雪うさぎのJunk Yard

へタレ地方私鉄モデラーの独り言と撮り鉄日記

一畑の塗色考

2009-05-16 23:17:02 | 地方私鉄(中国・四国)

 今日は雨樋を別貼りした在来型のキサゲ作業。この時ばかりは窓枠を切り離したことにちょっと後悔…キサゲ刷毛の先を滑らせて、2か所程極細の窓桟をクラッシュさせちゃったし…騙し騙し修正しましたが、完全修正は困難です。古い電車だから多少歪んでいても自然と勝手に自分に言い聞かせてます(苦笑)

 今回は、一畑旧型車の塗色についてまとめてみます。

1.昭和20~30年代初頭までは、マルーン単色。
2.その後短期間、クリーム+マルーンのツートン。
3.昭和30年代末~昭和44年までのデハニ31のみ、濃緑色?+白帯。
4.昭和35年入線の60系(初代)より、オレンジ+白帯。
   その後、手動扉車の標準色に。
5.昭和39年入線の70系より、黄みの強いクリーム+青帯。
   60系もこの色に変更され、平成の近代化まで自動扉車の標準色に。

 こんな感じなのですが、問題は昭和50年頃から、手動扉車のデハ20+クハ100までクリーム+青帯に変更されたこと、更に不可解なのが、デハニ50形のみオレンジ+白帯のまま残されたこと、一貫性がありません…昔の地方私鉄にシステム性を求めること自体間違っているような気もしますが…他にも以前のこの鉄道は制御方式やブレーキ方式、連結器の相違で、互いに連結総括運転の出来ない3グループの電車が混在していましたね。外見は雑多でも、連結器、制御方式、ブレーキの互換性が完全に確保され、全車互いに連結運転可能だった琴電に比べると、運用上合理的では無いです。

 CTC導入は中小私鉄初でしたし、ワンマン運転の導入も早い方で、そう言う意味では先進的だったのですが。