いーなごや極楽日記

極楽(名古屋市名東区)に住みながら、当分悟りの開けそうにない一家の毎日を綴ります。
専門である病理学の啓蒙活動も。

沖縄周遊旅行(その3)

2010年05月10日 | 極楽日記(国内旅行)

 鎮魂施設として有名なひめゆりの塔。沖縄戦で多くの犠牲者を出した学徒隊は他にもあるそうですが、その最後の状況がわかっていないものが多く、志半ばで命を絶たれた学徒の慰霊をこれで代表している感もあります。

 沖縄の至る所で見かけたこの花。ひめゆりの塔付近でも亜熱帯の陽光の中を咲き誇っています。花は朝顔みたいな形ですが、昼間に咲いているし、本体はちっとも似ていません。

 コダチヤハズカズラだそうです。アフリカ原産。渡来時期は不明だそうですが、分布の広さから考えると戦前から沖縄では一般的な花だったのではないでしょうか。ほとんど一年中花が見られるそうで、この下に砲弾を避けて逃げ延びる学徒隊を匿ったのかも知れません。

 ご覧の通り琉球ガラス村です。

 ガラス製品を展示してあるガラスショップは残念ながら撮影禁止。レストランの天井は美しいステンドグラスで飾られています。

 ガラス工房の横には琉球焼のいとまん窯も。これで予定の南部観光を終え、バスは一路中部に向かいます。

 中部のテーマパーク、琉球村に着きました。

 昔の沖縄旅行では人気のあったハブの見世物ですが、今は動物愛護の観点から虐待が禁止されておりまして、ハブとマングースの対決ショーもできません。ハブの習性を簡単に説明してくれて、その後は映画で対決ショーを見るという趣向です。ハブが温めた風船に食い付いて「パン!」と破裂すると、なぜか極楽息子(小)がげらげら笑い出しました。何がおかしかったんだろう?

 この琉球村は有形無形の文化を保存することが目的なので、伝統的な絵巻行列も見せてくれます。大頭の「ミルク(弥勒)」と呼ばれる神様がうちわで衆生に幸せを振りまいてくれました。

 お馴染みサーターアンダギーも、ここでは昔ながらの薪窯です。ヤギのミルクやヨーグルトの販売もあり、すぐ横にヤギ小屋がありました。息子たちがヤギを見ていると、「ニイニイ、ニイニイ!」とやって来た民族衣装のおじいが一人。うーん、さすがにうちなーぐち(沖縄方言)が様になっています。ヤギの餌である木の葉をたくさん持って来て、息子たちに餌やりをさせてくれました。こういう触れ合いがあってこそ旅は楽しいですね。

 黒砂糖工場でサトウキビをつぶす水牛です。2匹が交代で作業しており、名前もあるそうですが忘れました。ここまで昔ながらの砂糖作りは他ではまず見られないでしょう。

 サトウキビジュースは1杯400円。安いとは言えませんが、水牛君の労働を考えればフェアトレードだとは思います。
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沖縄周遊旅行(その2)

2010年05月07日 | 極楽日記(国内旅行)

 ツアー2日目の朝です。ここがこのホテルの本来のレストランですね。ナイトラウンジと違って明るいし、椅子も十分に高くて座りやすいです。写真には写ってませんが、夕食と同じペンネを食べて元気一杯!

 バスはホテルを出て本島南部観光に向かいます。最初の観光地は鍾乳洞が売り物のテーマパーク、おきなわワールド。本土では地下の洞窟観光と言えば富士山の氷穴のように寒いものですが、ここはさすが沖縄。蒸し暑い鍾乳洞です。

 広いので、人間に合わせて露光すると後ろまで写りません。

 洞窟に合わせるとこんな感じですね。今回は光量の多い外部フラッシュ、シグマEF-530 DG SUPERを持参していますので、こんな条件には強いです。

 男には冒険が必要です。幾つであってもね。

 公開されている部分だけで長さ890m、全体では5km以上と記載があります。見通しの利かない890mだから、かなり長く感じますね。

 さあ、明るい世界に帰って来ました。熱帯フルーツ園です。

 いっぱい生っていますね。何の実だかわかりませんが。

 沖縄はガラス工芸が盛んです。観光ルートにもガラス工房が点在しており、ここにも窯がありました。

 金運を招く白ニシキヘビ(黄色く見えますが、アルビノであることは間違いないでしょう)と記念撮影。1回千円也。この後、お客が次々に詰め掛けていましたから、よく稼ぐヘビです。これを見て思うに、ここで言う金運とはお客のことじゃなくて、ヘビの持ち主の金運ですよね。ちょうど東京ディズニーランドが「夢と魔法の王国」だと言うのは経営者にとってであり、そんなキャッチフレーズに乗せられて多大なお金と時間と労力を費やす顧客は(多くの場合)ただのお人好しであるのと同じようなものです。本当に資産をなす人というのは、我々のような凡人と違って世の中の仕組みがよく見えているのでしょう。

 元気なエイサーです。地元の子どもたちはこの前の戦隊ショーの方が目当てだったようで、サイン会に長い列ができていました。

 連休なのでJAFもこんなイベントを用意していました。農機や重機の運転席に座れます。

 エイサーの時は寝ていたのに、こっちは楽しそう。乗り物好きですから。

 自動車は愛知県が本場ですから、こんなイベントも珍しくはありませんが、例えばトヨタ博物館でこんなことやったら長蛇の行列間違いなしです。沖縄はのんびりしてていいなあ。
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沖縄周遊の旅(その1)

2010年05月06日 | 極楽日記(国内旅行)

 この写真じゃわかりませんが、渋滞の中を中部国際空港にやって来ました。目指すはゴールデンウィークの沖縄です。10月で引退になるJALカラーのジャンボジェットに乗って、一飛び南の島へ!

 さすがに飛行機は速い。もう着いちゃいました。今回は添乗員付きの周遊型パッケージツアーを選択しましたが、初日はバスで空港からホテルまでの移動だけです。

 まずは夕食です。周りが暗いのは、多分ここが本来はナイトラウンジあるいはバーだから。ナイトラウンジが空いている早目の時間にツアーの客を押し込んで、さっさと食事を済ませてしまえ、というのは施設の無駄を嫌うホテルとしては合理的な判断なのかも知れませんが、顧客の目から見ると「おもてなし」の心を感じません。照明が暗くて雰囲気が家族旅行向きじゃありませんし、テーブルや椅子も食事向きじゃないのでリラックスできません。

 これがお仕着せの夕食です。チキンのソテーにトマトソース、付け合せのポテトとペンネ。場所はナイトラウンジ、料理はファミレスという感じでしょうか。ここまでくると、団体ツアー客に再訪を期待しないというホテルの姿勢が潔いです。

 では那覇の夜を楽しみましょう。と言っても9歳と3歳の息子たちが主役ですから、国際通りの土産物屋を見て回るだけです。

 顔が下を向いちゃいましたね。ビデオが主役で、写真は合間に撮っているだけなのでこんな写真でもご容赦を。

 この店が一番お菓子が充実してるように見えました。

 新手の足湯でしょうかね。くすぐったくないのかな?

 狭い通りに同じような土産物屋や飲食店がひしめき合っているので、目立つためなら何でもありです。こんなもの中年男性にしか通用しないでしょうけど。

 小学生にはこのゴーヤーベンチの方が面白いですね。

 ジェラートで有名なお店だったようです。南国のマンゴージェラートはおいしかったかな?
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