銀幕大帝α

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スキャナーズ

2015年01月21日 02時03分21秒 | 洋画ホラー
SCANNERS
1981年
カナダ
104分
SF/ホラー
劇場公開(2013/04/20)



監督:
デヴィッド・クローネンバーグ
『イースタン・プロミス』
脚本:
デヴィッド・クローネンバーグ
出演:
スティーヴン・ラックキャメロン・ベイル
ジェニファー・オニールキム・オブリスト
マイケル・アイアンサイドダリル・レヴォック
パトリック・マクグーハンポール・ルース博士
ローレンス・デインブレードン・ケラー
ロバート・シルヴァーマンベンジャミン・ピアース



<ストーリー>
超能力者(スキャナー)を使って警護を行う警備会社に組み込まれた主人公ベイル。科学者の手によってその能力をさらに開発されたベイルに与えられた任務は、恐るべき力で世界を支配しようとする裏のスキャナー、レボックの追跡だった。(allcinemaより抜粋)

-感想-

何時か観たいと思ってたデヴィッド・クローネンバーグ監督の代表的作品が、レストア版としてようやく去年の年末にレンタル店の棚に並びました。

ホラーファンなら誰でも知っている、頭バーン!!の映画です。
あのシーンだけがえらく有名で、今まで本編を一切観た事のない私ですらも知ってた位ですから、『スキャナーズ』と云えば?「頭バーン!!」と即答出来ないとホラー好きとしては失格なのです(大袈裟か笑)。

ただ、私はそのシーンのイメージが強すぎて、スキャナー同士が頭バーン!!を主にして、激しく戦いまくる内容なのかと勘違いしていました^^;
ワンシーンだけなのね。

ホラー的な描写よりも、ドラマ的な部分が大半を占めていますが、クローネンバーグらしい、独特なタッチで描かれたSF作品になっています。
超能力者対決で真っ先に思い浮かぶのはジャパニメーションの傑作『AKIRA』なんですけど、88年に製作された劇場用アニメ版『AKIRA』の原作漫画は『スキャナーズ』製作の翌年から連載スタートされているんですよね。
カナダと日本で似た様な内容の作品がほぼ同時期に世に出るなんて、なんとも奇遇ではありますよね。

『AKIRA』での超能力者対決を実写化させたら、この『スキャナーズ』になるのかな?、そんな考えがふと頭の中を過ぎる斬新なビジュアル効果も本作で発揮されていて、SF映画としてもホラー映画としても嗜好な完成品になっておりますので、まだ未見な方は是非ともレンタル店で手に取って観て頂きたいものです。
『クロニクル』は多分ですけど、この2作からかなり影響を受けた監督が作った映画なのかもしれないなぁ。

兎にも角にも、ボディ・ホラーを得意とするクローネンバーグ監督の真骨頂とも云うべきラストに起きるベイルとレヴォックによる超能力合戦は壮絶で、このシーンを観る為だけに鑑賞に挑むのもある意味正解かもよ。
カナダの“ジャック・ニコルソン”と言われているマイケル・アイアンサイドの顔芸も見逃してはいけない。
今頃初見した私が言っても全然説得力無いかもだけど、ホラーファンならば絶対に押えておくべき作品の1本でしょう。

評価:★★★☆
15/01/21DVD鑑賞(新作)
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関連作:
『スキャナーズ(1981)』(シリーズ第1作)
『スキャナーズ2(1990)』(シリーズ第2作)
『スキャナーズ3(1991)』(シリーズ第3作)
『スキャナーズ ニュー・エッジ/ザカリアス(1993)』(シリーズ第4作)
『スキャナーズ 最終章(1994)』(シリーズ第5作)
コメント (4)
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