いーなごや極楽日記

極楽(名古屋市名東区)に住みながら、当分悟りの開けそうにない一家の毎日を綴ります。
専門である病理学の啓蒙活動も。

2012年のPC入門機

2012年02月02日 | 極楽日記

 極楽息子(大)のPC入門用に、自作愛好家から譲ってもらった本体です。形式的には中古品ですが、使用形跡はほとんどなく、動作チェックで動かしただけだそうです。ケースは贅沢にもANTEC 300。前面がパンチング処理してあり、いかにも風通しが良さそう。

 天井にある巨大なファンも目を惹きます。冷却能力には十分な余裕があると見ました。

 2本のネジを外すだけで側面がぱっくり開きます。整備性は良好。感心するのは、メタルケースでも精度が高く、いかにも作りが良さそうに見えること。べこべこのパネルを無理にはめ込んだショップメイドの安物ケースとは次元が違います。

 電源の供給余力も十分で、拡張の余地はたっぷり残っています。入門機だからこそ、いじりながら長く使えるものが望ましいと思います。わざわざ個人が組み立てたPCを譲ってもらったのは、価格の点もありますが、「PCは自分でいじるもの、いじれるもの」という刷り込み効果も期待しています。不満なら自分で変える、なければ作る、というのが極楽家のモットー(今決めました)なので。とりあえずはWindowsのインストールから息子にやってもらいます。

 CPUはCeleron G530です。LGA1155ソケットのデュアルコアでは最も安く、実売価格は3000円台と手頃ですが、こんな値段でデュアルコアの2.4GHz、グラフィックスコア搭載という時代が凄い。やっぱり2012年だなあ。私のデスクトップ入門機だったカシオFP1100は、わずか4MHzの8ビットCPUであるZ80で動いていましたので。

 HDDの代わりにSSDを装備している点も2012年らしいです。劇的に、とは行かないまでもHDDより立ち上げが速いのはいいですね。その分、容量は控え目ですがそれでも64GB。動画に手を出さなければこれでも十分ながら、とりあえずWindowsとアプリはここにインストールするとして、将来的にデータ用のHDDを追加すれば完璧です。

 マザーボードですね。経年変化全くなし。メモリーは現状で4GB。GA-H67M-D2-B3の仕様ではDIMMソケットが2基しかないため、安価な4GBを2本挿すと8GB。奮発して8GB2本の16GBが最大。まあ十分でしょう。

 こんなPCがゲーム機程度の値段で手に入るのですから、PC黎明期に散々無駄な出費をした者から見れば、まさに隔世の感があります。FP1100のような8ビット機のメモリは64KBが普通でしたし、その後PC-9801Fの時代にも640KBが限界。30年で性能は数万倍から数十万倍、値段は10分の1です。電子機器の高性能化と低価格化の速さには呆れるばかり。昔から見れば夢みたいな環境なのですから、ぜひ有効に活用して欲しいと思います。
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