Chemin♪お菓子の小径(シュマン♪おかしのこみち)

スウイーツ&ティー・ラボ 少人数のお菓子レッスン、さまざまなお茶、ティータイムの楽しみ方、シュガークラフト

ル・セヴィラン☆神々も愛した?果物のお菓子

2015年07月02日 | 焼き菓子

7月になり、梅雨の晴れ間がうれしい季節です(*^^*)

今日ご紹介するのはChemin♪では何度か登場しているのですが、最近あまり作っていなかった焼き菓子です。

福山のマロンさんからの「バーベキューのあとにみんなで食べる柑橘系のさわやかなお菓子」というオーダーにお作りしました。

神々も愛した果物・・・それはコレ!オレンジです。

ル・セヴィラン☆神々も愛した?果物のお菓子

本来は焼き菓子っぱなしのお菓子ですが、よりオレンジを楽しんでいただきたいので

フレッシュなオレンジの実をたっぷりとのせてゼリーでよせました。

オレンジをのせる前はこんな感じです。

アーモンドスライスを張り付けて焼きます。

バターと卵の生地にオレンジの果汁と皮のすりおろしをたっぷり混ぜ込んで焼き上げるので、

半生菓子のようにしっとり、オレンジの香りもしっかりとした贅沢なケーキです。

ル・セヴィラン・・セヴィラはフランス語で「セヴィラの」「セヴィラ人」という意味ですが、

ちょっと聞きなれないこのお菓子の名前の由来はスペインの都市「セヴィリア」のようです。

スペインはバレンシアオレンジで有名なのでそういうところがこのお菓子の由来でしょうか。



 その昔、オレンジはヨーロッパでは大変に貴重な食べ物でした。

特に夏の短い北ヨーロッパではオレンジは王様や貴族が大切に育て、珍重しました。

冬に気温がグっと下がる場所ではオレンジは地植えされず、一本一本大きな鉢または木箱に植えられ、10月から4月までは大きなオレンジ専用の温室「オランジュリー」で栽培されます。

五月、暖かくなるとお屋敷の小径にオレンジの鉢をズラリと並べて貴族の威光を現したといわれます。

「オランジュリー」は温室・・・といっても、そのサンルームでパーティーが開けるほど広く、美しく、

「モネ」の傑作「睡蓮」で有名なパリにある「オランジュリー美術館」もそんなオランジュリーのひとつでした。

神々も愛したオレンジ・・・というのは、ヨーロッパの貴族が画家に描かせた絵画から想像したことです。

ボッテイチェリの有名な絵画「春(ラ・プリマベーラ)」はみなさんも一度はごらんになったことがあると思います。

愛と美の女神ヴィーナスを中心に花の女神フローラや女神たちが描かれた美しく華やかな絵画です。

ここにはさまざまな種類の花が描かれているのですが、もちろんオレンジの花も描かれています。

そしてなんといっても女神たちの頭上にはたわわに実るオレンジの実。

そうです。女神たちはオレンジの木々の下に描かれています。

明るいオレンジ色は輝く太陽。

どんよりと寒い冬をすごすヨーロッパの人々にとっては憧れの色なのかもしれません。

マロンさん、あっちゃん亭のバーベキューに参加されたみなさん、喜んでくださってありがとうございました。

実は当日は私の誕生日だったのですが・・・

届いたケーキを手に、みなさんで「お誕生日おめでとう!」と笑顔の動画をプレゼントしていただきました。

サプライズ~!本当にウルウル!うれしかったです。

ありがとうございました\(^o^)/

上の写真の紫陽花、さくらんぼもお友達からのいただいたもの。

普段通りの一日を無事にすごせたいいお誕生日でした。

これからもどうぞよろしくお願いいたします。



 

 

 

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スリジェ・17センチパウンド型♪

2015年06月18日 | 焼き菓子

この季節、何度も焼くのが先日も紹介させていただいた「スリジェ」

サクランボを焼きこんだパウンドケーキです。

前回は手のひらに乗る小さなパウンド型で焼きました。

今回は17センチのパウンド型で焼いてお届けしました(*^-^*)

スリジェ・17センチパウンド型♪

これくらいの大きさだと1カットにゴロゴロとサクランボが入っていていいですよね!

さて・・サクランボの種、どうやって抜いているの?と聞かれます。

ひとつひとつ種を抜くのって面倒くさいですが・・やっぱり抜いておかないといけません。

ちゃんと種を抜く道具があるんですよ~(*^-^*)

はい!これです♪

大きなホッチキスのような道具の下側の丸いお皿の部分にサクランボをセットします。

そして思い切ってパチンっと押さえて種を抜きます。

躊躇しないこと(笑)

種や果汁が飛ぶのでエプロンや紙をしいておくことをお勧めします~♪

Sonokoさん、オーダーありがとうございます!

