淡路に行った2輌の阪神601のうち、610号のみが前面側に幌枠を付けたままだったので、これを再現してみました。比較的若いファン(それでも30代以上と言う事になりますね…)なら野上モハ24の幌枠無しの顔が、阪神時代をご存知のオールドファン(もう最低でも60代以上ですね…)なら幌付きの顔が馴染み深いのでしょうが、淡路のは洲本方と福良方で違う顔が拝めて2度美味しいですね。
幌枠の取り付けに邪魔なので、610の非パンタ側の貫通路周りのリベットを削ります。ヤスリで削っていると、ロストパーツのリベット表現が相当大袈裟なのが体感できます(笑)
連結面(前パン側)にも幌を付けなくてはならないので、同じ様に削ります。と言う事で、貫通路周りのリベットを残すのは609号の前位のみです。
実車の写真を見ると、車体幅は狭いくせに、幌は国電と同じ位のサイズのを付けています。さて、市販パーツで近いものを探してみたところ、タヴァサの半流国電用の下辺を切り飛ばし、手摺の取り付け孔を埋めれば丁度良さそうです。何故下辺が切り欠かれているの?と思う方もいるかも知れませんが、淡路入線時に前位側のみトムリンソン密連から自連に交換したので、カプラーとの干渉を避ける意味があったのでしょう。でも今度は何故609号と同じ様に幌枠ごと撤去しなかったのか?という疑問が…
まあ、模型的には変化があった方が楽しいですけどね。