雪うさぎのJunk Yard

へタレ地方私鉄モデラーの独り言と撮り鉄日記

一畑デハニを追い掛けて

2009-03-22 22:10:15 | 地方私鉄(中国・四国)

 最終決定をギリギリまで遅らせた副作用で、米子駅前のビジネスホテル泊になってしまったのは前回書いた通りですが、その所為で移動のため早起きする羽目になってしまった訳で・・・

で、米子649発山陰本線123Dはキハ47首都圏色の2連。しかし米坂線と違って、更新の結果サイドビューが全くの別物になっているので萌えません…

隣にはこんな珍客も。私はこっち方面には疎いし、あまり萌えませんが、種車となったキハ58系自体絶滅危惧種となっているので一応。

松江まで行って、松江しんじ湖温泉(私はついつい、旧名称の「松江温泉」と呼びたくなります…)までバスで移動し、一畑電車で大寺まで移動、ここで雲州平田→電鉄出雲市の回送列車を待ちます。先行してデハ5000系急行「出雲大社号」が85km/hで颯爽と通過。速すぎて1/500秒でもブレてしまいました。

続いて本日の主役が通過。流石に今では弱界磁制御までは使っていないみたいですが、油断していると意外に速くて慌てました。10年以上前、ここ大寺駅で雨宿りしていたら、デハ80系急行がトロリースパークを散らしながら、トップスピードで疾走していったことを思い出しました。あの頃はデハ20形やデハ70形でも各停で80km/h位出していましたが、デハ70形など足回りは旧院電デハ6340系→省モハ1形のもので、大正期の高速電車向けモーター、GE244/MT-4主電動機の高回転特性を最後まで活かした運用をされていたことは驚異的です。1920年代の米国製品の品質恐るべし。

次は一畑口の菜の花カーブで。スイッチバック駅すぐのポイントなので、スピードも出ておらず余裕でショット。ここは意外に人が少なかったですね。

秋鹿町近くで昼食を摂った後、定番ポイント、長江の用水路で。実はこの立っている場所は埋め立て地で、昔は用水路自体、宍道湖の一部だったそうで。ここは凄い人で、望遠向きのアングルは先客で埋まっていたので、広角でサイド気味にショット。

 維持するコスト的にも、もう限界なのは解ってはいますが、こう言った電車が姿を消していくのは寂しいです。残された上毛デハ101と、琴電の4輌は、整備状態もこれ以上望むべくもない良好な水準なので、これからも活躍を期待したいところですが。


遂に最期の日が…

2009-03-22 11:36:00 | 地方私鉄(中国・四国)

 かなり以前から告知はされていましたが、一畑電車デハニ50形の最期の日が迫って参りました。現車の状態を間近で見ると仕方ないと感じる一方、日本では鉄道線電車や気動車のの動態保存が長続きした例がほとんど無い現実を悲しく感じたりもします…(軌道線は復元車も含めれば、まだ結構な数の歴史的車輛が継続的に動態保存されていますが・・・路面電車はSLと同じ様に、濃いマニアでは無い普通の人にも分かり易いノスタルジーの対象なんでしょうね。)

登場時から住み慣れた平田のクラとも間もなくお別れの時が訪れるのでしょうか…
(2009年3月20日 雲州平田にて)

先週時点での週間予報では最悪の天気っぽかったので、決行の判断をギリギリまで遅らせましたが、20日も午後からは良い天気になり、夕方の貸切便も無事捉える事に成功。朝の通学列車に増結されたデハニを追い掛けた昔日の記憶が蘇ります。判断を遅らせた副作用で?松江、出雲両市街地での宿泊予約が全滅で、米子駅前まで行く羽目になりましたが・・・(一畑口-伊野灘にて)