Chemin♪お菓子の小径(シュマン♪おかしのこみち)

スウイーツ&ティー・ラボ 少人数のお菓子レッスン、さまざまなお茶、ティータイムの楽しみ方、シュガークラフト

苗族の刺繍鑑賞お茶会☆「お茶会編」

2024年07月11日 | イベント・御茶会

6月に行いました「苗族の刺繍鑑賞お茶会」

今回は7月8日のブログ「刺繍編」に引き続き「お茶会編」です。

ボリューム満点の苗族の刺繍、藍染めをゆっくり見ていただくとともに、その故郷、ルーツのお茶も味わっていただきたい・・というお茶会です(*^-^*)

シンプルなテーブルセッティングですが、真ん中に敷いたランナーは苗族の刺繍のリメイク品でわたしの所有品です。

こちらに出会ったのは2020年。世界を旅しておられる女性から「貴州省の刺繍のリメイク品」として譲っていただいたものです。

苗族の刺繍に出会っていたとは・・・

お出ししたお茶は、ウエルカムティーには福州の「ジャスミンティー」、貴州省雷山の緑茶「銀球茶」、最後は台湾の烏龍茶「阿里山高冷茶」です。

今まで中国や台湾のお茶を飲んだ経験がない方も無理なく楽しんでいただけるお茶を選びました。

冷たいジャスミンティーの上品な香りはひんやりと暑さをやわらげてくれ、みなさんのお顔がホッと緩むのがうれしかったです。

パワーやエネルギーが強い刺繍や藍染で部屋の中はいっぱい。

冷ジャスミンティーはお茶会のスタートから最後まで、つど自由にお召し上がりになれるように。

グンと上がってしまった気をやさしく下げつつ香りで回してくれるので、気が上がりやすかったり、暑さでのぼせ気味の方にはぴったり。

また小さなお皿には、手作りのクロタン・ココや水俣産河内晩柑のピール

ナッツ、デーツ、お豆などなど・・・

二つ目のお茶は「銀球茶」と呼ばれるように茶葉を小さな球状に丸め固めた緑茶です。

このお茶が作られた「貴州省雷山」は苗族のルーツの地と言われているので、このお茶を選びました。

ガラス茶器の湯の中でゆ~~っくりと茶葉が開いていくのをみんなで待つ時間も楽し(*^-^*)

開いた茶葉は想像以上に繊細で可愛らしい♪

「とても柔らかいので食べてみて~」とおすすめしました。

口の中にほろりと広がる柔らかな苦みはやっぱりお茶よね!

銀球茶をゆっくり味わっていただき、本日のお供ふたつめ「ハト麦と緑豆のお汁粉」

お汁粉といっても直接砂糖は入れずに黄色い氷砂糖で作ったシロップをお好みでかけて召し上がっていただきました。

そのほうがハト麦や緑豆の優しい味を感じられるから♪

中国や台湾で夏バテ防止、夏の定番のおやつだそうです。

さて刺繍もつど見ながらお話も弾んで・・・

テーブルの上はかなりにぎやかに(*^-^*)

三つ目のお茶は台湾の烏龍茶を♪

清香型と焙煎を程よくかけたもの、どちらか一方を選んでいただきました。

清香の高山茶は蓋碗で。焙煎をかけたほうは茶壷で。

景徳鎮の茶杯と茶托でどうぞ♪

三つ目のお供はがらりと趣を変えて季節のスイーツです。

アメリカンチェリーをたっぷりと使ったパウンドケーキ「スリジエ」と赤ワインと赤いチェリーで作ったソース「スリーズ・フランベ」にはキルシュがほんのり香ります。

生のアメリカンチェリーが出回る季節しか作れないこの一皿。

毎年楽しみにしてくださる方もいらっしゃるほどの人気メニューです。

わたしも大好き🍒🍒 

徳田志保さんの大切なコレクション苗族の刺繍たちをお借りしての鑑賞お茶会。

このたびは半月の間に8回行わせていただきました。

苗族の刺繍はその生活の中で日々家族を思い、暮らしを楽しみながらコツコツと紡がれ、母から娘へ何世代にもわたって伝え続けられた本物の手仕事。

徳田志保さんのコメントを引用させていただくと・・・

「あれらは中国のお茶の産地に通っていた頃に、いつも経由する上海で刺繍を売っていた苗族の人達と出会ったのがきっかけで、収集したものです。当時は貴州の家に泊めてもらったり、貴州省の東南部を周遊するのに同行してもらったりしました。あれから彼此20年位経ちますが、今も仲良くしてもらっています。」

