近くまで来たのだからついでに、と立ち寄った某3セク鉄道、終点の窓口はJR、社線への連絡乗車券の種類が豊富なことで、その道の人たちから良く知られている会社です。終点に到着して、早速窓口を覗きこんでみると、事前情報通りホルダーには多種の硬券が刺さっています。列車到着直後でまだ忙しそうだったので、駅周囲を少し散策して、ほとぼりが冷めた頃にもう一度窓口に向かうと、無情にも「事務処理中です。しばらくお待ちください」と言う札で封鎖されています。奥には数人がいましたが、昼休み中なのかな?、まあまだ時間あるから良いか、と待ちます。
次の列車到着時刻が近付いてきた頃、やっと窓口に係員がやって来ました。さてどれ買おうかな、と硬券ホルダーを品定めしていると、
いきなり目の前で券売機で買えと言わんばかりに無言で窓口のカーテンを引いてしまいました。
そうこうしている間に列車が到着してしまい、係員はそちらの対応に追われる始末、折り返しの発車時刻が2分を切ったところで購入を諦め、帰りのきっぷのみ券売機で買って、結局手ぶらで戻る羽目に…
昔は地方私鉄の窓口では硬券があっても、券売機で買えと発券拒否されることもしょっちゅうでしたが、少なくともここ10年位はそれやられた記憶がほとんど無かったので(偶々タイミングが悪かったのか、嫌そうな顔をされたことはありましたが、その場合も最終的には発券してもらえましたし)、懐かしの国鉄クオリティな対応に何ともまあ…もう20年位社会人やっていると、嫌なお客さんも多々見てきているので、お客様は神様だ、なんて申せませんが、こっちがマニアと見ると?こんなのもあるよ、と営業を掛けて来るお隣さんと比較するとちょっとあまりにも…と思ってしまいました。