今回はサクランボのお酒キルシュを塗ってお届けしました。

しっとりと大人のスリジェ、お楽しみくださいね♪

 

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スリジェ・ミニパウンド☆RanさんへSweets定期便2015年6月

2015年06月05日 | 焼き菓子

6月・・・「スリジェ」の季節です(*^-^*)

スリジェというのはさくらんぼを焼きこんだパウンドケーキです。

毎年、アメリカンチェリーが出回るこの季節限定のお楽しみ♪

今年の初スリジェは、RanさんのSweets定期便にお作りしました。

スリジェ・ミニパウンド☆RanさんへSweets定期便2015年6月

大きなパウンド型、小さなカップケーキ・・・どんな型、大きさで焼くのか迷います(笑)

今年はミニパウンド型で焼きました♪

手のひらにのるほど可愛らしいけれどサクランボが詰まったケーキはずっしり!

生のアメリカンチェリーを洗って、ひとつひとつ種を抜きます。

面倒なようですが、種抜き機でパチンパチンと抜く作業は結構楽しいです(*^-^*)

サクランボから染み出た果汁がパウンドケーキの生地にしみ込んで♪

サクランボとバニラ、そしてバター。

なんとも言えない優しい香りが家中に満ち渡ります。

常温で2~3日日持ちしますが、召し上がる前に冷蔵庫で少し冷やしていただくとより美味しいです。

冷蔵していただくと1週間美味しく召し上がれます。

Ranちゃんには可愛いピンク色のリボンを結んでお届けしました。

女の子はやっぱりピンク色が似合います(*^-^*)

ではまたね♪ See You~!


 

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ガトー・バスク・オ・ポム☆帰省のおみやげに

2014年12月31日 | 焼き菓子

いよいよ2014年も大晦日♪暮れようとしています。

年末年始、故郷やご実家で過ごされる方もいらっしゃるでしょうね!

今日はご実家へ帰省されるお土産にお作りしたお菓子をご紹介します。

ご希望は、りんごの焼き菓子♪

みんなでウキウキできるようなりんごのお菓子をお作りしました♪

ガトー・バスク・オ・ポム☆帰省のおみやげに

バスクはフランスとスペインの国境にまたがった地方の名前です。

実は美食の地として世界的に有名なバスク地方。

美食通をうならせる多くのレストランやオーベルジュが点在し、ミシュランの星付きレストランも多いそうです。

そのバスク地方に伝わる郷土菓子のひとつがガトー・バスクです。

ソフトタイプのクッキー生地を型に入れて、アーモンドクリームとカスタードクリームを合わせて詰めます。

本来はそこへバスク特産のサクランボを入れます。

今回はリンゴが美味しい季節なので、紅玉リンゴをバターと砂糖でソテーしたもの3個分とラムレーズンを詰めました。

表面の模様は様々あり、それが面白いお菓子ですが今回はポピュラーな格子模様をつけて焼きました。

ずっしりと重量感のある焼き菓子です。

お菓子の箱を開けてみても・・・まだ中はどんなかわかりません!

ワクワクしますね!

いよいよナイフを入れて切り分けてみると

中には琥珀色のリンゴがいっぱい!

みんなでワイワイとおしゃべりを楽しみながらのティータイム♪

どんなお話がはずむでしょう(*^-^*)

一年をゆっくりと振り返ってみるのも素敵な時間です。

オーダーいただきましたN村さま、ありがとうございました!

 

2014年もこれで年内最後の投稿とさせていただきます。

それぞれの大切な想いのつまったオーダーをたくさんいただきましてありがとうございました。

お菓子をお届けして「ありがとう!」をこんなにたくさんいただきまして本当にうれしかったです。

そして、応援をしてくださったたくさんのみなさまに勇気と元気をいただきました。

感謝でいっぱい!ありがとうございました!

