いーなごや極楽日記

極楽(名古屋市名東区)に住みながら、当分悟りの開けそうにない一家の毎日を綴ります。
専門である病理学の啓蒙活動も。

カイエン50万台について

2013年07月09日 | 自動車
 ポルシェ カイエンが累計の生産台数で50万台を達成したと報じられています。初代のカイエンが「あのポルシェがRVを販売する!」と話題をさらったのが2002年。11年間で50万台ですから、年間5万台近い販売になります。

 古い自動車雑誌などを見てみると、1970年代のスーパーカーブームでポルシェが持て囃された時代に、ポルシェは年間販売台数およそ3万台、フェラーリは5,000台規模の小メーカーと認識されていました。この規模で最新技術を導入し、品質を維持するのは非常に効率が悪いため、名声はそのままに販売台数を増やすことがポルシェの悲願だったわけです。当時はアメリカ市場向けにFRのモデルを投入することで何とか台数を稼ごうとしていましたが、安価な日本車との競合もあって、ポルシェが思ったようには市場を拡大できませんでした。

 今になって目標を達したポルシェの牽引力はSUVのカイエンと大型セダンのパナメーラであり、販売が一番伸びているのは中国です。往時からは想像もできなかったことです。

 もう1つ累計生産台数がニュースになっていたのは、トヨタのプリウス。1997年以来300万台を達成だそうです。これ自体は快挙なのですが、あれだけ売れているプリウスが16年間で300万台に対して、カイエンは11年間で50万台。日本でのメーカー希望価格が217万円からのプリウスに対して、カイエンは774万円から。1台当たりの利益は、ポルシェお得意の高額オプションも入れれば10倍以上なのではないでしょうか。恐らく総利益では何とプリウスよりもカイエンが上。つまり、カイエンはプリウスよりも儲かる商品だということです。こんな大成功はちょっと見たことがありません。

 日本では周りを見ると、ミニバンかプリウスか軽自動車か、というぐらいにプリウスと弟分のアクアが走っています。カイエンは高価格な割には良く見かけますが、それでも何十倍かは違うでしょう。ポルシェは日本市場でブランド化しており、人気のある車種とそうでない車種の価格を大幅に区別することで効率のいい商売をしています。一番ポルシェらしいと言われる911シリーズが北米市場に比べると非常に高い値段になっており、本来は生産コストがそんなに変わらないボクスターとかケイマンが安くなっています。584万円のボクスターだって2.7L, 265psありますからね。これ以上の性能を公道で必要とする人はほとんどいないでしょう。911は倍近い1145万円からで、性能の違いを生かせるのはレーサー並の達人だけだと思います。

 さてカイエンはと言えば、北米価格は430万円ぐらいから、と聞いています。残念ながらこれもかなりの価格差が付けてあるわけ。兄弟車のVW トゥアレグが632万円からであり、装備の違いがあるとは言え774万円のうち100万円ぐらいはブランド料なのでしょう。高性能版のカイエンSを狙っている人ならともかく、V6でよければトゥアレグがお得です。

 極楽家で大型輸入SUVを導入する可能性は今のところありませんが、もし狙うとしたら軽量化とエンジン管理の見直しで燃費の向上した2011年からのトゥアレグ現行モデルでしょうね。SUVとしての万能性やVWらしい高速性能には期待できますが、幅が1945mmは日常の利用でかなり気を遣いそうです。
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今年のトマト

2013年07月08日 | 極楽日記(園芸)

 例年は栽培しやすいミニトマトだけですが、今年は中玉と大玉も少し混ぜてあります。これはなかなか赤くならない中玉。最初の実が傷んで落ちてしまったので、やっぱりミニトマトに比べると歩留まりは悪いのかな。

 主力はやっぱりミニトマト。品種はいろいろ試しています。

 長いのがサントリーの「かんたんルビーノ」。中玉に分類しているようです。同社の説明にあるように味は濃厚。これからが楽しみです。
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北鹿純米

