いーなごや極楽日記

極楽(名古屋市名東区)に住みながら、当分悟りの開けそうにない一家の毎日を綴ります。
専門である病理学の啓蒙活動も。

未来のライト兄弟へ

2007年05月31日 | 極楽日記

 最近、紙パックやスチロールのトレイを「リサイクルするから」と溜め込んでいる極楽息子(大)。工作の本に感化されたらしく、切ったり貼ったりして何か作っています。やっぱり好きな乗り物が多いようですが、これは何なんでしょうか。レギュラーと書いてあるから、ガソリンで動くのかな。翼があるから飛ぶようにできているのでしょう。

 前から見ると電車みたいです。

 パパから息子たちにアドバイスするとしたら、材料を前にしてすぐ作るんじゃなくて、まず構想を絵にして、それを設計図に起こしてから作ればいいと思いますね。極楽息子(大)が目標とするライト兄弟が当時のエンジニアとして抜きん出たのは、失敗を次に生かす設計の力があったからです。

 木材から削り出しで作った自製のプロペラは、当時の技術水準を考えれば十分に効率の高いものとして賞賛されていますし、機体を安定させるための主翼のたわみ機構にしても、実験と設計を繰り返して完成されたものです。こうした積み重ねがあればこそ、ほんのわずかですが他のグループに先んずることができたのです。

 モノ作りにしても、芸術やスポーツにしても、この世では「奇跡は当たり前の積み重ね」に他なりません。息子たちにはそれを知って欲しいと思います。頑張れ、未来のライト兄弟!
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