どうぞ年末年始もお元気で♪よいお年をおむかえください\(^o^)/

 

 


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チョコシフォン・クリスマスミニパウンド☆rico花の教室さまへ

2014年12月22日 | 焼き菓子

お友達でいつもお世話になっている「rico花の教室」のrico先生♪

毎年クリスマスが近づく11月末ごろからクリスマスのフラワーアレンジメントやクリスマスリースのレッスンをしておられます。

そのレッスンのお楽しみ♪としてChemin♪お菓子の小径にお菓子をオーダーくださいます\(^o^)/

レッスンでは生徒の皆さん集中されるので、作品が出来上がるころにお出ししてくださるそうです。

今年もクリスマスレッスン用のスウィーツをお作りさせていただきました\(^o^)/

チョコシフォン・クリスマスミニパウンド☆rico花の教室さまへ

チョコレートをたっぷり溶かし込んだシフォン生地を可愛いミニパウンド型で焼きました。

しっとりふんわりのチョコシフォン♪

お一人さま2つずつあたります\(^o^)/

ひとつはチョコチップをのせて♪ もうひとつはオレンジピールを混ぜ込んで♪

ケーキの上にはクリスマスらしいクッキーを飾りました♪

ステンドグラス風クッキー♪

クッキーを小さなハートで抜いたところに飴を入れて焼くとまるでステンドグラスのようにキラキラと輝きます♪

赤はイチゴ♪ 緑はリンゴ味♪ オレンジ色はもちろんオレンジ味♪

食べるとパリパリと甘酸っぱい味がしますよ~(*^-^*)

rico先生に作っていただいたクリスマスリースは赤いローソクつき♪

ステンドグラスクッキーを飾ってみました\(^o^)/

一気に我が家もクリスマス気分になりましたよ~♪

rico先生のクリスマスレッスンも無事にすべて終了。

今年も生徒のみなさん楽しく和気藹々と素敵な作品をたくさんつくられたそうです。

rico先生のブログにみなさんの作品を載せておられますのでぜひご覧ください→☆☆

rico先生、お疲れ様でした!

今年もありがとうございました♪ スペシャルサンクス~!!

 

 




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プティ・スリジェのポットケーキ☆RanさんへSweets定期便6月

2013年06月27日 | 焼き菓子

毎月お誕生日の3日にお菓子をお届けしているRanさんへのSweets定期便♪

6月はこの季節だけ、生のアメリカンチェリーをたっぷりと焼きこんだお菓子です。

プティ・スリジェのポットケーキ☆RanさんへSweets定期便6月

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ツヤツヤ真っ赤なアメリカンチェリーを見ると思わず心魅かれます。

スリジェはフランス語で「桜の木」という意味ですが、アメリカンチェリーを焼きこんだお菓子でChemin♪の初夏限定の人気のパウンドケーキ♪

いろいろな形で焼いていますが、今年はこんなCubeのポット型で焼いてみました。

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このポット型、ミシン目が入っていてそこからきれいに剥くことができます。

コロンとかわいいCube型のプチスリジェ♪

一個のポットに5つもサクランボを入れて焼きました。

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ケーキは透明の袋に入れてピンク色のリボンをキュっと結びます。

初夏の日差しに恵まれてすくすく育ったベランダのミントとビオラを摘んでミニブーケを作って一緒に飾ってみました♪

生のアメリカンチェリーは果汁たっぷり!

しっとりしたケーキの中にピンク色の果汁が広がります。

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ポットに入ったサクランボのかわいいケーキは2歳のRanさんの心もつかんでくれたようです。

定期便をオーダーくださっているMさき様が、ケーキを腕に抱えている愛くるしいRanさんのお写真を送ってくださいました。

Chemin♪の宝物、送ってっ下さった写真が古いパソコンから取り出せてよかったです。

もうすぐ7月。次回はどんなケーキでしょうか!?

お楽しみにお待ちくださいね!

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桜人(SAKURABITO)☆Chemin♪春限定スウィーツ

2013年03月21日 | 焼き菓子

各地で桜の開花の便りがとどいていますね。

そして今日神戸にも桜前線がやってきました!

いよいよ春爛漫です。

桜の開花のニュースを見て、久しぶりに「桜人(SAKURABITO)」を作りました。

桜人(SAKURABITO)Chemin♪春限定スウィーツ

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米粉ベースの生地にホワイトチョコレートと塩漬けした桜の花、ドライイチジクを焼きこんでいます。

ほんのり桜の香りとイチジクのプチプチとした食感。

ふんわりと優しい味わいのスウィーツです。

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昨年、一昨年は作らなかった「桜人SAKURABITO」

2年ぶりに作りましたが、「サクラビト」はELT、「さくらびと」はSunset Swishの歌の題名になっているので漢字とアルファベット表記にしました。

「桜」は日本人にとって特別な花。

桜にちなんだ「桜人」は古くからある日本の言葉です。

花=桜を愛でる人、花のように美しい人・・・という意味があるそうです。

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春夏秋冬のある美しい国、日本。

そして季節を大切に先取りして丁寧に上品に作られる和菓子。

特に濃茶に出される主菓子の美しさに少しでも近づけたら・・・と思って作ったのが「桜人SAKURABITO」です。

これから桜が満開になって、やがて散ってしまっても

さつき、つつじ、藤の花・・・そして初夏へと次々に花は季節を告げてくれます。

四季のある国に生まれた幸せを感じますね。

さぁ、今年はお花見、どこに行きましょう!?

