雪うさぎのJunk Yard

へタレ地方私鉄モデラーの独り言と撮り鉄日記

関鉄常総線撮影会(2)

2012-06-09 23:35:57 | 撮り鉄日記

 今更な気もしますが、先日の撮影会の続きを。今回の目玉の一つが、この今は亡き筑波線を昭和30年代に走った急行「つくばね」HMの掲出です。「つくばね」と聞くと東北、水戸線経由の電車急行を連想しますが、こちらの方が先輩のようです。

スタッフが秘蔵のHM(レプリカじゃない本物!)を手に解説中。この調子なら、筑波線DD501に掲出した国鉄直通急行「筑波」や、鹿島鉄道線「パンダ号」のHMも持っているのかな?

こちらは裏側。かつては車体に装備していた標識掛けに引っ掛けていたので、その受け金具が下方に付いていますが、現在の常総線キハ310は標識掛けが撤去されているので、今回幌枠に装着出来るように金具が追加されています。

準備完了。昭和30年代的なデザインが素敵です。下館駅では関鉄の敷地に限って線路内での撮影もOKでした。このあたりはファン向けのツアーだから可能なのでしょう。

途中駅での交換待ちの間は撮影タイム。停車の度に忙しいですw
発車時刻に遅れてダイヤを乱す輩がいないのは流石?

走行中の後部運転席に座って流れ去る車窓を眺めるのも、ファン向けの企画ならでは。大手だと規則が云々でなかなかこういうのはやってくれませんし。その他、種車の国鉄車から引き継いだ放送装置の「アルプスの牧場」オルゴールを使っての車内放送等、乗る側としても楽しい企画でした。


極上の普通

2012-06-09 22:11:58 | Weblog

 年1回限定なので、いつもは絶対泊まらないような、ゲストに対する見栄もあってか?それなりに高級な宿(3人で1泊しただけで100K以上飛びました)をチョイス。部屋はごく普通の数寄屋造り、窓からの眺望は坪庭と塀だけ、料理も山海の珍味が盛り沢山、じゃなくて、普通に地元の旬の食材を丁寧に調理したという感じの懐石、要するに派手な要素はほとんど無し。煌びやかな非日常的世界はそこには無いけど、非常にクオリティの高い日常と云うのでしょうか。「極上の日常こそ最高の贅沢」とはよく言ったものです。こんなところで何となく過ごす時間は、がらがらのローカル列車のボックスシートを占拠して、ただ車窓の風景をボーっと眺めながら旅をするのとちょっと近いかな?

 ただ、ここだけの話では無いですが、テレビの存在が部屋で浮いていること、和の設えを象徴する数寄屋にも、歴史を刻むクラシックホテルにも、モダンなリゾートホテル、どのインテリアにも似合っていません。雑然とした自宅なら大して気にならなくても、洗練された空間になるほど存在が浮く感じです。高級旅館やホテルの客室からテレビが排除される日も近いのでは?と感じた位です。今のテレビのデザインって、オフィスのような無機質な空間に置くことしか想定していないのかな? テレビが売れなくてメーカーは大変なようですが、売れないと嘆く前にまず製品の旧態依然たるデザイン位ちょっと見直してみたらと言いたいです。日本のメーカーとして、日本文化を代表する数寄屋造りに似合うデザインすら提案出来ないのは恥ずべきことと思いますので…