いーなごや極楽日記

極楽(名古屋市名東区)に住みながら、当分悟りの開けそうにない一家の毎日を綴ります。
専門である病理学の啓蒙活動も。

自動車関係覚え書き

2016年08月26日 | 自動車
ホンダNSX国内発売:
 26年ぶりに新型登場です。ただし今度はアメリカで企画、設計、生産した輸入車になり、北米市場好みの重量級豪華スポーツカーになりました。1300kgだった重量は1780kgに。800万円からの価格は2370万円に。これは当時ならテスタロッサが買えた値段ですね。当時から日本人の平均収入は増えていないので、かなり顧客を選ぶスポーツカーになります。

 「これだけ出すならマクラーレンやアウディR8の方がいい」とか「こんなに出さなくても911の方がいい」という声も聞こえてきます。確かに販売数は期待できないし、また先代のように打ち切りになるんだろうなとは予想します。ただ、この手のスーパースポーツは公道で性能を発揮させることなど不可能であり、GT-Rではサーキット以外で走るとリミッターが作動するようにまでなっています。オーナーだって大半はレーシングドライバーじゃないですよね。だから他にないメカニズムを所有することを楽しむなら、スイス製の高級腕時計と同じことであって何ら問題はありません。お金のある人ならぜひ購入して楽しんで頂きたいと思います。

 今はとても余裕がありませんが、私が自分でスポーツカーを買うなら、日常も惜しげなく乗りたいのでボクスターとかSLCあたりで十分です。



日産セレナFMC:
 売れ筋ど真ん中のミニバンなので興味津々。名ばかりハイブリッドは基本的に変わっていない模様。今回の売りは自動運転、と言ってもACCのちょっと新しいやつなので、トヨタやホンダと比較して圧倒的な差とまでは言えません。新型だけあって室内は少し広いようです。



「電子の要塞」を目指すEクラス:
 エンジンや車体の制御では日本が先行しましたが、ドイツの開発も活発です。自動運転では圧倒的な資金力を持つGoogleの参入もあり、ここで負けたらブランドイメージを維持できないという意地を感じます。カメラとミリ波レーダーを全方向に装備して、軍用機並みの全方位監視を実現してきました。これが標準装備というのだから、競合メーカーが追従するのは大変でしょう。まあ、トヨタは次のLSで準備してると思いますけど。

 今回のEクラスは675万円からと、値段が少々上がっていますが、全長4930mm、ホイールベース2940mmはW126時代のSクラス(全長5020mm、ホイールベース2935mm)に近いので、車格と安全装備を考えれば妥当だと思います。レクサスGS(全長4880mm、ホイールベース2850mm)の廉価版であるGS250でも、一通りの装備を付けるとこの価格帯に近付くので、Eクラスの方が魅力的と考える人が多いのではないでしょうか。
コメント
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