銀幕大帝α

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青くて痛くて脆い

2021年02月01日 18時03分31秒 | 邦画サスペンス
2020年
日本
119分
青春/サスペンス
劇場公開(2020/08/28)



監督:
狩山俊輔
主題歌:
BLUE ENCOUNT『ユメミグサ』
出演:
吉沢亮田端楓
杉咲花秋好寿乃
岡山天音前川董介
松本穂香本田朝美
清水尋也天野巧
森七菜西山瑞希
茅島みずき川原理沙
光石研大橋
柄本佑脇坂



<ストーリー>
人づき合いが苦手な大学生・田端楓と、空気の読めない発言ばかりで周囲から浮きまくっている秋好寿乃。ひとりぼっち同士のふたりは秘密結社サークル・モアイを作るが…。

彼女は死んだ――
僕は忘れない。


―感想―

元N〇K職員で党首のおっさんが、そのお世話になったN〇Kを「ぶっ潰す!」と常日頃叫んでいたのは多くの方が知っているだろう。
この映画はそれの大学サークル版(みたいな感じ)。
現実でのおっさんはまだN〇Kをぶっ潰していないが(笑)、映画では主人公の軽はずみな行動で見事に一度ぶっ潰しております。

一緒にサークルを作ったぼっち女子を「死んだ」というものだから、こりゃまた「泣き」の方向へ持って行く話なのかと思いながら観ていたが、全然違う憎悪に満ちたドロドロな内容でした。
まあ主人公の気持ちも分からなくもなく・・・。
彼女の想いを尊重してサークルを作ったのに、数年経てば表面だけ見たら仲良しサークルみたいになっている。
てめえの言っている事と出来たものが合致しないじゃないか!と怒るのも無理ない。
それにより主人公は自分が作ったサークルを自分の手で潰すという暴走に近い形で突っ走っていくので、そのサークルの内面や、彼女の今の考えにも全く目を向けず、耳を貸さずが、とんでもない過ちに結び付いてしまうんよね。
というか主人公の一方的な「僻み」だというのが徐々に分かって来る。
思い込みが招いた悲劇ともいうか、終盤でのSNSにサークルの「闇」を勢いで投稿しちゃうてのは、今の若者のその時の感情(カッ―と頭に血が上る)で行動を起こしていしまう無茶ぶりを比喩しているのかもしれない。

少しは冷静になれば?
心を落ち着かせてみれば?

この辺の感情論を映画を通して、若者に対し問うた作品かも。
2人の関係修復は成されたのか否かは視聴者に任せたラストだったが、少なからずとも主人公が真っ当な「大人」に成長出来たてのは分かっただけでも救いではあるかな。

評価:★★★☆
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