銀幕大帝α

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パーフェクトマン 完全犯罪

2017年10月04日 13時27分21秒 | 洋画サスペンス
UN HOMME IDEAL/A PERFECT MAN
2015年
フランス
103分
サスペンス
劇場公開(2017/01/21)



監督:
ヤン・ゴズラン
脚本:
ヤン・ゴズラン
出演:
ピエール・ニネマチュー
アナ・ジラルドアリス
アンドレ・マルコンアラン
ヴァレリア・カヴァッリエレーヌ
ティボー・ヴァンソンスタニスラフ



<ストーリー>
作家志望の青年・マチューは、遺品整理の仕事中に故人の日記を見つける。彼はそれを盗作してベストセラー作家となるが、ある日「盗んだものの代償を支払え」と男から脅迫され…。

-感想-

パーフェクトマンと言うよりも

証拠隠滅に必死マン
とか
一人てんやわんやしているマン
とか
常に窮地に陥っているマン

とかの方が似合っている印象。

お前が盗作しているの知っているぞ、と脅しに来た男。
このままじゃ世間にバラされてしまうヤバいよぉと動揺しまくった挙句が悲劇の連鎖を生み、人を誤って殺してしまったり、家族からは疑いの目を向けられたり、やる事成す事スカポンタンばかりになってしまうが、結果的にはこの脅してきた男を利用して、自分の存在をこの世から消す事に成功。
盗作もバレないままで辛うじてセーフ。
そういう意味ではパーフェクトマンという題名も強ち間違っていないかもね。

主人公が存在を消す前に残した最後の作品。
これが何故か遺作としてベストセラーになっちゃうてのは皮肉か。
本当はやれば出来る子なんですよ、みたいなね、時既に遅し、隠れてた才能を引き出せたのに、今では立派に昔に戻って日雇いバイトっすよ。
悪い事をするとその代償は大きく返って来る、いやはや波乱に満ちた人生を送ってしまいましたな。
だってさ、平民→大金持ち→貧乏、ですもの。
落差激し過ぎ!
目の前に居る愛する嫁と可愛い娘にも会えないもどかしさ。
そこはちょっと同情してあげますわ。

そもそも図に乗って富豪の女性にプロポーズしたのが災いの元。
例え盗作とは云え大反響を生んだ事には間違いなく、その本一冊だけでも十分な印税が入ってきただろうから、ひっそりと後は静かに暮らしてれば良かったのよ。
調子こく辺りはバカだなて思う。

案外拾いものな1作でしたね、面白かったです。
兎に角、主人公が災難続きなので、どうなるんだろう、どうするんだろうという興味は持てる。
決してコメディではないけれど、ブラックなユーモアを多少含めている作品かもしれんね。

評価:★★★☆
17/10/04DVD鑑賞(準新作)
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