いーなごや極楽日記

極楽(名古屋市名東区)に住みながら、当分悟りの開けそうにない一家の毎日を綴ります。
専門である病理学の啓蒙活動も。

済州島のお土産は

2007年04月02日 | 極楽日記

 Eマートで買った缶詰です。表示がほとんど読めませんが、写真と"Sea Snail"という英語表記から、日本で市販されることの珍しいツメタガイと判断しました。この種の貝はアサリを食い荒らすので関係者からは目の敵にされており、また見た目の不気味さのため一般消費者に人気がなく、採取(駆除と言われることが多い)されても地元で消費されるか廃棄されるかで都会のスーパーには出回りません。

 そのツメタガイが缶詰になってスーパーに並んでいるとは、さすが海産物で有名な済州島です。アサリなんかよりツメタガイやアカニシの方がずっと旨い、と言う漁村出身のじいちゃんへのお土産になりました。安いので、本当においしいのなら、今度行った時にごっそり買って来ましょう。いつになるかわかりませんが。

 あとEマートで掘り出し物、と思ったのはドイツ製のビール。日本で入手困難なベックスのドゥンケル(黒ビール)が並んでいるじゃないですか。値段は小瓶で250円ほど。買い占めて持ち帰りたいと思いましたが、ガラス瓶は重いし割れますから断念しました。

 韓国製のビールはたいしておいしくないですが、消費者の味覚はしっかりしているらしく、ソウルでもドイツビールは棚のかなりのスペースを占めていました。試してみるとすぐわかりますが、質のいい焼肉やキムチなどと一緒に飲むと、コシの弱い日本や韓国のビールでは負けてしまうんです。特にベックスドゥンケルはキレがいいし、スモーキーな風味があって、焼肉にはぴったりですね。焦げ臭いだけのギネスよりずっと旨いと思うのですが、日本で評価されないのは私には理解不能です。

 これもビールと同じくお土産にならなかった青磁の湯飲み。二重構造なので手が熱くなりません。ロッテホテルの部屋に常備されていた品で、機能とデザインが見事に癒合しています。かなり心惹かれたのですが、帰りのキムチ屋で売っていたペアで9万ウォンのやつは少し落ちる感じがしたので諦めました。
コメント
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