ではまたね♪ See You~!

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スウィーツ定期便☆Ranさんへ♪2013年1月のスウィーツ☆マドレーヌ・ミエル

2013年01月09日 | 焼き菓子

毎月お誕生日の3日にスウィーツをお届けしているRANさん。

この素敵なプレゼントの贈り主はRANさんのお祖母さまのM崎さまです。

2013年、最初のバースデースウィーツは「マドレーヌ・ミエル」です。

スウィーツ定期便☆Ranさんへ♪2013年1月のスウィーツ☆マドレーヌ・ミエル

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マドレーヌは 「卵、バター、砂糖、小麦粉」というごくありふれた材料で作る焼き菓子です。

それだけに素材のよさ、美味しさがわかる、味わえるお菓子ともいえます。

基本の材料にバニラビーンズとミエル(蜂蜜)をタップリ入れてこんがり焼きました。

「貴婦人サイズ」と呼んでいる少し小さめの貝殻の型(シェル型)は2歳のRANさんのかわいいお口にぴったりサイズ♪

どうぞパクっと召し上がってください(笑)

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1月のスウィーツにマドレーヌを選んだのは、二つ理由があります。

マドレーヌは美味しさを保つために、ひとつひとつ丁寧に個包装しています。

なので切り分ける手間もいらずみんながおのおの簡単に食べられること。

お正月はお母様もゆっくり過ごしていただきたくて♪

もうひとつは、フランスの新年のお祝いのパイ「ガレット・デ・ロア」になぞらえて、ちょっと楽しいしかけをマドレーヌにしたかったので。

ガレット・デ・ロアという別名「王様のパイ」はあらかじめ仕込んでおいた小さな陶器の「フェーブ」が自分のお皿のパイに入っていたら、その人はその日一日王様として振舞える・・・というものです。

ワクワクしますよね~!

そのフェーブをマドレーヌのひとつにくっつけて箱詰めしました。

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さぁ!RANさんはフェーブのくっついたマドレーヌを見つけられるかな!?

RANさんが見つけてくれることを願って、箱の真ん中へんに、ほんのちょっぴりフェーブが見える?ように入れました。

はたして・・・・

M崎さまよりいただいたメールには、フェーブを見つけて嬉しそうに検分するかわいらしいRANさんのお写真が!

ほんと~にかわいらしい!

子供は小さなものを見つけるのが得意です。

ちゃんと見つけてくれてよかった♪

RANさん、新しい年が始まりましたね。

きっといいことがたくさんまっていることでしょう!

寒い冬もどうぞ元気でね♪

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ガトー・バスク・オ・ポム☆1月1日のバースデーケーキ

2013年01月02日 | 焼き菓子

神戸は元旦から晴れて穏やかなお正月です。

久しぶりに家族みんなが顔を揃えたり懐かしいお友達に会ったり・・・

お正月は新年とともに楽しく大切な時間と機会を連れてきてくれます。

さて、そんなおめでたいお正月、年の初めの1月1日にお生まれになったMichikoさま。

Michikoさまは毎月お孫さんのRanさんへバースデーの3日にChemin♪のスゥィーツをプレゼントしてくださっています。

今回はご自分のケーキとともにもうひとつ々ケーキをオーダーされました。

そのもうひとつのケーキはRanさんのもうひとりのお祖母さま、Chiyokoさまへ。

一組の御夫婦のお姑さんとしてご縁を結ばれたMichikoさまとChiyokoさま、偶然にもお二人とも1月1日生まれだそうです。

びっくりしました~!偶然とはいえ本当にご縁があったんですね!

ご相談の上、りんごを使った焼き菓子をお作りしました。

ガトー・バスク・オ・ポム☆1月1日のバースデーケーキ

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バスクはスペインとフランスにまたがる地方の名前です。

このバスク地方、文化も言語も違う2つの国にありながらさらにバスク地方特有の言語、食、文化を保っていることで有名です。

郷土菓子ガトー・バスクはソフトクッキーのような生地の中にサクランボやジャム、カスタードクリームを詰めて焼いた素朴なお菓子です。

私のお気に入りはイデミ・スギノのクルミやナッツがたっぷりのキャラメルクリームを詰めて焼いた「バスク・オ・ノワ」。

今回はChemin♪特製、りんごを詰めて焼いてみました。

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しっかりとソテーしたリンゴをアーモンドクリーム、カスタードクリームとともにケーキの真ん中にギュウギュウ詰め込んで。

