ホームセンターで格安のトルクレンチを見つけたので、タイヤ交換と増し締め用に入手しました。車載工具に比べるとさすがに使いやすく、少しは作業がはかどります。
整備工場みたいなリフトのないタイヤローテーションはやっぱり重労働で、できればやりたくないですけど、車重の2/3が前輪に掛かるウィンダムでは前輪だけが減るので、資源の有効利用のためにはローテーションが必須です。でも極楽家の条件ではこの車重が限界ですね。更に重量のあるエスティマやアルファードも基本はFF車ですが、たとえ買っても自分ではローテーションしないと思います。
それとも最新のFF車なら、ブレーキの前後バランスを制御しているので、ウィンダムほど不均等には減らないんでしょうか?かなり前のカーグラフィックに、長期テストのプジョー406が大型FF車にもかかわらず後輪が先に減る、と書かれてあって、さすがにそれは後輪のブレーキ圧が高すぎるなど極端な例だと思いますが。
KTCなど有名メーカーのトルクレンチの1/3の値段なので、当然しわ寄せはあります。ジャッキなどと一緒に軒先のツールボックスに入れておいたら、ものの2ヶ月でこんな錆が出てきました。
2月になって冬も終わりに近いか、と思った矢先に大雪に見舞われた名古屋。公式発表で積雪15cm。東北や北陸の方には申し訳ないですが、これでも名古屋では大雪です。運転に自信のない人が一斉にバスに乗り換えたものだから、いつものバスが満員で乗れず、道路も大渋滞でした。
こんな日のために去年から用意しておいた緊急滑り止め、オートソックを試してみることにしました。名前のとおり、タイヤ用のソックスみたいな布製器具です。金属チェーンも持っているのですが、収納する際に変に捩れてしまい、元に戻らなくなってしまいました。凝った構造のチェーンでは起こりがちなトラブルのようです。
オートソック最大のセールスポイントが、着け外しの簡単さ。慣れれば金属チェーンで十分というベテランの人でも、いつも適当な装着場所と照明があるとは限りません。夜間に狭い路肩で、泥と雪が交じり合ったシャーベットに埋もれて、しかもすぐ背中を遠慮なく他の車両が通過して行く環境でチェーンを着けたことがあるなら、簡単に装着できることがどんなに有難いかわかるでしょう。薄っぺらで柔らかいオートソックをタイヤにかぶせるだけで、車外作業はほぼ終了です。
さすがに広告のように「タイヤを半周させれば装着終了」とはいきません。もう少し回さないと全周にしっかり着かないようです。庭の中では直線が確保できませんので、状況によってはジャッキアップしたほうが早いかもしれません。
それでも何回か前後に動かしていると、オートソックがタイヤの中心にしっかり固定されてきました。
きちんと装着されると、見た目もなかなかいいですね。このオレンジ色のベルトは単なるアクセントではなく、着け外しにここを引っ張って位置を整えるようになっています。実にわかりやすい。
延々と続く雪の道。交通量の絶えた近所の坂道を試運転してみました。ゆっくり走る限りでは全く不安がありません。上りでも下りでもきちんとグリップして、雪道だからと構えなくても普通に走れます。歩くのも難儀な新雪でこの性能は立派です。
外すのも引っ張って車を少し動かすだけなので極めて簡単。金属チェーンは着ける時より外す時が面倒なので、その点でも差を付けます。もちろん、チェーンのように捩れて次から使えないなどということはありません。
ただし誉めるのもここまで。オートソックの欠点は何より無雪路を走った時の耐久性。極楽妻が市内をちょっと走っただけで、ご覧のようなぼろぼろの状態。表面が毛羽立ったり薄くなったりして、恐らくはこの水準で2,3回使ったらトレッド面が破損すると思われます。あくまで緊急脱出用として、使い捨てに近い器具なのですね。
名古屋のようにチェーンの必要性が年に1度あるかないか、という環境ではこれでも数年は持ちますので実用的ですが、間違ってもこれでスキーに行かないように。
極楽息子(大)のPC入門用に、自作愛好家から譲ってもらった本体です。形式的には中古品ですが、使用形跡はほとんどなく、動作チェックで動かしただけだそうです。ケースは贅沢にもANTEC 300。前面がパンチング処理してあり、いかにも風通しが良さそう。
天井にある巨大なファンも目を惹きます。冷却能力には十分な余裕があると見ました。
2本のネジを外すだけで側面がぱっくり開きます。整備性は良好。感心するのは、メタルケースでも精度が高く、いかにも作りが良さそうに見えること。べこべこのパネルを無理にはめ込んだショップメイドの安物ケースとは次元が違います。
電源の供給余力も十分で、拡張の余地はたっぷり残っています。入門機だからこそ、いじりながら長く使えるものが望ましいと思います。わざわざ個人が組み立てたPCを譲ってもらったのは、価格の点もありますが、「PCは自分でいじるもの、いじれるもの」という刷り込み効果も期待しています。不満なら自分で変える、なければ作る、というのが極楽家のモットー(今決めました)なので。とりあえずはWindowsのインストールから息子にやってもらいます。
CPUはCeleron G530です。LGA1155ソケットのデュアルコアでは最も安く、実売価格は3000円台と手頃ですが、こんな値段でデュアルコアの2.4GHz、グラフィックスコア搭載という時代が凄い。やっぱり2012年だなあ。私のデスクトップ入門機だったカシオFP1100は、わずか4MHzの8ビットCPUであるZ80で動いていましたので。
HDDの代わりにSSDを装備している点も2012年らしいです。劇的に、とは行かないまでもHDDより立ち上げが速いのはいいですね。その分、容量は控え目ですがそれでも64GB。動画に手を出さなければこれでも十分ながら、とりあえずWindowsとアプリはここにインストールするとして、将来的にデータ用のHDDを追加すれば完璧です。
マザーボードですね。経年変化全くなし。メモリーは現状で4GB。GA-H67M-D2-B3の仕様ではDIMMソケットが2基しかないため、安価な4GBを2本挿すと8GB。奮発して8GB2本の16GBが最大。まあ十分でしょう。
こんなPCがゲーム機程度の値段で手に入るのですから、PC黎明期に散々無駄な出費をした者から見れば、まさに隔世の感があります。FP1100のような8ビット機のメモリは64KBが普通でしたし、その後PC-9801Fの時代にも640KBが限界。30年で性能は数万倍から数十万倍、値段は10分の1です。電子機器の高性能化と低価格化の速さには呆れるばかり。昔から見れば夢みたいな環境なのですから、ぜひ有効に活用して欲しいと思います。
この冬のみかんはこれで3箱目。重量合計は34kgで、みかんに関しては食料自給率の上昇に貢献しています。今度は愛媛の大三島です。
私の生まれは徳島ですが、同じ四国と言っても広島県と愛媛県の間にある芸予諸島(安芸と伊予の間にある)は遠く離れているので、正確な場所も知りませんでした。尾道から今治に通じる西瀬戸自動車道(国道317号線、しまなみ街道)が、大三島を通過しています。隣は「伯方の塩」で有名な伯方島。
大三島は風光明媚の地らしいのですが、広大な瀬戸内海国立公園(日本の国立公園で最大の面積)において、似たような景勝地はたくさんあるので、大山祇神社とその宝物以外には「大三島でないと見られない」という観光資源もなく、過疎化が進んでいるようです。まあ、西瀬戸自動車道が開通して、尾道や今治に車で簡単に出られるようになっちゃいましたからねえ。ちなみに、2005年の「平成の大合併」により、芸予諸島にあった愛媛県の小自治体は今治市に吸収されていますので、ここも「今治市大三島」になります。