「私はこの刺繍達から、お茶の香りにも色があり、それを重ね合わせることでお茶にも様々な表現が生まれるということを教わりました。」

お茶の香りに色がある・・・私はまだ徳田さんの境地には至りませんが、

これらの刺繍たちと生活を共にし、お茶を淹れて飲むうちに、お茶を国や地域で区別して扱うこと、接することにますます違和感を感じるようになりました。

それはお菓子にも感じることで、国境や地域の特徴は尊重しつつ、共通の部分をおおらかに大切にしていきたいと思います。

そしてお茶を楽しむにしろ、学ぶにしろ、お茶だけ見ていたらもったいない。

もっと大きく周辺のことを縦軸横軸広げていってもよいなぁと。

「茶縁」と呼ばれるものがあるのなら・・・私はあると信じています・・・

きっとその「縁」が大好きなものをつなげて広げてくれるのだと。

徳田志保さん、そしてお茶会にご参加くださったみなさま、また今回はご参加できなかったけれど興味を持ってくださったみなさま、ありがとうございました。

もしかしたら・・・またいつかこのような会をしたい・・できるかも。

今回残念ながら登場させられなかったたくさんの刺繍たちも紹介できたらなぁ(*^-^*)

 

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苗族の刺繍鑑賞お茶会☆「刺繍編」

2024年07月08日 | イベント・御茶会

神戸も真夏日が続いていますが昨日の七夕はよく晴れて星もよく見えましたね♪

さて6月は自宅で特別なお茶会をさせていただきました。

「苗族の刺繍鑑賞お茶会」

中国の少数民族「苗族(ミャオ族)」。

中国国内だけでなくタイ、ミャンマー、ラオス、べトナムなどの山岳地帯にも多く住み、居住地区によってさらに多くの部族に分かれています。

文字が無く口頭伝承で歴史を伝えてきたので詳しい資料がなくまだ謎に包まれているそうです。

苗族といえば美しい刺繍が施された民族衣装が有名ですが、テイスティング神戸研究クラスの講師 徳田志保さんが個人でコツコツと集めておられると知り、コレクションをお借りして拝見するお茶会を催させていただきました。