カースタードクリームとアーモンドクリームにはコニャックを入れて少し大人の雰囲気を♪

このガトー・バスクを見ていると、フランスの新年のお菓子「ガレット・デ・ロア」を思い出しました。

「ガレット・デ・ロア」は大きなパイの中にアーモンドクリーム、時にはアンズをつめて焼いたもので「王様のパイ」とも呼ばれています。

パイのフィリングを詰める時に小さな陶器の「フェーブ」というものをひとつだけ入れておきます。

焼きあがってみんなで切り分けて食べるのですが、そのフェーブが当たった人はその日一日「王様」となってみんなは王様のご命令を聞かなくてはならない・・・

そんな和気あいあいと楽しい新年のお菓子がガレット・デ・ロアです。

そこでケーキをお届けするときに小さなフェーブをひとつおつけしました。

Photo_3

パイに入れるフェーブはシンプルな素焼きの陶器ですが、とてもきれいでかわいいフェーブが毎年売り出され、お気に入りのフェーブを集める人も多いのです。

私も取り寄せてみました♪

「私たちの地球を大切にしよう」というメッセージの入った小さなフェーブ。

残念ながら届いた時に一部壊れていたのでボンドで修理しました。

壊れていないものの中からMichikoさまとChiyokoさまにひとつずつプレゼント♪

Michikoさま、Chiyokoさま、どんなお正月をすごされたでしょう。

今年は三が日が終わるとすぐにお仕事・・・という人も多いので短いお正月だけれど。

ご家族でよいお正月をお過ごしくださいませ。

オーダーありがとうございました。

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スウィーツ定期便☆Ranさんへ♪11月のスウィーツ☆Jardin de Pomme(りんごの庭園)

2012年11月17日 | 焼き菓子

今日ご紹介するのは、11月3日にお届けしたRanさんへのスウィーツ定期便11月のスウィーツです。

何がいいかなぁと考えて・・・秋が深まると美味しくなる!この季節のりんご「紅玉」を使ったケーキにしました。

スウィーツ定期便☆Ranさんへ♪11月のスウィーツ☆

Jardin de Pomme(りんごの庭園)

Jardindepomme_3 

今が旬の真っ赤な紅玉りんごを皮付きのままスライスしてたっぷりと焼きこんだ素朴なケーキ♪

バター、アーモンドプードルの香りとともにりんごの美味しさを味わえます。

ちょっぴり甘くて香ばしいトッピングのクランブルがアクセントです。

りんごのお庭を飾るのは、真っ赤な紅玉リンゴの皮をオーブンで焼いたもの。

今回はRanさんへお届けするのと同じ日に、このお菓子をオーダーしてくださっているM崎さまにもお届けいたしました。

「同じものを同じ日に食べる」・・・離れていても心はひとつ♪

「美味しいね」と共感できることで心が繋がるような気がします。

さて、このケーキ、小さなカップで焼いてみました。

Photo_3

中はこんな感じです♪

紅玉りんごの皮のピンク色が見えますね!

茶色いのはレーズンですよ♪

これだとかなりカジュアルですが・・・

カップをはずしてお皿に盛り付けてみると♪

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ちょっぴりおしゃれな一皿になります♪

添えたのは、ピンク色の紅玉りんごのコンポートとフロマージュブランのふんわりソース♪

りんごのコンポートはリンゴのお酒「カルバドス」をふってちょっぴり大人っぽく♪

日が短くなった秋の昼下がりにぴったりのデザートです。

M崎さま、今月も無事お届けさせていただきました。

いつもありがとうございます。

来月はクリスマスが待ち遠しくなるようなお菓子を・・・と考えています。

どうぞお楽しみに~♪

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スリジェ(サクランボのパウンドケーキ)☆季節の恵みをプレゼント♪

2012年07月13日 | 焼き菓子

お菓子のご紹介は時系列でなく前後してしまうのですが・・・

今日ご紹介するお菓子は、アメリカンチェリーをたくさん入れて焼いたパウンドケーキ「スリジェ」です。

とてもシンプルなレシピなのですが、見た目のかわいさ、思いがけない美味しさで、金沢で教室をしていた時からの人気のお菓子です。

スリジェ(サクランボのパウンドケーキ)☆

Photo

「スリジェ」はフランス語で「さくらんぼ」。

使うのはアメリカンチェリーと呼ばれる大粒のさくらんぼです。

一粒一粒手作業で種を抜いて使います。

6月7月、アメリカンチェリーが豊富に出回る季節だけのお菓子です。

そこで「スウィーツ定期便☆Ranさんへ♪7月のスウィーツ」のさせていただきました。

Ranさんへのスウィーツ定期便は一年間、一歳のお孫さんへ毎月誕生日の3日に届くプレゼントとしてM崎さまよりオーダーいただきました。

6月は「イチゴのロールケーキ」。

「あなただけのスウィーツ定期便☆Ranさんへ♪6月のスウィーツ」

  「スウィーツ定期便☆Ranさんへ♪7月のスウィーツ☆スリジェとプティスリジェ」

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スペースの都合上「プティスリジェ」は二つしか写っていませんが実際はRanさんのご家族分、プティスリジェ4つと18センチのパウンドケーキをお届けしました。

