秋晴れの一日。薄い雲もあったが、秋晴れといってもいいだろう。近くの中学校でも運動会が行われた。秋の彼岸、秋分の日を前にして曼珠沙華が一斉に開いてきた。住宅の間の狭い土手等に真紅の花が目立つ。不思議なほど正確だ。茎も葉もない花が彼岸になると、確実に咲いている。「赤い花なら曼珠沙華、オランダ屋敷に・・・・・・ジャガタルお春・・・・」。昔どこかで聞いたメロディーが頭の隅に浮かぶ。長崎出島の歌だ。交易で来ていたオランダ人と一緒に住んだ女性「お春さん」を偲んだ唄だ。江戸幕府は当初、オランダ人を出島に住まわせた。(政策による)
毎年不思議に思うのですが、曼珠沙華は気が付くと咲いています。まさか一晩のうちに地中から茎を伸ばし花を咲かせるはずはないのですが、伸びてくる途中や蕾などを見たことがありません。神秘的な花ですね。