いーなごや極楽日記

極楽(名古屋市名東区)に住みながら、当分悟りの開けそうにない一家の毎日を綴ります。
専門である病理学の啓蒙活動も。

沖縄周遊旅行(その6)

2010年05月13日 | 極楽日記(国内旅行)

 これでちゅら海水族館ともお別れです。何年も前から行きたかったので、それなりに達成感はあるのですが、ここが今回の旅行のハイライトかと言われますと、そこまでの感銘はありませんでした。なぜでしょうか?

 膨大な展示内容の割に時間が短かったとか、混んでいてゆっくり見られなかったことはあると思います。ただ、最大の売り物である大水槽は確かに凄いのですが、大阪海遊館でこれに近いものを見てしまったために、今回はさほどのインパクトがなかったのだと思います。海遊館のジンベエザメは2匹、ちゅら海水族館は3匹ですから、勝ってはいるのですがね。

 そして何より、このエメラルドグリーンの本物の海を前にすると、いかな巨大水族館といえども箱庭、盆栽的な矮小さを感じずにはおれないことがあるでしょう。海遊館の立地なら、数センチ下も見えないような大阪湾や、鉄とコンクリートで固められた臨海工業地帯にある太平洋の一片は、それはそれは見栄えがします。しかしここ沖縄では手付かずの大自然がすぐそこに広がっているわけですからね。こう思うと、更に規模が大きいと言われるドバイの水族館ですら、最初から分の悪い競争をしているような気がしてきます。アラビア湾を真っ赤に染めて落ちかかる夕日を見てから、大きいとはいえ水槽に閉じ込められた魚が泳ぐのを見たって感動できないと思いますよ。

 お昼は竜宮城だそうです。こんな店名を耳にしただけで、名前倒れの観光地商売を心配せずにはいられませんが。

 それでも沖縄名物ぐらいは試しておいていいでしょう。海ぶどうは海藻の一種で、確かにぶどうのような粒がいっぱい。ぷちぷちとした食感を楽しむのでしょうね。味は海苔の方が旨いと思いますが。

 ツアーでこういう店だと、子どもに食べさせるものがなくて困っちゃうんですよ。この顔見て下さい。

 竜宮城の裏は蝶々園です。

 園内の主役はこれ。アゲハに似ていますがオオゴマダラ。成虫はわりと地味ですが幼虫はすごく派手で、蛹は何と金色。毒草であるホウライカガミを食べて育ち、体内に毒を貯留しますので鳥もこの蝶を襲わないらしいです。

 オオゴマダラは赤が好きで、赤い服には寄って来るらしいです。

 定番パイナップルパークにも立ち寄ります。ここは写真撮影禁止区域が多いので、記録係としてはあまり面白くないですね。パイナップル畑を撮影されると、何か不都合でもあるんでしょうか?

 本日の宿、リザンシーパーク谷茶ベイに到着。残波岬あたりから名護市付近の東シナ海沿岸はリゾートホテル銀座なんですが、そのなかでも最大規模を誇ります。著名ホテルなので名前は昔から聞いていましたが、「リザンシー」じゃなくて「利山シーパーク」だったんですね。薩摩の侵略に対して屈することなく死を選んだ琉球王朝の名臣、謝名利山に由来するそうです。

 そそくさとビーチに出ます。周遊型のツアーはとにかくスケジュールがきついので、時間を有効に活用しないと。
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