今回は苗族の刺繍鑑賞お茶会「刺繍編」としてコレクションを写真でご紹介いたします。

作品は大きく分けて「藍染め作品」と「刺繍作品」に分かれます。

窓側の一角は藍染作品を♪

型を使って糊置きする手法もありますが古い作品は手描きです。

正面の大きなタペストリー風の作品は赤ちゃんのおくるみ。

ちょうちょ、動物や魚、鳥などのパッチワークが全体に施されてとても楽しい作品です。

赤ちゃんはこの手作りのおくるみに大切にくるまれてお母さんと幸せな時をすごしたのでしょう。

刺繍作品は部屋中に♪ なんとかみなさんに手に取ったりして見ていただきたくてだせるだけ出しました。

とても細かな幾何学模様がいくつも施されていて見とれてしまいます。

衣装の形のものはかけて見ました。

こうしてみてみると「苗族の刺繍」と一口に言っても、技法やデザイン、使う色合いなどずいぶん印象が違っていることがわかります。

それは、たくさんの少数民族苗族が実は住んでいる場所等でさらに小さな部族に分かれていて、それぞれ言葉や顔の特徴、生活習慣も違う人たちの集まりだからです。

どうやったらこんな不思議な模様や面白いデザインが浮かぶのでしょう。

浮かんだままを思うがままに糸で紡いで・・・。

苗族のみなさんとも親交がある徳田さんのお話によると、まるで宇宙から降りてくるようにふっと頭の中に浮かぶそうです。

それぞれの刺繍はパーツに分けて作られて、完成したものを組み合わせて洋服やエプロン、スカートなどに飾られました。

それをもとの洋服から外した状態や、リメイクをして売られているそうです。

凹凸のある刺繍。糸を染め、布を織り、そして刺繍を施す。

気が遠くなりそうな手仕事・・・芸術作品と言ってもいいくらい見事。

まるで「曼荼羅」のような作品も。

水色が美しいこの作品は一番人気でした。

写真ではわかりにくいですが、赤い刺繍部分の真ん中には龍が泳いでいます。

写真はご参加の方々から頂戴いたしました。みなさま、ありがとうございました。

全部載せたいけど載せきれません。

わぁ~っと目をキラキラさせて見入ったり、手に取って触ってみられたり、裏を返してごらんになったり。

興味を持って熱心に見てくださいましたが、参加者それぞれにどれかは心惹かれる好きな作品が見つかったご様子です。

みなさんと何度も刺繍たちを一緒に見て、過ごしたわたしもこれらの作品に込められたエネルギーを感じて、それぞれの作品に込められた思いを受け取れたような気がします。

今回はスペースの都合上、コレクションの半分ほどしかお見せすることができなかったことがちょっと心残りですがきっと刺繍たちは喜んでくれていると思いたい。

徳田さんはこれらの苗族の刺繍や染めものだけでなく、汕頭(スワトウ)のハンカチも集めておられるそうです。

中国に住み、出会われた人々と親交を深める中で出会われたすばらしいもの。

それはたんに芸術作品ではなく生活の中、それも厳しい環境や自然にあらがうことなく生活をする中で家族を思い、暮らしを楽しんだ本物の手仕事。

大切なコレクションを快くお貸ししてくださった徳田志保さんに心より感謝申し上げます。

徳田さん、ありがとうございました。

次回のブログは「お茶会編」です。

もう少しお付き合いくださいね(*^-^*)

 

 

 

 

 

 

 

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芦屋光風庵「花街ビアガーデン」2024年6月参加させていただきました♪

2024年07月04日 | イベント・御茶会

ブログ更新は大変ご無沙汰しています。

7月となり今年半分過ぎてしまいましたが、おかげさまで元気(*^-^*)

6月はお茶のイベント吉田山大茶会に行ったり、後半は約2週間の間「苗族刺繍鑑賞お茶会」を自宅で催おしたくさんの方々にお越しいただきました。

その間、参加させていただいたイベント「芦屋光風案花街ビアガーデン」のご報告です。

近藤宗紀先生のアイデアと集われるすばらしい方々のおもてなし。

芦屋の「光風庵」で京都の夏の風物詩「花街のビアガーデン」の雰囲気を楽しみ、みんなで無病息災を願いましょうという素敵なコンセプトのイベントです。

わたくしもお茶とともに供されるお菓子とビアガーデンマルシェのお菓子で参加させていただき、さらにお客さんとしてビアガーデンを満喫させていただきました。

さて!「お菓子は何に見立ててあるでしょう?」

答えは「紫陽花とかたつむり」です(*^-^*)

手前の練り切りは「宇治富士笠御製 練り切り 紫陽花」

わたくしが作らせていただいたのがカタツムリに見立てた「コーヒーロール」と紫陽花の琥珀糖です。

「懐かしいコーヒーロールを作ってください」とのご提案!