Ranさんのお祖母さまのM先さまよりのメッセージは・・・

「あたらしいおうちで、みんなで仲良くめしあがれ」

Ranさんご一家は新しいおうちに引越しをしたばかり。

新しいおうちの住み心地はいかがでしょうね♪

新しいお部屋、新しいカーテン・・・ウキウキしますね♪

そして新しいお友達・・・できたかな?

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プティスリジェには大きなサクランボが三つもはいっています。

パウンドケーキ型も大きいパウンド型、小さいパウンド型、それぞれ味わいが違います。

でも、どの型で焼いても、「どこを切っても必ずサクランボが二つ以上顔を出す」ほどサクランボをいれるのが秘訣。

今年もおいしいスリジェを作ることができました。

毎年巡ってくる季節の恵みに感謝です。

さて・・・8月のRanさんのバースデーには何をお届けしましょうか・・・?

夏らしいかわいいお菓子を♪どうぞお楽しみに~!

ではまたね♪ See You~!

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奉寿蘭のマドレーヌ☆可憐な貝殻型はロココ時代を想わせる♪

2011年10月26日 | 焼き菓子

今日はみなさんもよくご存知の焼き菓子「マドレーヌ」です。

マドレーヌといえば、小麦粉、砂糖、卵、バターのメイン材料が同量、いわゆる四度割(カトル・カールやパウンド・ケーキ)の配合の起源となるお菓子です。

シンプルな配合なだけに、材料そのものが美味しさに反映されます。

現在バターが品薄で銘柄を選ぶことができなかったので、特別に選んだ卵を取り寄せてマドレーヌをお作りしました。

奉寿蘭のマドレーヌ

Photo

奉寿蘭は北相模の城山鶏園で元気一杯放し飼いの鶏たちの卵です。

奉寿蘭のHPはこちら→☆☆

以前に知り合いの方から奉寿蘭を頂いて以来、とってもおいしくて安全なこの卵を特別な時に取り寄せてお菓子を作っています。

さて、このマドレーヌ、今はとてもポピュラーなお菓子ですが、実は17世紀、ヴェルサイユ宮殿のサロンで王侯貴族に愛された菓子なんですよ♪

Photo_2

このマドレーヌが華やかなヴェルサイユにデビューするにあたっては、美食家の父娘の愛情あふれる物語が欠かせません。

ご興味のある方はぜひ「追記」をクリックしてご覧くださいね♪

細い指で優雅につまんで、小さな花のようなくちびるにマドレーヌを運ぶ・・・

そんなお姫さまの姿が目に浮かびます。

Chemin♪のマドレーヌは少し小さめの貴婦人サイズ♪

早くバター不足が解消されることを心より祈って。

ではまたね♪ See You~!

さて、ここからは、ヴェルサイユ宮殿のサロンを彩ったスウィーツの裏話♪

始まりは、ルイ15世とそのサロンをめぐる華やかな貴婦人たち

ルイ15世王妃マリー・レクチンスカと当時のヴェルサイユのスーパースター寵妃ポンパドゥール侯爵夫人。

王の愛情を独り占めしていた魅力と才気に満ちたポンパドゥール侯爵夫人。

そのおかげで寂しい思いをしているマリー王妃。

なんとか王の心をもう少し自分にむけられないものか・・・?

そこで登場するのが王妃の実父、美食家で有名なポーランドのスタニスラス・レクチンスキー王です。

レクチンスキー王はいとしい娘の幸せを想い、サロンで重要な役割を果たすお菓子に目をつけます。

次々と美味しいレシピ見つけてはヴェルサイユの娘マリーに伝えました。

有名なものは「ブーシェ」とよばれる小型のパイにクリームなどをつめたものがあります。

マドレーヌもそのひとつで、女性料理人「マドレーヌ・ポールミエ」が考案したものがスタニスラス王に気に入られヴェルサイユ宮に届けられました。

王侯貴族たちを虜にしたマドレーヌは、のちにコメルシー地方のお金持ちのお菓子屋さんがレシピを買い上げ一般に売られるようになりました。

さて、気になるマリー王妃とポンパドゥール侯爵夫人のその後のお話ですが・・・

ポンパドゥール夫人はその美貌と才能でまさにロココ時代のヒロインをつとめ、「ア・ラ・ポンパドゥール」という呼び名があらゆる装飾品、陶磁器にもつけられ現在も愛されています。

