリー>
家族を奪われ本能だけで生きている元警官・マックスが、女戦士・フュリオサと共に恐怖と暴力で民衆を支配するジョーと壮絶なバトルを繰り広げる。

お前のMADが目を覚ます

-感想-

トム・ハーディの走り方って何か可笑しくないか?

いやまぁ面白かったんだけど、1・2作目同等又はそれ以上の期待を膨らませて観た割には、な~んか物足りない。
その物足りない部分は何かを布団の中で小一時間考えた結果、二つの結論に達した。

一つ目はV8インターセプターの出番が少な過ぎ!
冒頭数分で直ぐにクラッシュ。
後半再び出てくるけど変に改造されちゃってますやん。
しかもまた車体に挟まれて大破。
純正インターセプターを主役にしたカーバトルをオープニング15分位は観たかったってのが本音。
(私のV8インターセプターに対する愛が半端無い記事は下記を参照して下さい。

「怒りのデス・ロード」鑑賞前記念 俺のV8インターセプターを見てくれ!

二つ目は敵側に魅力的なキャラがあんまりいない。
イモータン・ジョーくらいなものでしょ実際。
彼の立ち位置は1作目で云うとトーカッター。
2作目で云うとヒューマンガス。
4作目のボスとしては存在感が抜群で申し分無い。
しかし、1作目の準悪キャラでもあるナイトライダー初め、ジョニー・ザ・ボーイやババ・ザネティ、2作目のウェズ(モヒカン)に匹敵する程のインパクトある敵メンバーがこの4作目にはいないんだわ。
戦闘集団ウォーボーイズに紛れて人食い男爵や武器将軍なんかも参戦はするけれども、私としては記憶に残らない程薄い。
そもそもこいつら敵として脅威に感じないばかりか、居ても居なくても良い位にあっさり退治されちゃうのはアカンでしょ。
こう、悪の手下としてガツンと気持ちを高ぶらせてくれる凄味が全然無かった。

善人側にも悪人側にも惹かれるキャラクターが豊富に存在して且つ、バリバリに活躍しまくっていた1・2作目に比べたら目立たない奴ばかりだなと、そう、この部分が最も物足りない要素だった。

この2点が4作目でもきちんと演出されていたら文句無く満点評価してただろうに、そういう意味ではちょっと惜しい仕上がりには感じたが、それでも砂漠のど真ん中で繰り広げられるカーアクションの派手さにはテンション上がったし、士気を高める為だけにいるんだろうギター弾いている男の無意味さとガソリン吹き掛け合いの競争は面白かったし、選り取り見取りのマッドな車は観ているだけで楽しい。

物足りないとかなんやかんや書いている割には2回続けて鑑賞しちゃったのは事実なんだし隠す必要もないので1本のアクション映画としてはお気に入り。
シリーズのファンの一人としては暴力と狂気に満ち溢れた内容に満足しております。
ここ最近は豚の映画とかペンギンアニメとか撮っていたシリーズの創始者ジョージ・ミラーが30年振りに『マッドマックス』を監督してくれた事は素直に嬉しかったけれども、それ以上に全編に渡りノンストップカーアクションとして完成させてくれた事の方が「ありがとう」という気持ちで一杯でしたね。

2回目の鑑賞は例のタレント吹き替えで観たんだけども、あれ?別段悪くないやんと、意外と良かったのは驚きだった。

そういや全然3作目について触れてないけど、そこは察してください笑。

今作の可愛い子ちゃん図鑑
イモータン・ジョーが子孫を残す為に浚った女達が数人いるんだけど、個人的に1番好みだったのはこの子。

名前なんだっけ?

他の女達も色気があって良かったけども、キュートさではこの子がナンバーワン!

評価:★★★★
15/10/28DVD鑑賞(新作)
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レンタル開始日:2015-10-21
メーカー:ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント

オフィシャル・サイト(英語)
オフィシャル・サイト(日本語)

関連作:
『マッドマックス (1979)』(シリーズ第1作)※個人的評価:★★★★☆
『マッドマックス2 (1981)』(シリーズ第2作)※個人的評価:★★★★★
『マッドマックス/サンダードーム (1985)』(シリーズ第3作)※個人的評価:★★
『マッドマックス 怒りのデス・ロード (2015)』(シリーズ第4作)