私にも「昭和のコーヒーロール」のイメージがあり、宗紀先生とひときしり盛り上がったほど(笑)

「懐かしい昭和のロールケーキ美味しかったよねぇ」を再現したいのですがまだチャレンジ中(笑)

今回お作りしたのは梅雨空の季節、お料理とお酒をいっぱい召し上がった後でもするりと入るコーヒーロール♪

琥珀糖はマルシェにも出させていただいた「紫陽花」

ひとつひとつ小さな紫陽花の花型で抜いて7つで一つの花となります。

色付けはバタフライピーやジャスミンティを使い、ビアガーデンの提灯の明かりに映える色目に仕上げました。

マルシェのお菓子はこんな感じに並べて♪

焼き菓子のアソートはちょっぴり大人のスイーツです。

お隣は「joli_⁠jolie KITAOKA SHIHO」さんの素敵な手作りアクセサリーが華やかです。

お団子提灯のイメージ?

と~っても可愛いボンボンイヤリングを私も一つ選んで買いました(*^-^*)

華やかな花街のお団子の提灯も華やかに。

思わず「わぁっ!」と歓声が上がったのは・・・

モデルのかおりんさんの可愛らしい舞妓さん。

花街ビアガーデンには欠かせない主役登場(*^-^*)

美しく盛り付けられたお料理は、宗紀先生の手作りと手作り糀「糀心(ここ)」の芦田恵美子さん

もちろんお味もすばらしい!

ワインやお酒はご資格をお持ちのご参加の方々がセレクトしてくださったそうです。

車で行ったことを大変後悔したほどのすばらしいラインナップでした(*^-^*)

お床にも紫陽花

最後は宗紀先生が「6月の6のつく日に作る紫陽花のおまじない」の作り方を教えてくださり、参加者に紫陽花をプレゼントしてくださいました。

紫陽花は宗紀先生が丹精込めて育てこの日まで咲かせてくださったご自宅の紫陽花です。

ご利益倍増です(*^-^*)

後日の6月26日、作って我が家も無病息災、金運UPを願い飾りました。

宗紀先生、そしてご参加のみなさま、ありがとうございました。

来年も紫陽花のおまじないをさせていただけるよう元気でいたいと思います。

 

 

 

 

 

 

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光風庵有栖会・アリス茶会2024年☆今年も素敵なお茶会でした♪

2024年05月04日 | イベント・御茶会

5月の連休…「光風庵有栖会アリス茶会」に参加させていただきました。

今年で4年目となられるアリス茶会。

第一回目は「御干菓子」を作らせていただきましたが、今回、主菓子となる「練切り」、干菓子となるアイシングクッキー両方をお任せいただきました。

お話をいただいた時には、責任の重さと信頼してくださる宗紀先生のお気持ちにお応えしたいという気持ちのせめぎあい(^^ゞ

でも宗紀先生の斬新なアイデアを実現してみたい!という気持ちが勝ってお引き受けさせていただきました。

さて、今年のお菓子のテーマは「トランプ」です。

「不思議の国のアリス」を読んだことがなくてもすぐにピンとくるほど有名なモチーフです。

◆主菓子「トランプ」 練り切り 

ハート&ダイヤ 白あん ストロベリー&ラズベリー風味

スペード&クラブ 漉し餡 ココア風味

こだわったのは「エッジ」と「なめらかなくちどけ」

二つは相反するこだわりなのですが、練り切りを食べ慣れていない方にも美味しいと感じてほしいという宗紀先生のお気持ち大切にさせていただきました。

ベリー風味とココア風味をつけましたが、あくまでも練り切り。

中餡も外の練り切りも強すぎないようにほんのりと感じる程度に。

お茶席ではこんな風にだまし絵風に供されました(*^-^*)

ハートは華やかに見えますね!

そして干菓子のアイシングクッキーは5種類

ハート&ダイヤ ストロベリー風味

スペード&クラブ チョコレート風味

マッドハッターの帽子 抹茶風味

マッドハッターは物語の中のへんてこりんなお茶会に三月うさぎとヤマネとともに出てくる帽子屋さんです。

帽子に付いてるのは「プライスカード」

小さなこのカードを付けないとただのシルクハットになっちゃう(笑)

 

お茶会ではこんなふうに出され、それぞれ好きなクッキーを選びます。

先ほどの懐紙にのせると、ぴったり!トランプの完成です(*^-^*)

お茶会は自身がアリスになったかのように物語を体験するように進みました。

物語を知ってても知らなくても思わず笑顔になる仕掛けがあちこちに。

圧巻は辰巳裕子先生による装花 

宗紀先生の描く不思議の国のアリスは、大人が今だからこそ楽しめるアリス!

