翌日の撮影会の下見がてら、弘南線に乗って黒石へ。折角ここまで来たのだから、と、旧い街並みも好きな私は、「こみせ通り」に足を進めます。
あくまでもついでなので、短時間の「ちょい見」ですが、妙に綺麗にされていない所が風情がありますね。観光地として有名になるにつれ、整備が進んで、何だか出来の悪い映画のセットみたいな不自然さが漂う「美観地区」も多いけど、あれは頂けません。個人的には適度に朽ちた、少し雑然とした雰囲気を残してくれた方がリアリティーを感じて好きです。原形の戦前省電より、グロベン、プレスドア、Hゴムの更新旧国の方に惹かれるのと同じようなものでしょうか。
途中で昼食に入った焼きそば屋で、店主が「雪、少ないでしょ、年末年始にドカンと降ってから、暫く降っていないので、大分融けちゃったよ」と。これで少ないのか…まあもっと屋根の上に雪が載っていた方が絵になるのでしょうが。
軒下を歩くときはくれぐれも頭上には注意! 雪の塊とか、こんなのが落ちてきたら…(そう言えば昔、電気設備に落ちた1本の氷柱で会社が飛んだ某大手乳業企業と言うのもありましたね…)
看板建築の商店も、街並みに彩を添える存在です。
消防団の建物もまた渋い。
中には青8ナンバーの旧い消防車が。夏の旧車祭りの時には外に出て来るのかな?