いーなごや極楽日記

極楽(名古屋市名東区)に住みながら、当分悟りの開けそうにない一家の毎日を綴ります。
専門である病理学の啓蒙活動も。

沖縄周遊旅行(その4)

2010年05月11日 | 極楽日記(国内旅行)

 この琉球村はイベントがたくさんあるし、保存されている民家も貴重なものです。無形の文化を守り伝えようという真面目な姿勢にも賛同できます。テーマパーク激戦区の沖縄ですが、ここはリピート客を確保して残れると思います。

 伝統的な丸木舟、サバニが展示されています。今でも競技用やホビー用としてサバニを楽しむ人がいるそうで、FRPボディにエンジン付きの近代船と化したものもあるようです。

 楽しかったにもかかわらず、兄弟喧嘩をしていたので表情が冴えません。

 琉球村を出て、沖縄黒糖の工場にお邪魔しました。沖縄と言えば黒糖のイメージが強いですが、黒糖工場はほとんど離島にあり、沖縄本島で黒糖を大量に製造するのはこの工場だけのようです。本島の製糖は本土と同じ白糖が主流です。ちなみに黒糖は含蜜糖、白糖は分蜜糖が正式名称だとか。

 原料のサトウキビ。古典的には沖縄の子どものおやつなのでしょうが、今のサトウキビは風害で倒れないように外皮が硬く改良された品種が普及しており、歯で剥くのは難しいそうです。

 水牛の代わりに電力でサトウキビを絞ってくれる圧搾機。

 この日はたくさん回りました。サムズカフェで食事してからホテルに着く日程なので、東京第一ホテル オキナワグランメールリゾートに到着したのは午後7時過ぎ。

 このホテルの特徴は何と言ってもこの68体のシーサー。記念写真の好適スポットです。

 東京第一ホテルグループは全国でビジネスホテルを経営しているようですが、このグランメールリゾートは建物も新しいし、ゆったりした造りでなかなか快適です。ホテル前のバーベキューコーナーはリゾートらしい雰囲気。プールも利用させて頂きました。

 一方でビジネスホテルのいいところを取り入れていると思ったのは、各階に自販機や洗濯機が設置してあり、自販機の飲料も安いこと。過剰サービスを省き、長期滞在のコストを下げる試みは、「上げ膳、据え膳」式のサービスを喜ばない客層から歓迎されると思います。スタッフの多くがファミレスのように端末で連絡を取り合いながら無駄なく動く様子はきびきびしており、効率のいいオペレーションで可能な限りの上質なサービスを提供しようとしているのがわかります。スタッフの負担は大きいでしょうが、ここで働く経験から学び取ることも大きいと思います。特に若いスタッフには頑張って欲しいです。

 朝食ブッフェは水準以上だと感じました。がっちり食べたい人、ローカロリーで楽しみたい人、地元の料理を味わいたい人、飲み物をいろいろ取りたい人など、様々な要求に応えられると思います。もちろん、オムレツに山ほどケチャップ掛けたい人にもね。
コメント
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