家内に誘われて下呂温泉に行ってきた。今、シーズンオフにつき、お値打ちで宿泊できる旨、宣伝ハガキが少し前に来たのは知っている。それはそうだろう。紅葉の時期は過ぎた。忘年会には早すぎる。施設を遊ばせておくのはもったいない。結局、お付き合いのつもりで2泊した。寒いうえに下呂周辺は山も含めて知り尽くしている。どこにも行ってみたいとこがない。山でいえば、白草山、下呂御前山、萩原の御前山、間瀬など、施設では禅昌寺、など、黒くて固い下呂石等々、皆、何回も見たものばかりだ。今回の宿もいつものところだ。そこまでは予めわかっていたし、特別期待もしていなかった。それはいい。だが、今回は失敗した。最悪だった。それは夜、寝る前後、カメムシが出てきたことだ。どなたも承知のことだがカメムシはとても臭い、うっかり触ってしまったり、つまんでしまったら、これはもう、どうしようもない。ただ、根気よく石鹸をつけて、手を洗うしかない。そのカメムシが窓枠や部屋のどこかの隙間に入っていて、部屋が暖まると出てきた。
下呂駅前