3日目は青森港からむつ湾クルーズ(途中、奇岩奇石が並ぶ「仏が浦」を眺望。佐井港からマグロで知られる大間崎(本州最北端の地)へ寄って「恐山」へ。
大間崎(本州最北端の地)啄木の歌碑などが立っている。
恐山の風車(幼児、水子の供養に立てる)風に吹かれてカラカラと音を立ててまわっている。
水子地蔵(賽の河原のはずれにある)
賽の河原(1)
賽の河原(2)訪問した人が小石を積んで風車を立る。
小さな流れを渡るとそこは極楽浜。
6地蔵である。
西院の河原稚児御和讃
1、 これは此世の事ならず 死出の山路の裾野なる西院の河原の物語り聞くにつけても哀れなり
2、二つや三つや四つ五つ 十にも足りぬ幼子が 西院の河原に集まりて親を尋ねてたち巡り
3、峰の嵐の音すれば 父かと思いよぢ登り 谷の流れをきくときは 母かと思いはせ下り
4,西や東とかけめぐり 手足は血汐に染乍ら 父上こいし母こいし 恋し恋しと叫べども
5、影も形も見えざれば泣く泣く其の場に打倒れ 慕い焦るるふびんさよ げにも哀れな幼子が
6、河原の石をとり集めこれにて回向の塔を積一重つんでは父のため 二重積んでは母のため
7、三重つんでは故郷の 兄弟我身と回向して 昼は独りで遊べども 日も入相のそのころに
8、地獄の鬼が現れて つみたる塔を押崩す 又つめつめと責めければ 幼子余りの悲しさに
9、紅葉の様なる手を合わせ 許し給えとふし拝む 折りしも西の彼方より 光明輝き尊くも
10、大慈大悲の地蔵尊 現れいでさせ給いつつ 眼にみてる慈悲の色 たとえかたなき御涙
11、漸く歩み近づきて 大悲摂取のみ手を延 幼きものをみ衣の 袖に抱えて撫でさすり
12、育て給えば幼子は 今はみ親のふところに こころの儘に喜びて 楽しみ尽る事ぞなき
南無有難や六道の 能化の地蔵大菩薩
同じく 御詠歌
いとけ無きわらわの為に父となり 母ともなりて 救うみほとけ
恐山 宗派 曹洞宗 恐山菩提寺 本尊は延命地蔵菩薩 イタコの口寄せでしられる。開山は5月1日から10月31日、6時から18時まで。他の期間は閉山。大祭は7月20日から24日、体育の日を最後とする3日間。