銀幕大帝α

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ゴッド・ブレス・アメリカ

2013年03月06日 23時07分06秒 | 洋画コメディ
GOD BLESS AMERICA
2011年
アメリカ
104分
犯罪/ドラマ/コメディ
R15+
劇場公開(2012/07/28)



監督:ボブキャット・ゴールドスウェイト
脚本:ボブキャット・ゴールドスウェイト
出演:
ジョエル・マーレイ『HATCHET/ハチェット』・・・フランク
タラ・リン・バー・・・ロキシー

<ストーリー>
全てを失った中年男・フランクは、TVに流れていたワガママセレブの言動に苛立ち、彼女の下へ乗り込み射殺する。そして彼は全米のバカ共を殲滅するための旅に出るが…。

中年男と女子高生、ピュアでプラトニックな、バイオレンス・ロード・ムービー!

-感想-

ワガママセレブお嬢を爆死させようとするも失敗する所は笑った。

クールに決めてやったぜ!ドヤッ
うん?ってあれ?マジかいっアタフタ

フランクダサ過ぎw

世直し成り切りヒーロー映画と云えば『キック・アス』が真っ先に思いつき、それを低級に真似たのが『スーパー!』であるならば、本作はそれらに感化されてバイオレンス且つ現代のアメリカに対しての皮肉も込めてブラック&シュールなコメディとして作られたロードムービーなのかもしれない。

主役2人フランクとロキシーの言動に共感を得られるか否かで本作の好感度も変わってくるでしょう。
殺された人間は確かにムカつくし世の中に存在しなくても良い奴らばかりだったかもしれないけれど、間違いを正さず反省心を抱かせないまま一方的に射殺して終わりってのはちょっと違うような気もする。
相手に懺悔の言葉が無かった故に殺される瞬間に全くカタルシスを感じ無かった事は否めない。
こういうのは鑑賞者側にも「ざまぁみろ」とほくそ笑ましてこそだろうし、主役と一緒になって優越な気分に浸れる事が楽しさにも繋がってくるんだろうけど、そういう部分が殆ど見当たらなかったってのが自分にとっての物語に引き込まれなかった大きな要因なのかもしれない。

防犯映像に映ったロキシーの顔が比較的大きくニュースとして流れたにも関わらず、平然と親の元へ帰っていた事がどうにも腑に落ちない。
普通なら指名手配されて一発でアウトだと思うのだが。
そんなロキシーがリアリティ番組の収録現場にいきなり現れるのも何でフランクがここに来ると解っていたのか謎に思えたのだが、フランクもフランクで一度は突き放したロキシーをあっさりと再び仲間に引き入れてしまうのも謎。
ドイツもコイツも馬鹿ばっかりだとヤケクソになるフランクの気持ちは解るが、何もロキシーに銃を与えてまで一緒になって客に向けて乱射する事は無いとは思ったんだけどなぁ。

ストーリー性が弱いというか、展開が強引というか。
作品の中にテーマはあるがそこまで奥が深くないのもあってか今一つ乗れなかった。

評価:★★☆
13/03/06DVD鑑賞(新作)

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レンタル開始日:2013-03-02
メーカー:トランスフォーマー

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2 コメント

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この映画 (morkohsonimap )
2013-03-07 01:42:02
確かにちょっとキツい
問答無用で人を撃ち殺してしまうのがねぇ
確かにマナーを守らない、自分勝手な人たちではあるのですが
ブラックだと思えることが実はアメリカでは現実リアルなこと過ぎてねぇ

笑ってすませられるおバカなことがおバカで済まなくなってしまうのがキツいと感じたからでしょうか

今のアメリカじゃフィクションと現実の境界がわからない人だらけ
って言うか、銃が使われないだけで日本もそうではありますがね。
返信する
>morkohsonimapさんへ (ヒロ之)
2013-03-07 21:50:19
こんばんは!
コメント&TB有難うございます。

人を不愉快にさせる人間を成敗するというブラックさが面白いのかもしれませんが、もう少し相手に謝りの言葉を発しさせるとか、その辺の描写があればもっと私自身も痛快に感じたのかもしれません。

日本でも今の若者はフィクションと現実の区別が解らなくなっている者が多いです。
最近ではお金欲しさに平気で人を殺す輩も出てきました。
日本がもし銃社会だったらアメリカと同じような事件が多発しているかもしれませんね。
怖い世の中になってしまいました。
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