もう一方のマリー・レクチンスカ王妃は、その明るい人柄とおいしいお菓子の話題で宮廷中の人々を優しさに包み、周囲の人たちに愛されながらヴェルサイユ宮で65年にわたる生涯を送りました。

マリーを愛した優しい父親スタニスラス・レクチンスキー王は、「ラルース・ガストロノミーク」(フランスの美食辞典)にも登場するほどの「美食王」として後生に名を残しました。

マドレーヌについては諸説あります。

ここでは「愛蔵版 今田美奈子著 貴婦人が愛したお菓子」角川書店を参考文献、一部引用いたしました。

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Chemin♪初夏の焼き菓子☆スリジェ

2011年06月01日 | 焼き菓子

いよいよ6月♪

激動の2011年も半分が過ぎようとしています。

5月の最後の日曜日、とてもお会いしたかった方が神戸へいらっしゃいました♪

おいし~くて♪新鮮♪安心安全なお野菜を直送してくださる広島の由美さんです。

この春からこちらの大学に通い始めたお嬢様の下宿にお泊り。

お嬢様へのおみやげにChemin♪のお菓子をオーダーくださいました。

最近、焼きたいなぁ~と思っていたあのお菓子。

そうです!Chemin♪の初夏の定番「スリジェ」をお作りしました。

Chemin♪初夏の焼き菓子☆スリジェ

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少し前から出始めた真っ赤なアメリカンチェリー。

これをたっぷり惜しみなく焼きこんだのが「スリジェ」です。

種を抜いて焼きこんだチェリーはゴロゴロっとどこを切ってもたくさん入っているんですよ~。

Photo_3

「パボニア」という薄い木でできた型にオーブンペーパーを敷いて直接生地を流し込んで焼きます。

そのままラッピングできるのでとても便利。

生のアメリカンチェリーが豊富に出回る季節限定の焼き菓子「スリジェ」。

イチゴと交代に旬がやってきます。

いよいよ夏ですね♪

由美さんとは、ricoさんのおうちでお会いできて、なんとティータイムもご一緒させていただきました。

ティータイムのお菓子もオーダーくださって・・・♪

とても楽しかったその様子は次回のブログで♪

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マドレーヌ・フランボアーズ☆レシピといただいたご質問へのお返事♪

2011年01月22日 | 焼き菓子

2008年2月にブログに掲載した「マドレーヌ・フランボアーズ」ご質問をいただきました。

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モコさん、Chemin♪のブログにご訪問してくださってありがとうございます。

マドレーヌ・フランボアーズ、作ってくださったんですね!うれしい!

でも出来上がりの色が「土色」のようであまりきれいにならなかったとのこと。

ご質問の趣旨は

「どうしたら写真のような、きれいなピンク色が出るのでしょうか?
もし宜しければ、ピューレを入れるタイミングと分量を教えて頂けますでしょうか?」

基本的にChemin♪のブログではレシピを公開していません。

その大きな理由は、オーダーの趣旨(召し上がる方の好みや年齢等)や季節、素材の具合、私の気分などなど・・・でレシピや作り方が変わっているからです。(激汗!!)

でも、今回のご質問、「アレ!??なんで?」と結構悩んだりしている方(私を含めて)いらっしゃるかなぁと思いまして(いる?いない?いなかったりする?)

「追記」にレシピと作り方を書いて、モコさんのご質問を一緒に考えてみようと思います。

モコさん、気分とか思いつきで変わるChemin♪のお菓子ですがよかったらご参考になさってください。

また色がきれいに作れるアイデアがあれば、ぜひ!ぜひ!教えてください~~~~!!!

はい♪ここからが「追記」です♪

フランボアーズとかブルーベリーとか、生のピュレはあんなにきれいな色なのに焼き菓子にしたら、グレーのようなくすんだ色になってしまった・・・という経験、私もありまーす!

その理由は・・よくわかりませんっ!(キッパリ!)

が・・・フランボアーズなどに含まれている赤い色(アントシアニンとか・・)は卵とかバターとか他の材料が一緒になると何らかの理由で色がくすんでしまうんじゃないか・・・と思っております。

とりあえずまずはChemin♪のレシピと作り方ですが、2008年とずいぶん前でレシピ探したらレシピノートに分量だけメモしてありました。

って、分量だけかよぉ~~~ちゃんと作り方書いとけよ~っ2008年の私っ!

