いーなごや極楽日記

極楽(名古屋市名東区)に住みながら、当分悟りの開けそうにない一家の毎日を綴ります。
専門である病理学の啓蒙活動も。

ブリヂストンECOPIA PZ-X

2014年06月09日 | 自動車

 トヨタでパンク修理してもらったウィンダムの左後輪です。古いのもまだ使えないことはなさそうでしたが、高速を利用することもあるし、いい条件をもらったので交換しました。今までブリヂストンの(レグノは高いので)PLAYZ PZ-Xを履き継いできましたが、正直言ってよく合っているのかどうかはわかりませんでした。何年も前に銘柄を変えてみようと量販店で相談してみた時も、適当なのがなくてPLAYZ PZ-Xを継続した経緯があります。ウィンダムの曖昧模糊とした操縦感覚がどうも気に入らなくて、せめてもう少しスポーティーな特性のタイヤがないかと考えていました。

 今回はもう自動車も古くなっているし、新品でそれなりに安全性が保たれる以外のことは期待してなかったのです。担当の人が古いタイヤを見て「えーとPZ-Xね」と見積もりを出していたので、同じタイヤになるのだろうと思っていました。納品書を見て「あれ、何か違うな」という感じです。古いタイヤの側面が減っていて、「PZ-X」しか読めなかったのか、PLAYZ PZ-Xの在庫がもうないのか、よく似た名前のECOPIA PZ-Xが来てしまい、これが結果的にはとても有難かったというわけです。

 こちらは前輪。今回はタイヤを交換してすぐに、動きの軽さにびっくりしました。加速も曲がりも、速いと言うのではないですが抵抗が少なくて、肩の力がすっと抜けたような気がしました。ウィンダムでどうしても好きになれなかった無駄な動きが、今までより気にならなくなった印象です。あれ、かなり違うタイヤだな、と気が付いたのはこの時です。

 ブリヂストンタイヤのサイトで調べてみると、ECOPIA PZ-XはPLAYZ PZ-Xの走行抵抗を37%も減らした省エネタイヤです。今まで同社のECOPIAは中小型車を中心にしていたはずですが、大型で重量のあるセダンにも省エネタイヤを拡販することになったようです。同サイトでもECOPIA PZ-Xの方は詳細な技術的説明があるのに、PLAYZ PZ-Xは簡単な扱いになり、サイズも昔より整理されているみたいです。新しいコンセプトのECOPIA PZ-Xが目論見通り売れれば、PLAYZの方は廃番になるのでしょうね。それだけ自信のある製品のように見えます。

 実際、運転してすぐにわかるこの動きの軽さと、それにもかかわらず無駄な動きがなく、姿勢が安定していることは大きな美質です。感覚的にも優れたタイヤですし、実質的にも燃費が良く、耐摩耗性が高く、ウェット性能が優れていると言うのですから、これこそ私が求めていたタイヤです。トレッド面を見ると縦に大きな3本の溝があり、いかにも排水性能が良さそうです。この構造で横剛性が十分に確保されていて、乗り心地も特に悪くないため、新しい構造やコンパウンドがとても効果的だということでしょう。ウィンダムの性格上、別の車になったほどの違いはさすがにありませんが、車体がほんの少し小さくなったように感じる程度の差はあります。これなら今までより少しは運転が楽しめそうで、遠出が多くなるかもしれません。燃費の違いやウェット性能にも注目したいと思います。
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