今回、物語はアリスが目覚めるフィナーレを迎えますが・・・

「ねぇ、アリス、これで終わりじゃないわよ」・・・

と言わんばかりの赤の女王・・(笑) 

かっこよすぎて惚れてまうやろ・・・💓

きっと来年もこの掛け軸を拝見できる・・・拝見したい(笑)

ふくらむ期待は最後に確信に♪(なぜ確信か・・はナイショ!)

今年もアリスの世界を楽しませていただきましたが、お菓子をお作りすることでさらに忘れられない思い出もいただきました。

宗紀先生、ありがとうございました。

次回のアリス茶会の展開も楽しみにしています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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和栗のモンブランと和紅茶を楽しむ会

2023年12月19日 | イベント・御茶会

師走も半ば。寒くなりましたね!

初めての試み、「Chemin特製和栗のモンブランと和紅茶を楽しむ会」

ほぼ毎年、10月の末になったら茨城県の栗農園から栗を取り寄せて11月になったら和栗のモンブランを作るというのがその年の元気のバロメータのような栗仕事です。

コロナが落ち着いたらいつか✨と思っていたこの企画を今までレッスンにご参加の方々やお茶好きの方々に「いかがですか?」と声をおかけしたら思いがけなく沢山の方々にご参加いただけました。

ありがとうございます!

「rico花の教室」のrico先生に毎年作っていただくクリスマスのアレンジメント

今年はミニツリーをお願いしました🎄

すてきなツリー💕

冬至南京ならぬパンプキンムース

焼き菓子もご用意しています。

写真は、ご予約でお作りしている「フールセックアソートお持ち帰り用」です(*^-^*)

ご参加のみなさまへは数種類の和紅茶をご用意して飲んでみたい紅茶を選んでいただいています。

「どれにしよう~迷う~」とおっしゃいながらもみなさま選んでくださるご様子が和気あいあいとして楽しそう(*^-^*)

この会も残すところあと3回。

ごよやくくださったみなさま、どうぞよろしくお願いいたします。

キリムの大きなサンタさんと一緒にお待ちしています💕

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怖くない!?怪談茶会のお菓子

2023年09月06日 | イベント・御茶会

9月に入りましたがまだまだ残暑が厳しいですね。

8月の末、面白い…と申しますか、作ったことがない、そしてこれからもたぶん作ることはないのでは?というお菓子を作らせていただきました。

オーダーくださったのは芦屋の「光風庵有栖会」近藤宗紀先生。

お茶会のためのお菓子・・というところはわかったのですが、そのあとの「怪談茶会」、「牡丹灯篭」、「番町皿屋敷」、「河童伝説」・・・でも「怖くない」・・・続くお話に???

よ~くお話をお聞きして、「これはなにやらむつかしそうだけれど頑張ってご要望にお応えしなければ!」と取り掛かった次第(*^-^*)

ご要望は「キュウリの練りきり」「赤絵皿クッキー」

ここからの写真はすべて御茶会当日のお写真で、近藤宗紀先生よりお借りしたものです。

・主菓子 きゅうりの練り切り (遠野物語 河童伝説から)
なんと当日はご参加のみなさまに河童の河太郎になって頂き、キュウリをまるかじりするかの如く召し上がっていただこう・・という趣向だそうです。
 
 
きゅうりそっくりの練り切りなんて見たことも食べたこともなく(笑)
切ってもきゅうりっぽく見えるように練り切り餡で白あんを包みました。
 
懐紙にのるギリギリの大きさで召し上がっていただこうと(笑)
 
大きさチェックは欠かさずに(;^_^A
 
・干菓子 赤絵皿クッキー(皿屋敷毒を食らわば皿まで)
 
御茶会では、一枚、二枚、、、と数えて九枚め、すかさずお坊さまがお経をあげ・・・
 
お坊さま役をつとめられたのは実は主催者さまだそうですが、纏われた袈裟は本物だそうで、そのお姿はどこから拝見してもお坊様にしか見えません。
 
すばらしい演出
 
実物の赤絵皿の内側の丸い部分にぴったりに!
 