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32 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (カズ)
2015-10-29 05:49:27
こんにちは
インターセブターも冒頭で敵に襲われぶん取られて
奴隷として使われて 冴えない展開ですからね・・・・
初期作品のようにいい意味でのB級映画的雰囲気が
なかったように思います
悪役も目立ってエグいやつとかもいなかったですよね・・・・前作の1でアベック襲って兄ちゃんまでレイプしたみたいな・・・・(笑)
返信する
>カズさんへ (ヒロ之)
2015-10-29 11:52:25
こんにちは!
コメントありがとうございます。
インターセプター愛が強い私としては、出番たったそれだけ!?と正直ガッカリしました。
荒野を爆走しながら敵とカーチェイスを繰り広げるシーンをオープニングで観たかったです。
確かに仰るように良い意味でのB級臭さが無くなってました。
ストーリーを1本道にしたこと自体は別段文句はないのですが、その為に他の場所とかでやりたい放題悪の限りを尽くしまくる敵キャラがイモータン・ジョー以外にも現れなかったってのが至極残念です。
返信する
今晩は (morkohsonimap )
2015-10-29 17:54:24
私も日本語版を改めて見ましたが、そんなに違和感を感じませんでした
ってのは映像が音声に勝っているのでそっちに感覚が行ってるので
そんなに変に感じなかったのではないかと思えましたが、
ということで、映画配給会社の勝ちと言うことですね
返信する
モーゾフになりたい (maki)
2015-10-30 16:09:44
ヒロ之さん的には ウォーボーイズになりきれませんでしたか!
私はもう心鷲摑みで映画館の帰りは銀スプレーを口元噴射してウォーボーイズと化してましたね
イモータン・ジョーはある種の「教祖」ですから

インターセプターに思い入れがあったというのも、アレだったのかも知れない…
私は2作目で大破してるんで、そこまで思いいれはなかったから。

私ももちろん日本語吹き替え版でもみましたが、ダメでした
合わない、合わない。これは絶対字幕だ~
返信する
ハンター ()
2015-10-30 19:51:14
キャラクターのディテールには惹かれましたが、管理人さん的には魅力的ではなかったですか…。バンドの楽隊とか、遊び心は見えたのですが、カリスマ性は、ジョーにもあるように思います。

カーアクションとか、追跡の物語だったので、ホームもアウェイも無い、敵味方双方にカオスの戦い。生き残る事に必死の主人公達に対して、死を恐れないウォーボーイズの異質さが、味方になった独りの存在がゆえに甘くなったようにも思いますね。

安定した生き方の出来る理想郷は足元にある。ジョーがネガティブな象徴でしか無かったのは、豊かさを貪り、かつ、彼は執拗なハンターであったからでしょう。国を富ます事を知らない、という。だから、再建する意志のある人間により、放伐されたのは良い展開だと思いました。
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>morkohsonimapさんへ (ヒロ之)
2015-10-30 20:05:29
こんばんは!
コメント&TBありがとうございます。
確かに仰る通りで映像が派手なので、音声よりも映像に集中してしまうという辺りで、今回の吹き替えも思ってたより「聞けた」感じはありました。
これが逆だと違和感を抱いたかもしれませんよね。
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>makiさんへ (ヒロ之)
2015-10-30 20:10:10
こんばんは!
コメント&TBありがとうございます。

makiさんはどっぷりと映画の世界に入り込んじゃたのですね。
これ、映画館で観てたら多少は私の興奮も変わってたかもしれませんねぇ。

吹き替え、字幕と両方で観ましたが、映画を思い切り楽しむ意味では雑念が入ってこない字幕版で観るべき作品ではあります。
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>隆さんへ (ヒロ之)
2015-10-30 20:25:03
こんばんは!
コメント&TBありがとうございます。
前シリーズを全く観ずに、これ1本だけを観ていたら、かなりマッドなキャラクター達には惹かれてたかもしれないです。
ジョーに関しては存在感抜群で文句のつけようがないのですが、記事にもあるように彼の側に仕えるキャラクターにも強烈な人間が欲しかったです。
1、2作目ではボス以外にも、なんじゃこいつ!と思わせる悪党、目を引き付けられる悪党が存在したので、ボスの登場以外のシーンでも目を離せない楽しみがあったんですよね。
今回はそこの部分が少し弱かったかなぁと、あくまでも個人的な感想ではありますが、そう思いました。

しかし新たな「マッドマックス」がこうしてまた観れた事は素直に嬉しかったですし、多少の小休止を挟みながらもほぼ全編がクライマックスのような展開には興奮を隠せませんでした。

頂いたコメントの中にもあります様に、ただアクションをしているのではなく、戦いの中にもドラマが隠されているという部分にも好印象は受けましたし、鑑賞者を熱くさせる意味としてもよく出来た作品だと思っています。
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2015年の No.1  (もののはじめのiina)
2015-10-30 20:40:15
銀幕大帝αさんは、かなりなマッドマックス・フアンのようですから、あまりエラそうにいえませんが、当方としてはこのマッドマックスを、ことしナンバーワンにしています。
http://blog.goo.ne.jp/iinna/e/457d553bf316c73f4a096eeb6e84c1d4

この後にも、新作映画を観ていますが、いまのところ不動のNo.1 どすン 。

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>iinaさんへ (ヒロ之)
2015-10-30 20:56:26
こんばんは!
コメントありがとうございます。
1作目と2作目は何十回と繰り返し見ている程に好きな作品ですし、マッドな車の中でも特にインターセプターだけは衝動的に高価なラジコンを購入したほど思い入れが強いのもあってか、どうしても見比べてしまう故に今回少し辛口になってしましましたが、今月観た中ではダントツに面白かった事には間違いないです。
1、2作目同様に、これも繰り返し観てしまうと思います。
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