雪うさぎのJunk Yard

へタレ地方私鉄モデラーの独り言と撮り鉄日記

尾鉄残照

2014-09-14 22:34:26 | 撮り鉄日記

 小松の「なかよし鉄道」での尾小屋キハ3=遠鉄奥山線キハ1803の公開運転に、友人のクルマに同乗して日帰りの強行軍で行ってきました。一緒に行ったメンバーの1人が尾鉄の現役時代を御存じとのことで、当時の事を回想しながら早足で廃線跡めぐりもしてきました。で、本当に大雑把なレポートですが…

 

新小松付近は生活道路になったり、一部で遊歩道になったりしてますが、大体トレースすることは出来ます。これは吉竹あたりかな?

 

市街地を抜けると、その遺構が所々姿を現しだします。花坂―西大野あたりの石積みの築堤が往時の面影を伝えます。

金野町駅跡にはホームがそのまま残っています。

  

そのまま線路を敷けばすぐにでも再開できそうな雰囲気ですね。

 

森の中の廃線跡を大杉谷口方に進むと、梯川に架かる鉄橋が当時そのままに…繁った樹木が廃線から三十数年の歳月を感じさせます。

  

沢駅跡にもホームが。周囲も鉄道が走っていた当時の雰囲気を今に伝えます。

観音下駅跡にもホーム。

道路に転用された橋も、下を覗くと面影が。

長原駅跡はホームも草に埋もれ、自然に還りつつあります。先にはトンネルも残っている様ですが、草が進路を阻みます。

一部が道路に吸収されて痕跡が消えていますが、再開発や農地の区画整理の犠牲になることも無く、大半の区間で遺構を残しており、特に尾小屋寄りの区間はその気になれば一部区間だけでも線路を引き直し、崩落した木橋を直せば再開できそうだな…と思わせます。

 

最後に、なかよし鉄道での遠鉄キハ1803、こうやって見直すと、本物の尾鉄の雰囲気をちょっと味わえるシチュエーションではありますね。いつものキハ1ののんびりとした、ちょっと物足りない走りと比べ、UD3の爆音と相まって、こんなに飛ばして大丈夫か?と思う位、本気モードで?走っていました。

(2014年8月31日撮影)