なかなか難しゅうございました(笑)
 
なんとかご要望とおりのお菓子をお作りできたかな!?
 
宗紀先生もご参加のみなさまも大変喜んでくださったご様子にほっと胸をなでおろしました。
 
 
世沙弥美術館は大阪の私設美術館だそうで、中にはたくさんの美術作品が展示されているそうです。
また展示だけでなく、宗紀先生のお茶会では美術作品である茶碗を実際に使用してお茶が点てられいただけるという貴重な体験ができるそう。
 
お点てになる宗紀先生は大切な収蔵品を使うので大変緊張されるそうです。
 
一歩入れば展示されている多くの収蔵品を拝見できるのもお楽しみですね。
 
「怪談茶会」へのご参加は一度きり。
まさに一期一会
 
宗紀先生からはお写真とお話でお茶会の様子を見せていただきました。
でもお道具などはぜひ次回?来年?ご参加されてご覧いただきたい。
 
こちらではお写真、ご様子はここまでに(*^-^*)
 
近藤宗紀先生、貴重なお菓子を作る体験させていただきました。
背筋も凍る・・・事態にならず、無事にお届けできて本当に良かったです。
 
ありがとうございました!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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大田さやかさんガラスペン講座&Chemin♪お茶とお菓子@ギャラリー千の風

2023年05月18日 | イベント・御茶会

連休が終わり、5月も駆け抜けそうな毎日です。

昨年12月まで名古屋市東区にあった人気ギャラリー「Enne」

こちらには名古屋の友人恭子さんのご紹介で素敵な催しに何度か伺いました。

そのEnneがいったん閉廊してこの春長久手に、風と光と影で季節がめぐり、ご縁がめぐる場所「千の風」としてオープンされました。

オーナーの住居と一緒になったまるで隠れ家のようなギャラリーです。

このたび嬉しいことに「千の風」の5月の催し「大田さやかさんガラスぺ講座」に参加し、午前、午後の講座後ティータイムのお茶とお菓子を提供させていただきました。

メインのお菓子は「ディアーヌのチーズケーキ」

フランス、時はアンリ3世の時代、月の女神「ダイアナ」の名を持つ貴婦人は「30歳にして60歳に見える」ほど若々しく美しい白い肌をしておられたそうです。

その秘訣は「お城の下を流れる美しい川の水で顔を洗うこと」

そしてその頃はまだ珍しかった「チーズ」を食べること。

そんなディアーヌも食べたのでは?という白いチーズタルト(*^-^*)

紅茶は静岡県磐田市の「マルヒ製茶」の国産紅茶「香駿 2022年2nd MB203」

緑茶品種「香駿」の優しく甘い香り、透明感美しい水色、のど越しのよい紅茶はきっと喜んでいただけると選びました。

また千の風の壁の色「二藍」をイメージしてバタフライピーという花で染めた琥珀糖

梔子と国産レモンで黄色に染めた琥珀糖はガラスペンのイメージです。

気の巡り、水の巡りの滞りやすい季節なので、みかん、陳皮、生姜、山椒が香る「初夏の香りせんべい」をお口直しに。

ウェルカムティーは「そよ風花茶」

春さきから初夏に咲く花をお茶にしてみました。

花の種類は6種類

長野から取り寄せた「クロモジの花」、茨城県柴田ファームから取り寄せたエディブルフラワー「ビオラ」「カレンデュラ」「コーンフラワー」「ノースーポール」

これらをきれいに洗って乾燥させてお茶に仕上げます。

そこに「玫瑰花」と「千の風」のお庭のミントをひとひら加えて(*^-^*)

