いーなごや極楽日記

極楽(名古屋市名東区)に住みながら、当分悟りの開けそうにない一家の毎日を綴ります。
専門である病理学の啓蒙活動も。

病理学会補遺

2015年05月13日 | 病理学もしくは病理医

 学会場のロビーに通じる階段にこんなポスターが貼ってありました。おなじみ名古屋城と、小さなスケッチが見えます。

 この長与博士とは、元愛知県がんセンター総長の故長与健夫先生です。大村藩の藩医の家系であった長与家は、幕末に長与専斎が緒方洪庵の適塾やオランダ人ポンペに学んで西洋医学に転進。後に医務局長、衛生局長並びに東京医学校(後の東大医学部)校長という当時の医学および医療行政の頂点にありました。その三男が「肝硬変の長与分類」で知られる病理学者の長与又郎先生、そのまた四男が長与健夫先生。日本の医学の歴史と共にあった家系と言うことですね。
コメント
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