2013年07月05日 | 飲み物、食べ物

 「飲んで応援」運動で今度は秋田県は北鹿の純米酒です。秋田県は震災で大きな直接的被害を被ったわけではありませんが、間接的にはかなりの負担になっていると思います。とにかく飲んで応援。

 これもリカマン用のラベルらしく、北鹿の商品リストを見ても同じものがありません。値段からすると「純米酒 雪の十和田」相当品かな。前回の「あさ開」よりドライなので、「あさ開」の直後に飲んだ時には味がわかりませんでしたが、正統的ないい酒だと思います。濃厚な煮付けなどに合う「あさ開」に対して、「北鹿」は刺身などがちょうどいい感じですね。大館市の名物であるきりたんぽにも良く合うことでしょう。普段飲みにはこれで十分と思いますが、もう少し華やかな香りが欲しいという時には吟醸酒も充実しているので、機会があったら試してみます。
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完熟ヤマモモ

2013年07月04日 | 極楽日記(園芸)

 このところ毎朝のように収穫しているヤマモモ。こういう大柄で赤黒いのが完熟です。表面が絨毛で被われているのが特徴で、皮とか気にせずそのままかぶりつきます。品種や熟度などで大きく風味が違います。
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COOCOO再訪

2013年07月03日 | 極楽日記(お店紹介)

 静かな住宅地のカフェCOOCOOさんに再訪です。自宅で営業されている小規模店なので、確実に入れるように朝一番でお邪魔します。

 今日はイングリッシュマフィンのアボカドサンドとレンズ豆のスープです。レンズ豆は下ごしらえなしで使えるので、個人的にも大好きな食材。イングリッシュマフィンはコーンミールのぷちぷちした食感と柔らかい本体が特徴です。

 今回もデザート付き。
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あさ開純米

2013年07月02日 | 飲み物、食べ物

 「飲んで応援」の一環として岩手のあさ開(あさびらき)を味わってみました。恐らくこれはリカマン専用のパッケージで、全く同じものは他に卸してないと思います。同社は製品の種類が多いので、これがどれに相当するのかわかりにくいですが、値段からすると「純米酒 特選あさびらき」でしょう。「しっかりとした風味となめらかな米の旨み」と説明にあるのも実感と符合します。「濃厚な料理が特にオススメ」も頷けます。端麗辛口こそ日本酒、という方には薦められませんが、私はこの系統が好きなので、普段の晩酌用として気に入っています。
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初代クラウン登場

2013年07月01日 | 自動車

 東海学園の恒例サタデープログラム(通称サタプロ)会場に登場したトヨタの初代クラウン(RS型)。ナンバープレートはトヨタ本社の試乗会に使われた車両と同一。1960年製なので、53年前の車両です。ナンバープレートが当時のままですから、一度も廃車になることなく動態保存されているわけです。ここまで来れば国産車も立派な文化です。

 今のクラウンより500mmも短いボディに大人4人が乗り降りするために、独特の観音開きのドアを採用。今の乗用車と違ってボディの多くが手作りの叩き出しで、厚くて頑丈。子供の頃はよく上に乗って遊びました。少し後のスカイラインS50あたりからは軽量化が意識されるようになり、子供が屋根に上るとへこむので乗せてくれなくなりました。

 今回のサタプロの目玉は「今でしょ!」の林修さんなどですが、講座一覧によれば14代目クラウンのチーフエンジニアである山本卓さんの講演もあり、初代クラウンも応援に来たということでしょうね。

 こちらは写真がぶれていますが、トヨタ博物館のトヨタ800、通称ヨタハチですね。これも名車ですが、子供の頃は何しろ大きなアメリカ車が一番格好いいと思ってたので、何か小さくてつまらないクルマだなー、と値打ちが理解できませんでした。

 極楽息子(大)が撮った会場写真は意味不明ですね。林修先生の講演は撮影禁止だったそうで、仕方なくこんなものを撮って来たんでしょう。
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