デス・ロード 染血

WIND CHILL／０７年／米／９１分／ホラー／劇場未公開
－監督－
グレゴリー・ジェイコブズ
－製作総指揮－
◆ジョージ・クルーニー
◆スティーヴン・ソダーバーグ

－出演－
◆エミリー・ブラント
主な出演作：『アジャストメント』
◆アシュトン・ホームズ
過去出演作：『ヒストリー・オブ・バイオレンス』
◆マーティン・ドノヴァン
主な出演作：『エクトプラズム　怨霊の棲む家』
◆ネッド・ベラミー
主な出演作：『トワイライト～初恋～』
＜ストーリー＞
クリスマス休暇で帰省途中のふたりの若者は過酷な冬の嵐を避けるため、人気のない田舎を抜けて近道をしようとするが、謎の車に妨害され足止めを喰ってしまい…。

＜感想＞

車に同乗させて貰いながらやたらと我がままで文句の多い女。
車に乗せた理由が「実は女の事が好きで車内でお近づきになりたかった為」だといきなり告白して女をドン引きさせちゃう男。

こんな２人だから雪道で車が事故って動けなくなっても口喧嘩ばかりしていて全く助け合おうとする気持ちが見られません。

おいおい大丈夫かよ＾＾；

かなり後先不安になる出だしなのですが、車外で怪しげな人影を発見した途端、女は恐怖で怯える様になり、その為男の存在が急に頼もしく思えてくるのでした。
しかも最初は只のストーカー紛いの男だという気持ち悪さだけだったものが、徐々に彼女の為に陰で支えているといった目に見えてくる優しさも現れ、急激に２人の距離は接近。
お互いが体を寄せ合い、雪で冷え切った車内で励まし続けながら「朝まで頑張ろう」と懸命に生き抜こうとする姿に、私までもが“頑張れ！”と応援する気持ちになってきたのですから、男女の心の変化には良い感じで惹かれるものがありました。

彼らの車を事故により足止めさせた理由。
闇夜を徘徊する亡者たちは一体？
２人を精神的に追い詰めようとする警官は何者なのか。

これらの謎は後に助けに来る人物の話によって明かされますが、理由が解った故にそれまでの意味が解らない不気味さから、今度は追い打ちをかける様に訪れる呪い地獄から抜け出せないのではないかという恐怖へと移り変わって行き、その事でぐんっと緊張感を高めてくれて更に話に入り込ませてくれるのです。

果たしてどういった結末を迎えるのか。

最後はね、結構グッと感動させられますよ。
不覚にも涙出そうになっちゃった。

口先だけの好意じゃなかったんだね。

＝本当に好きな人だから、自分が犠牲になってでも助けてあげたい＝

極度の怖さは無いですけど、ストーリーが良く出来ています。

エンドロールを観ていて知ったんですが、主役男女にも役名無かったんやね。
全然気付かなかった。

オフィシャル・サイト(英語)

評価：★★★
１２／０３／３１ＤＶＤ鑑賞（旧作）

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レンタル開始日：2008-06-25
メーカー：ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント