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高澤観音

 岐阜県最古の寺と聞いて「高澤観音」に行ってみた。大日山日龍峯寺(にちりゅうぶじ)岐阜県関市下之保。本尊 千手観世音菩薩 国指定 重要文化財指定の多宝塔がある。

長い階段の下にある仁王門、一対の仁王像の傷みが気になる。

階段を登ったところ、観音堂を見上げる位置にある千本ヒノキ。一本の幹から竹箒のように枝分かれしている。極めて珍しいものと思う。下は駐車場付近にあるもの。同様のものが近くにもう一本あった。

 

急傾斜の岩の上に建立されている観音堂(本堂) は京都の清水寺に似ていることから、「美濃清水」としても知られている。 

鎌倉時代、時の尼将軍・北条政子によって建立されたという多宝塔。国の重要文化財に指定されている。

美濃西国三十三ヶ所二十五番札所の観音霊場とあり、とにかく古い歴史のある寺である。また、両面宿薙伝説が残る寺でもある。本堂裏の岩の中から湧き出ている霊水は昔から万病に効くとされ、いまも大切に汲んでいく人が多いことが感じられた。

高澤観音からの帰り、歩いていたら集落近くになってサルの群れに出会う。いっせいに藪の中に逃げ込む様子だったが、リーダーと見られる大きなオスが道脇の藪からこちらを盛んに威嚇している。私が一歩前に出ると相手は数歩出て、歯をむき出して脅す。付近の山が荒れたまま手入れもされていないことから、サルと人との接点でトラブルが絶えないんだと思った。集落の住宅近くにサル捕獲用と見られるオリが3ヶ所に設置されていた。いまは放置されているが、時期によっては利用されるのかと思った。

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湯ヶ峰と下呂石

 下呂温泉の東にそびえる湯ヶ峰(1066m)は約10万年前に噴火した火山で地下のマグマが温泉の熱源でありますが、この火山から生まれたものに温泉以外に下呂石があり、よく知られています。ガラス質「黒雲母流紋岩(くろうんもりゅうもんがん)」と呼ばれる黒色ガラスのような石は、矢じりやナイフ状に加工しやすいことから、縄文時代に石器の材料として中部地方から、一部は関東、関西にまで広く流通していたことが遺跡から判明している。 下呂石という名前は、考古学の世界ではブランド名として定着しているということだ。 湯ヶ峰へは林道下呂、小坂線を約7kmほど進めば登山口。頂上までは10分ほどでいける。眺めは良い。

 

 

 湯ヶ峰への途中に大林集落がある。市街地からは離れていてこんなところに集落があることに驚く。このあたりでは日常的に野猿の群れに出会う。

 

 大林集落の石垣を積んだ田んぼ。急傾斜で石ばかりが多い厳しい状況の中での先人たちの辛苦がしのばれる。今も田んぼは大切に守られている。ほかに、ビニールハウスでの野菜の栽培、また、渓流魚の養殖も見られた。林業に携わる人も多いと思う。

 私たちの住む市街地近郊の田や畑が荒れたまま、放置されたり、次々と埋め立てられていく様子を眺めて胸を痛めている私ですが、厳しい条件の土地ほど先祖からの遺産が大切に守り継がれているように感じられます。

 上の写真。大林集落、上部に石垣を積み上げた棚田が見える。一個一個、丁寧に大切に積んである。

山頂からの遠景(大林集落)

山頂付近からの下呂温泉市街(白っぽく見える部分)

山頂近くの道。林道から10分程で山頂へ。

近くの下呂御前山登山口にある看板。

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