優しい香りとほのか~~に甘く透き通った花の雫をいただくように♪

枯れたように見えた花々は茶水を吸って今しがた摘まれたような姿に戻る

さぁ♪どうぞ♪

花の美しい生命力をいただきましょう(*^-^*)

向かって右が講師の大田さやかさん。左がオーナーの節子さん。

大田さやかさんは「書家」で名古屋市内のお寺に嫁がれたあとも活動を続けておられ、あるときガラスペンに出会われその工芸的実用的、両方の魅力にどんどん惹かれたそうです。

ガラスペンといっても持つ部分の素材、ペン先の形状、作り手、工房のこだわりや特色があり、それを選んだり使い分けたり。。。

ガラスペンはカートリッジではなく、いちいちペン先をインクにつけながら書く漬けペンなので、インクの色や種類を一本で使い分けられるのが特長&魅力。

使い方を熱心に教えてくださり・・・ふむふむ・・・なるほど・・と。

ガラスペンもいろいろ持ち替えて、インクも自由に変えてとにかく楽しんでくださいね~!とのこと(*^-^*)

先生がご用意くださった名刺サイズの下絵に文字や色を塗りました。

わたしは「くらげ」の下絵を選びました~(*^-^*)

上手じゃないけど(笑) ガラスペンで書きながら感じたこと、ガラスペンの書き心地、使った色の名前を書いてみました。

書き心地がガラスペンによってカリカリとかヌルヌルとかあって、どちらも気持ちいのです!

これは何本かそろえたくなりますね~(笑)

午前の部と午後からの部の間には美味しい楽しいランチタイム!

藤が丘というところにあるレストラン「御所丸」さんのスペシャルなお弁当

千の風さんのオープンをお祝いを兼ねての特別な御計らいだそうです。

なんとアワビやローストビーフ、高級食材と季節のお野菜がたっぷり!

美味しゅうございました💓

居心地が良すぎて帰りたくなくなるほど(^^ゞ

雨も上がって美しい日差しが戻ってきました。

大田さやかさんのガラスペン講座、次回は6月15日(木)

いろいろな紙やインクを使って思い思いにガラスペンの魅力を体感する実践編。

そして現在「千の風」では「マスナリリョウコ」さんによるガラスペン画展(展示即売)が開催中です。

千の風はオープンDAYが決まっており、心地よくお越しいただくためにすべて予約制だそうです。

Instagram「千の風」で検索、もしくは

https://instagram.com/sennokaze1310?igshid=NTc4MTIwNjQ2YQ==

から、ご確認の上お問い合わせください。

大田さやか先生、ガラスペンの魅力が伝わるとても楽しい講座でした!

そして「千の風」節子さん、大変お世話になりました。

ここへ来られて本当にうれしかったです。

そして銀座あかね画廊での初個展、布コラージュ「Kyoko.Kの世界」が終わった翌日だったにもかかわらずご参加応援してくださった恭子さん、ありがとうございました。

また千の風でこの度ご縁をいただきましたすべてのみなさまに心からお礼を申し上げます。

そしてまたお会いできますように💓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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水野倶楽部・春の御茶会@藍hana「気分はピクニック!」

2023年04月29日 | イベント・御茶会

こんにちは!肌寒い今日の神戸です。

4月に行ったレッスンやお菓子作りなどの投稿が全部できないまま大型連休突入m(__)m

今日は4月半ばに藍hanaさんにて行いました「水野倶楽部・春の御茶会」のご紹介です。

コロナ前は季節ごと、節句に合わせて染教室「藍hana」さんにてコラボ御茶会を何度もさせていただきました。

どれも楽しい思い出ばかりですが、着付け教室「水野倶楽部」のみなさまの御茶会は雛祭りや七夕など、素敵なお着物の装いとともに思い出深いです。

今回久しぶりに水野倶楽部の水野先生よりリクエストをいただき御茶会をさせていただきました。

ちょうど桜も見ごろが終わっていたのですが、気候もよいのでテーマは「ピクニック気分!」

しつらえにはいろんな籠や敷物をカジュアルに。

床の間には春の野原やピクニックの写真、野草茶の本などなど私の好きなもの、手描きの色紙を自由に並べました(*^-^*)

