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ガトー・バスク・オ・ポム☆1月1日のバースデーケーキ

2013年01月02日 | 焼き菓子

神戸は元旦から晴れて穏やかなお正月です。

久しぶりに家族みんなが顔を揃えたり懐かしいお友達に会ったり・・・

お正月は新年とともに楽しく大切な時間と機会を連れてきてくれます。

さて、そんなおめでたいお正月、年の初めの1月1日にお生まれになったMichikoさま。

Michikoさまは毎月お孫さんのRanさんへバースデーの3日にChemin♪のスゥィーツをプレゼントしてくださっています。

今回はご自分のケーキとともにもうひとつ々ケーキをオーダーされました。

そのもうひとつのケーキはRanさんのもうひとりのお祖母さま、Chiyokoさまへ。

一組の御夫婦のお姑さんとしてご縁を結ばれたMichikoさまとChiyokoさま、偶然にもお二人とも1月1日生まれだそうです。

びっくりしました~!偶然とはいえ本当にご縁があったんですね!

ご相談の上、りんごを使った焼き菓子をお作りしました。

ガトー・バスク・オ・ポム☆1月1日のバースデーケーキ

Photo

バスクはスペインとフランスにまたがる地方の名前です。

このバスク地方、文化も言語も違う2つの国にありながらさらにバスク地方特有の言語、食、文化を保っていることで有名です。

郷土菓子ガトー・バスクはソフトクッキーのような生地の中にサクランボやジャム、カスタードクリームを詰めて焼いた素朴なお菓子です。

私のお気に入りはイデミ・スギノのクルミやナッツがたっぷりのキャラメルクリームを詰めて焼いた「バスク・オ・ノワ」。

今回はChemin♪特製、りんごを詰めて焼いてみました。

Photo_2

しっかりとソテーしたリンゴをアーモンドクリーム、カスタードクリームとともにケーキの真ん中にギュウギュウ詰め込んで。

カースタードクリームとアーモンドクリームにはコニャックを入れて少し大人の雰囲気を♪

このガトー・バスクを見ていると、フランスの新年のお菓子「ガレット・デ・ロア」を思い出しました。

「ガレット・デ・ロア」は大きなパイの中にアーモンドクリーム、時にはアンズをつめて焼いたもので「王様のパイ」とも呼ばれています。

パイのフィリングを詰める時に小さな陶器の「フェーブ」というものをひとつだけ入れておきます。

焼きあがってみんなで切り分けて食べるのですが、そのフェーブが当たった人はその日一日「王様」となってみんなは王様のご命令を聞かなくてはならない・・・

そんな和気あいあいと楽しい新年のお菓子がガレット・デ・ロアです。

そこでケーキをお届けするときに小さなフェーブをひとつおつけしました。

Photo_3

パイに入れるフェーブはシンプルな素焼きの陶器ですが、とてもきれいでかわいいフェーブが毎年売り出され、お気に入りのフェーブを集める人も多いのです。

私も取り寄せてみました♪

「私たちの地球を大切にしよう」というメッセージの入った小さなフェーブ。

残念ながら届いた時に一部壊れていたのでボンドで修理しました。

壊れていないものの中からMichikoさまとChiyokoさまにひとつずつプレゼント♪

Michikoさま、Chiyokoさま、どんなお正月をすごされたでしょう。

今年は三が日が終わるとすぐにお仕事・・・という人も多いので短いお正月だけれど。

ご家族でよいお正月をお過ごしくださいませ。

オーダーありがとうございました。

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