マドレーヌ・フランボアーズ

全卵 2個   薄力粉 100g   ベーキングパウダー(アルミ不使用) 2g

グラニュー糖 100g  無塩バター100g  フランボワーズピュレ 40g(レモン果汁少々を混ぜておく)   バニラ1/2本(中身を出して使う) 

冷凍フランボアーズ(ホール) マドレーヌ1個につき1~2個を砕いて入れる

使っているマドレーヌ型は今田美奈子お菓子教室で使っている小さいサイズのもの

作り方

1.薄力粉とベーキングパウダーをよくふるってボウルにいれ、そこへグラニュー糖を混ぜる。

2.全卵をよく溶いて①のボウルに少しずつホイッパーで混ぜていく。

3.バターは鍋に入れて溶かし、②に少しずつ入れて寝るようにホイッパーで混ぜる。

4.生地にツヤが出てホイッパーの筋が残るようになったら解凍してレモン果汁とまぜておいたフランボアーズピュレを混ぜ、乾燥しないようにボウルにラップをして最低1~2時間休ませる。

5.マドレーヌ型に丁寧にハケでバターを塗り、絞り袋に入れたマドレーヌ生地を8分目入れ、砕いたフランボアーズをポトポト落とす。(生地が型からあふれないように注意)

6.200度に予熱したオーブンで焼く。生地が膨らんできたら180℃に落とし約15分~20分。(オーブンによって違うので焼き色や具合を見てね)

7.焼きあがったマドレーヌに溶かしバター(好みでキルシュなど洋酒を混ぜてもいい)をハケで塗って出来上がり。

このマドレーヌがきれいなピンク色に見えるのは、ピュレではなく、焼く前にひとつひとつに入れた砕いたフランボアーズのおかげ・・・じゃないかと私は思っています。

生地自体の色は少しくすんだラベンダーカラーのような感じでした。(多分・・・記憶が・・・)

後入れフランボアーズ、味も食感にもアクセントになっておいしいと思います♪

うーん、どうでしょう?ご参考になったでしょうか?

で、クオカさんとかに売ってる、フランボアーズの乾燥してファインに砕いたやつ(すみません商品名何?)混ぜたらきれいな色になるんだろうか?と、今ふと思いましたが・・・

やってませんのでわかりません。(ああ~最後はグダグダ~~)

  

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新作Styl'パウンド☆キャラメルナッツ&マーブル

2010年11月22日 | 焼き菓子

秋が深まるにつれ、焼き菓子、パウンドケーキなどがおいしく感じますね。

今年もう二種類新作のパウンドケーキを作りました。

Styl'パウンド☆キャラメルナッツ

Styl_2

オーダーは「ナッツがぎっしりで、秋を感じるようなパウンドケーキ」

ナッツがぎっしり・・・使ったナッツは、アーモンド・カシューナッツ・ピスタチオ・くるみ・マカダミアナッツ。

約5cm×27cmのパウンドケーキのどこを切っても必ず複数のナッツに出会えます♪

秋を感じるような・・・は、こんがり焦がしたキャラメルを混ぜて秋色と香りを表現しました。

Photo_4

ねっ!どこを食べても口の中でコリっとナッツが踊ります。

ただし・・・パウンドケーキの中では、ナッツの美味しさを味わうために、できたてを早めに食べて欲しい一品です。

ちょっと香りが強めの紅茶、アッサムのセカンドフラッシュのミルクティーなどとよく合います。

ちょうど今頃摘まれるダージリンのオータムナルが手に入る時期になればそれとの相性もいいかも♪

Styl'パウンド☆マーブル

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白と黒、二色の生地を一つの型に入れて焼き上げるマーブルケーキ。

一見地味なパウンドケーキですが、切り分けた瞬間、その表情をガラリっ!と変えてしまいます。

Photo_6

偶然が生み出す美しい模様。

一般的なマーブルケーキは白い基本の生地にココアなどを混ぜて作ります。

が、Chemin♪のマーブルケーキは白い生地と黒い生地は全くレシピが違います。

アーモンドプードルたっぷりのココア生地、焼きたてはサクっとした食感が残ります。

色だけでなく、味も食感も香りも違う二つの生地が一つになったマーブルケーキ。

こちらはコーヒーにも紅茶にもあうパウンドケーキになりました。

紅茶を選ぶとしたら・・・キャラメル風味のフレーバーティーをストレートで♪というのはいかがでしょう?

ご希望に添えるように・・・と願いながらお菓子を作る時間は至福の時間♪

リクエスト&オーダーをくださった広島のMさまと職場のみなさま、ありがとうございました。

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