銀幕大帝α

切り株推奨映画感想ブログにつきグロ画像注意。
御蔭様で16周年。4500作品レヴュー突破。御訪問有難う御座います♪

IT/イット

2015年01月20日 01時53分52秒 | 洋画ホラー
stephen king's IT/IT/恐怖の殺人ターゲット・復讐の悪魔
1990年
アメリカ
188分
ホラー/サスペンス
TVM




監督:
トミー・リー・ウォーレス
原作:
スティーヴン・キング
脚本:
トミー・リー・ウォーレス
出演:
リチャード・トーマス
アネット・オトゥール
ジョン・リッター
デニス・クリストファー
ハリー・アンダーソン
ティム・カリー
オリヴィア・ハッセー
リチャード・メイサー
ティム・リード
ジョナサン・ブランディス
ブランドン・クレイン
アダム・ファライズル
セス・グリーン
ベン・ヘラー
エミリー・パーキンス
マーロン・テイラー
メリリン・ガン
キム・コンドラソフ
マイケル・コール




<ストーリー>
1990年のメイン州デリーで、子供だけを狙った連続殺人事件が発生する。デリーに住んでいたマイクは、事件現場近くでそこにあるはずのない古い写真を発見し子供時代にIT(鬼)と呼んでいた奇怪なピエロ、ペニーワイズの仕業であると確信する。マイクはかつての仲間との約束を思い出し、30年ぶりに再会することになる…。



-感想-

ジョージじゃなくてジョージー。
エディじゃなくてエディー。
“ばんそうこう”じゃなくて“バンソコ”。
ちょっと気になったけど、字幕の事はこの際どうでもいっか(笑)。

ネットのコメント読んでたら、前半の方が割りと好評の様だけど、ホラー好きな私としては後半の方が断然面白かった。
(天の邪鬼じゃねぇし。本気でそう思ったし。)

風船が道路を跳ねるシーンや、図書館がポルターガイスト化するシーン等、上手く計算されて作られている。
TVムービーとしても。
製作された年代的に見ても。
チャチなシーンが多いかと思ったが、意外と特殊効果に力を入れていて、ホラーらしい作品になっていたのには好印象。

ピエロは子供に近づく為の「仮の」姿なのね。
本体は蜘蛛型巨大怪物。
他にも色々と奇妙で不気味な化け物が後半には多く登場するのは嬉しい。

全員同じ年齢の筈なのに、黒人(マイク)だけえらく老けているな(白髪)と疑問に感じていたのだが、ちゃんと理由がある事が説明され納得。
前半、後半共に(幼少期エピ)(中年期エピ)を交互に見せ、辻褄が合う様にスムーズに違和感無く描いているのも好感が持てる。
精神病院に収監された虐めっ子が、大人になってもピエロに踊らされ、7人の勇者に襲い来るのも面白い。

今頃になってのキング原作中期の代表的作品を鑑賞した訳だが、今の時代に観ても十分通用する優れた秀作だと思う。
仮にもし、新たに劇場用としてリメイクするならば、ピエロ役には是非ともジム・キャリーをキャステンィングして欲しい、かな?
どうしても『マスク』のあのキャラと、このピエロの笑い声や動きが被って仕方が無かったんだよなぁ。

ラストは意表を突いて、廃人になった恋人を目覚めさせるという感動的なものになっているもんで、ちょっぴりウルッとしてしまったよ。

男としては童貞のまま死ぬのは嫌だよなぁ。
エディーの「俺、童貞」告白は泣ける。
7人の仲間のヒロインが奪ってやれば良かったのに。
だって彼女、ちと“男なら誰でも”みたいな所あったやん(笑)。

評価:★★★☆
15/01/20DVD鑑賞(旧作)
にほんブログ村 映画ブログ ホラー・サスペンス映画へにほんブログ村 映画ブログ 映画DVD・ビデオ鑑賞へバナーポチお願いします
にほんブログ村
レンタル開始日:2002-12-06
メーカー:ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント

関連作:
『IT/イット(1990)』(同一原作)
『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(2017)』(同一原作)
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする