Chemin♪お菓子の小径(シュマン♪おかしのこみち)

スウイーツ&ティー・ラボ 少人数のお菓子レッスン、さまざまなお茶、ティータイムの楽しみ方、シュガークラフト

マリー・アントワネット プチトリアノンのお茶会☆もしもマリーがクグロフを焼いたら

2021年03月27日 | イベント・御茶会

先日、六甲の「ユカクッキングスタジオ」で行われた素敵なお茶会のお菓子をお作りしました。

少人数のお茶会のテーマは「サロン」「マリー・アントワネット」

マリー・アントワネットはその華麗な人生とフランス革命、断頭台の露と消えた悲劇の王妃としてあまりにも有名です。

でも、豪華絢爛、しきたりに縛られたヴェルサイユでの暮らしを捨て、離宮「プチトリアノン」で暮らしたマリーをご存じでしょうか?

「あなたに花束をあげよう」夫ルイ16世からプレゼントされた「プチトリアノン」は、まるで小さな農村のようだったといわれています。

ルイ16世は「村長さん」、マリーは村娘に扮してヤギの乳を搾ったり野菜を植えたりしたそうです。

「プチトリアノンで村娘に扮したマリー・アントワネットがもしクグロフを作ってお茶会をしたら?」

それを今回のお菓子のコンセプトにしてクグロフとマカロン、2種類のお菓子を作りました。

クグロフはマリー・アントワネットが愛したイースト菓子として有名ですが、今回はクグロフ型で焼いたレモン風味のバターケーキを作りました。

本来はシンプルな焼き菓子ですが、マリーなら春のプチトリアノン、野に咲く花を飾ったのではないかしら?

そこで茨城県の「柴田農園」より選りすぐりのエディブルフラワーをお取り寄せ(*^^*)

コンセプトを説明したらぴったりのエディブルフラワーを送ってくださいました💖

飾ったのは「ヴィオラ」「ナデシコ」「デイジー」「ストック」「ルッコラ」

後ろ姿も可愛いでしょう(*^^*)

ケーキの真ん中の穴にはイチゴのクリームを詰めました。

もう一つのお菓子は「マカロン」

マリー・アントワネットの時代にはまだマカロンはありませんでしたが「メレンゲ」を使ったお菓子はすでに作られていました。

マリー・アントワネットのイメージカラーと言えば「ブルー」

しかも少しグレイがかった上品なブルーです。

ブルーグレイのマカロンには小さな青い花を描きました。

マリー・アントワネットは豪華な薔薇のようなはなよりも素朴で小さな野の花を愛したそうです。

特にヤグルマギクや勿忘草のような青いお花を描いたデザインはマリーに好まれたのでヘキストのお皿に飾ってみました。

可愛いね(*^^*)

クグロフとマカロンを一緒に飾って

実際のお茶会では、「ユカクッキングスタジオ」の本美祐佳さんがもっと華やかに素敵にお菓子をテーブルコーディネイトしてくださいました。

予定がありお茶会には参加できませんでしたが、作ったお菓子が喜んでいただけてとても嬉しいです。

このお茶会で新たに嬉しいご縁も頂戴しました。

わたしがいちばん最初に憧れ学んだ「今田美奈子」さんのお菓子。

その今田先生が愛したマリー・アントワネットのお話しとテーブルデコレートをもう一度勉強し直して臨んだ今回のお菓子。

エディブルフラワーでご協力くださった柴田農園さんにも感謝です。

ありがとうございました。

 

 

 

 

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Mさまのアップルパイ☆ぐりぐらぐりぐら🍎

2021年03月22日 | パイ・タルト

アップルパイ🍏 今年は作るだけでなくレッスンもできました。

りんご王子さまにお願いしてとりよせたグラニースミスのおかげです。

りんご王子さまが用意してくださったグラニースミスは合計15キロ🍏

本当にお世話になりましたm(__)m

さて、アップルパイのメインイベント!は3月6日。広島のMさまのアップルパイ。

アップルパイに「ぐりぐらぐりぐら」という名前を付けてくださったのもMさまです(*^^*)

今年もお作りしました~大きなアップルパイ🍏

どれくらい大きいかというと・・・りんごは約7個🍏

直径約22~23㎝\(^o^)/

我が家のオーブンではこれが限界かも(笑)

どんな風にりんごが詰まっているかというと・・・

こんな感じに詰まっています。

食感が違うフィリングのりんごたち。

フィユタージュの粉とバターの層は単純計算でおよそ700層なので2枚重ねたパイは1400層!?

あくまでも単純計算のお話しですが、こんなお菓子を思いついた人はすごいなぁ~!

今年はアップルパイを何度も作ったので、Mさまのアップルパイはフィユタージュもりんごのフィリングも出来栄えはいちばん!

ぼくらの なまえは ぐりと ぐら
このよで いちばん すきなのは
おりょうりすること たべること
ぐり ぐら ぐり ぐら ♪

わたしは食べることがいちばんかな!?

Mさま、今年もぐりぐら歌いながらアップルパイを楽しく作りましたよ~!

