こたなたよりこんなこと

「登場人物」と「人物設定」は「フィクション」です。人物・企業・団体は実在のものとは関係ありません。

メガスターⅡってスゴイ!

2007年01月17日 | プラネタリウム

 郵政外務試験の面接日で有休をもらいましたので、面接自体はすぐさま終わると判断し、14日日曜日に「日本橋 HDD DVD プラネタリウム」、14時の回のチケットを取ったので行ってきました。

 まぁ、面接は9時から、しかも私の順番は初回11人一組でしたので10時には終了。一旦ウチに帰って出直すにもなんか面倒なので、麻布局から日本橋まで道のりで約5.4kmをなれない革靴で小雨の中歩いて行くことにしました。でも、5.4kmなんて1時間半で着いちゃいますから、現地を確認して、近くの本屋さんで時間をつぶし、日本橋の横の広場でお昼を食べてやっとの事で開場時間。上映作品は「北斎」の方は内容的にアレなので「星空の贈りもの」です。

 で、中に入ってまず驚いたのが、席配置が円では無く普通の映画館のように列になっている事でした。それと、席は全席指定で、私の席は「E列10番」でなんと、「メガスターⅡ」の隣。少し固めの合皮製の席に座って背もたれに寄りかかると、リクライニングしない!プラネタリウムのシートがリクライニングしない訳は無いのでシートを良く調べて見ると、左の手すりの先にレバーがあり、引くとリクライニング。これで姿勢はOK。上映までまだ時間が有ったので、せっかく「メガスターⅡ」の隣なので、じっくり観察。一番驚いたのが「約500万個」の星を映し出すメガスターⅡの大きさです。これがまた驚くほどコンパクトなのです。あまり多く映せなっかった「五島プラネタリウム」で5m近く。そして技術は発展しほぼ最新だと思われる「サンシャインスターライトドーム 満天」の「インフィニウムγ」でも2m位。でもこのメガスターⅡは繭型で長さが1mも無いでしょうね。大体70cm位でしょうか?直径は50cm位。とにかくコンパクトで、しかも凹凸が無いのです。投影レンズはカバーの内側にあり、「NIKON 50mm f1:2.8」のレンズ(だったと思います)を使っていました。制御用のPCは「EPSON」製でスペックはそんなじゃないでしょうね、制御自体は簡単な天体シュミレーターのようなモンですから。そして気になったのが上映するまでのBGM。テーマソングなのでしょうか。それがラップ調と言うかレゲエ調と言うのか、ともかくそれが4分くらいでエンドレス。こう言うプラネタリウムは優雅なクラシックやヒーリング系を流すべきではないでしょうか?

 そして、いよいよ14:00になり、会場アナウンスが入り暗くなるかと思えば、そのまま。で、その状態が14:15分近くまで続き、再びアナウンスが入ってやっと暗くなり、夕焼けがスクリーン左側に映されて上映開始。プロジェクターで映し出された夕日が沈んで行くのですが、宵の明星が西の空に出ない!でも、徐々に星が出てきてドームに満天の星が。確かに500万個の星は凄く、「インフィウムγ」でもすごいなぁって思っていましたが、比になりません。特に天の川は絶品です。まるで天体写真のように綺麗でした。

 が、良いなと思ったのはこの「メガスターⅡ」の性能だけです。番組の内容は今までに無いほど最悪です。星空から何も贈られてませんよ。でもこの「最悪」は「昔のプラネタリウム好き」の最悪であって今の人にはどうだか解りませんが。ともかく私的に許せない所をいくつか。

 まず、星座の解説が一切無いのです。神話の説明が無いのではなく、どの星座が何処にあって、あの1等星がなんて名前で。とかが一切無いのです。500万個も星を映されれば、星の数が多すぎてどの星座が何処にあるか全く検討がつきません。それなのに解説は「春の星座が上がってきました」や「南の島では日本では見えない星座が見えます」って一体どれがそれなんですか?ちなみに北斗七星も見つけられませんでしたよ…。そんな演出で、ただ星空がドームに映っているだけ状態。しかも最後に南極の夜空になりオーロラが出るのですが、これがまた・・・。このオーロラの演出は「SKYMAX」のある「満天」の方が良かったです。でも、それだったら「シアター360」で「南、北極」の映像を見た方が断然スゴイでしょうし面白そうです。そして、オーロラが背後に流れて、また星空がゆっくり動いて日本に戻って来て「そろそろ夜が明けてきます」で徐々にドーム全体が明るくなって終了。何の盛り上がりもあったモンじゃないです。せめて夕焼けができたのなら、日が昇ってくる演出も入れてもらいたいです。

 ドームが明るくなって時計を見てみると「14:35」。たった20分です。これだったら大型スクリーンにプロジェクターで映しただけでも十分です。メガスターⅡの存在意図が解りません。アレだけの星が表現できるのなら、もっと専門的な事や、季節の天体イベントを紹介するとかして欲しいです。ただ映すだけなんてもったいないです。ちなみに私が解った星座は「オリオン」「牡牛」「大犬」「小犬」だけ。それと多分ですが「大・小マゼラン星雲」。

 帰ってから、何か面白そうなプラネタリウムは無いか探したら「五反田プラネタリウム」が面白そうです。規模は凄く小さいでしょうし、投影機も「五島プラネタリウム」クラスでしょう。でも土日しか一般公開日が無く、しかも上映回数も少ないのです。しかし、ここの一番の特徴は「生解説」なトコでしょう。学芸員による生解説はとても面白いですから。やっと私的に本格的なプラネタリウムに行けそうです。

 それでは、今日の登場人物は「星空」といったらこの人でしょう。「ミズハ・マギエル・シグルドア」さん。

2007_01_17

コメント (4)
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