知床連山(一番右が羅臼岳)
エゾシカは人が近寄らない限り、逃げない
知床の玄関口、ウトロ町にあるオロンコ岩、高さは60メートルほどで急勾配の階段を登ると頂上は360度の展望。かもめは人の手からお菓子などを器用に貰う。観光は舟から断崖の半島を巡り、次いで車で半島に入る。自然の池が五つある。
半島内の池の景観、知床連山はどこからでも眺められる。
こんな場所もあります。手前後方が岸壁で強風のため、樹木が育たない。
知床の滝、大きな流れはオシンコシンの滝、小さな流れは断崖の最上部から湧き出て断崖を落下する。岸壁に営巣するカモメやツバメ類などの糞で白くなっているところも多い。海に流れ落ちている滝は硫黄分が多くて飲めない。生物も棲まない。
裏摩周の景観
一般に摩周湖を展望する場所とは反対側から見たところ。湖面までの距離がうんと近い。霧がかかって何回訪れても見えなかったという人もいる摩周湖。私の場合は訪れるたびにいつもよく見えましたが、今回もご覧のとおり。但し、裏からの展望は初めてでした。
シバザクラ
藻琴山公園のシバザクラです。最盛期は過ぎて、そろそろ終わりかと思いましたが、それでも充分きれいでした。私はこういう人工のものにはあまり興味がないのですが、それにしても広い山の斜面全体をシバザクラで埋め尽くすとは驚きです。レンゲツツジが見ごろでした。春の一時期のために、その管理はどのくらい大変か?雑草の種なども入ってくると思いますと想像を超えます。
世界遺産 知床へ観光に行ってきました。2泊3日の駆け足ですからどうしようもないのですが、それでも天候に恵まれたことと、魚介類がうまいので、それなりに満足でした。世界遺産ということで景観はもとより、あらゆる動植物全般を含めて保護対象になっています。私はどんなに遠くからでもいいからヒグマが見えないだろうかと期待をこめて出かけましたが、動物はエゾシカ、キタキツネ、そして海ではカモメ、をはじめ断崖に営巣している数種類の鳥類は充分観察できましたがヒグマの出没地域には立ち入り禁止。夏場、多くの野生動物は早朝と夕方に行動します。したがって自然観察には早朝がもっとも適しています。早朝(4時頃から)に森の周囲を歩いたところではフクロウ、キツツキ、などの現地で特有の保護鳥の鳴き声は聞きましたが、観光ではこんなものでしょう。エゾシカが多すぎて、いたるところで被害が広がっている様子が気になりました。民家の周囲にちょっとした菜園をつくるにしても全体をしっかりした網で覆わなければ駄目。また、道路わきの樹木にしても、冬、樹皮を喰われてしまって、数10年、もしくは100年は経たであろうものが立ち枯れている現実をみて自然大好き人間の私の胸は穏やかではなかったのです。岐阜県も山国ですから近年、イノシシ、ツキノワググマ、アナグマなどの被害が多くなっていますが、困ったことにアライグマ、ハクビシン、ヌートリアといった外来の動物が私たちの身近に殖えてきています。これらは夜行性ですから特別興味のない人には見つかりにくい。(ハクビシンは在来種かもしれないといわれてもいます。アライグマは北海道でも生息している)知床のエゾシカについては、調査が進められているとのこと、その結果で検討されるだろうということです。