3月にこのアップルパイを作ったら「春近し」。

桜が咲き始めました🌸

もうすっかり暖かくなりパイを打つ季節も終わりです。

アップルパイ、またね(*^^*)

 

 

 

 

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お菓子教室プライベートレッスン☆ダブルガトウショコラとスペキュロス

2021年03月19日 | お菓子教室プライベートレッスン

相変わらずゆっくりマイペースのブログ更新お許しください(^^ゞ

囍麗茶坊の李先生がご主人様のバースデーケーキを今年も作りに来てくださいました。

今年のご希望は「ラズベリーとナッツたっぷりのガトウショコラ」

ラズベリーもナッツもチョコレートには相性よい素材です。

がひとつ悩むところが、ラズベリーとナッツの食感が全然違うので、それぞれに合うガトウショコラの生地も違うということ。

ということで生地を2層にわけたガトウショコラを作りました(*^^*)

ダブルガトウショコラ・ラズベリー&ナッツ

これはレッスン当日の試食用に作りました。

表面はサクっ、真ん中はふわ~りの生地からラズベリーとチョコレートがとろ~り、

底のほうはしっとりした生地の中からナッツがコロコロ

写真ではわかりにくいですが・・(^^ゞ

ベルギーのスパイスクッキー「スペキュロス」も作りましたよ(*^^*)

お茶の先生だからポットの形で!

雛あられがあるのは・・レッスンの日がちょうどお雛祭りの日だったからです(*^^*)

お雛祭り・・と言えばちらし寿司!?

ランチは簡単ちらし寿司とクロモジにお出汁のお吸い物です。

お吸い物はほんとは右に置くものかもしれませんが、ご飯茶碗のように持ち上げられない

ちらし寿司が食べにくそうなので左側に置きました。

お箸を持つ手がひっかかりそうなので・・でもこれってマナー違反かしら!?

さて、レッスンで作ったダブルガトウショコラ

こんな風に飾ってお祝いされたそうです。写真は李先生にお借りしました。

李先生、今年もご主人様のバースデーケーキのお手伝いをさせていただきありがとうございました。

仲睦まじいご夫婦のお祝いのご様子が素敵です。

喜んでいただけてよかった~!

お雛祭りの気分も味わえて楽しいレッスンでした。

感謝~💖

 

 

 

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雲のむこう☆Yasukoさんのバースデーケーキ

2021年03月09日 | バースデーケーキ

Yasukoさんのバースデーケーキは、毎年お作りするのですが、毎回その年のケーキのイメージをご主人さまのNさまが一生懸命考えてくださいます。

今年のご希望は「晴れた空と湧き上がる白い雲みたいなイメージ」

今年にはいってすぐYasukoさん、ご夫婦にとってとてもよいことがあったそうで、嬉しい気持ちをケーキに託してくださいました。

スポンジ台にもりもりのホイップクリームと少し顔を覗かせる青空

名付けて「雲のむこう」 

湧き上がる雲はもりもりの生クリーム

そこからちょこっとのぞく真っ青な空

空を見上げているのか・・・!?

それとも遠く雲のはるか上から空を覗き込んでいるのか・・・!?

中身はイチゴたっぷりのショートケーキです。

ケーキ断面の写真はNさんからお借りしました。

Yasukoさん、お誕生日おめでとうございます!

厚い雲を割って出るように見える青い空。

幸運の兆しはいつか確信に(*^^*)

今年もおふたりにたくさんよいことが訪れますように!

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卒業式によせて☆メッセージラングドシャ「咲」

2021年03月02日 | メッセージ・イラストクッキー

2月はひと月の日にちが少なくてあっという間にすぎて3月に入りました。

あっという間の2月・・・でしたが、私たちの生活サイクルとして見ると大切な行事や出来事が多い月ですね。

そのひとつが「卒業式」

2月の初旬に一通のメールをいただきました。

苗字がご結婚で変わられていたのですぐにはわからなかったのですが、高校教師をしておられるH先生からの嬉しいメール。

3度目の卒業生を2月27日に送り出すので記念のクッキーを作ってほしいというご依頼でした。

1度目に育たれた教え子のみなさんはクラス目標「オンリー1を咲かせよう」から先生のご希望で「咲」という文字を入れたラングドシャをお作りしました。

未来にそれぞれの人生を咲かせてほしいという願いをこめた「咲」

1度目、2度目に続いて今回も「咲」をいれました。

「咲」という漢字は、左側が「口」、右側は「笑」という文字でできているそうです。
 
音読みで「ショウ」、訓読みは「さく」「さき」「わらう」
 
意味も「花が咲く」「笑う」
 
とても素敵な文字ですね~(*^-^*)
 
今回の文字はより力強く!
 
手描きなので一つとして同じ「咲」はありません。

今年の教え子3年6組のみなさんのクラス目標は「夢希向輝!」

ムキムキと読むそうです(*^^*)

いいですね~!!力が湧いてくるような響きもよい文字が4っつ。

H先生のメールより・・・

「私のクラスは一年間「夢希向輝」(ムキムキ)をクラス目標にしてきました。コロナ禍であらゆる行事や大会が中止あるいは縮小となり、気持ちがマイナスになることがありました。受験勉強が苦しく、落ち込むことも多々ありました。でも、どんな時でも前向きな気持ちを忘れずに、夢や希望に向かって輝け!という意味を込めて、目標を掲げていました。」

高校生活の大切な1年間を大変な思いをされながらも先生も生徒さんたちも一生懸命がんばってこられたのだなぁ!

H先生はまた「Disce gaudere.(ディスケ・ガウデーレ)」「楽しむことを学べ」という意味のラテン語を卒業生へのはなむけにされたそうです。

すばらしい言葉だと思います。

風の時代、流されず生き抜く個性の時代。

楽しむことは生きる喜び(*^^*)

人生を楽しんで、「笑」の花をたくさんたくさん咲かせられますように。

3年6組のみなさま、どうぞお元気で!

受験生はこれからが本番ですね。

みなさまのご健闘をH先生と一緒にお祈りしています!

 

 

 

 

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