まずは春一番手作りした「よもぎ茶」をウエルカムティーにのんでいただき

みなさん藍hanaさん特製お花見弁当を召し上がって♪

さぁ御茶会~なのですが、今回はピクニック(室内で)なのでまずは春の花を活けていただき野原をみんなで作るところからスタートです(*^-^*)

お花も花器もいろいろ用意して♪
どんなお花をどれに活けてもOK!

写真を撮ったり、思い思いお好きな場所に飾ったり(*^-^*)

最初は蒸したてのよもぎのお餅「スッポムリ」を楽しんでいただいたあと・・・

中国の緑茶「碧螺春」を大きなガラスの器で♪

可愛い茶葉の様子を見ていただくとともにお代わりはご自分でどうぞ~

ピクニックなのでじっとしているよりも動きましょう(*^-^*)

お供はトロットロの杏仁豆腐に一緒に煮た小豆、棗を添えて♪

小豆は棗と一緒に煮ると砂糖の量をかなり減らせます(*^-^*)

続いて2種類の和紅茶へ・・・

まずは吉田茶園「Izumi 1st flowermoon 2019年」

合わせたお菓子は、週末のピクニックのお菓子にぴったり!「ウイークエンド」

バスケットに詰めて♪だってピクニックだもん(*^-^*)

国産レモン、国産オレンジの皮と果汁をたっぷり使ったさわやかなパウンドケーキは「和紅茶Izumi」とよく合いました♪

最後のお茶は「マルヒ製茶 和紅茶 香駿2022年2nd」

あわせたお菓子は「琥珀糖」と「メレンゲクッキー」です。

ひとつづつ・・・と言わずふたつ、みつ・・・(*^-^*)

わたしもワクワク♪

みなさまもワクワク♪

好きなものだけを使って

味わいたいお茶とお菓子

時の流れをゆったりと楽しむ

「愛 運 縁 恩」

素敵な「あいうえお」

運の軸がそれても気にしない(笑)

笑って楽しんだ一日でした。

美味しいお弁当を作ってしつらえもお手伝いくださいました藍hanaさん

それぞれ素敵なコーディネイトで装われた水野先生と水野倶楽部のみなさま

ひとりじゃできないことも「愛 運 縁 恩」で叶えていただきました。

心から感謝申し上げます!

 

 

 

 

 

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春・神戸と長野をつなぐ御茶会

2023年03月30日 | イベント・御茶会

我が家・・・(マンションの・・ですが(笑))の桜も満開です🌸

桜は開花するとあっという間に見ごろになりますが、開花はまだかなぁ~と待っているときはながいですよね(*^-^*)

そんな桜待ちの3月某日、数年ぶり?に我が家で御茶会をいたしました。

ご依頼くださったのは長野県小諸で地産地消・発酵食品や雑穀を活用、利用すること、それを通して食育につなげる活動をしている「食ママ倶楽部」代表の高地清美さんです。

食ママ倶楽部の㏋→☆☆☆

コロナ前に行った御茶会であ「粟ぜんざい」をどうしても出したくて探し回った「黄色いもちあわ」

なかなか見つからなくて困ったのですが、なんと熊本の「きららお茶の野村園」さんから高地さんをご紹介いただいて無事に黄色いもちあわを手に入れて粟ぜんざいをお出しできました。

コロナの期間を経て・・・やっと神戸でお会いすることができました。

写真は撮っていただいたものをいただきました。

長野から高地さん、その後友人、神戸からおふたり。

桃花と釜炒り茶のウエルカムティーのあと

春の食材、季節のもの、発酵食品も取り入れて軽いお食事を♪

桜には早いけれど暖かくなってウキウキする気持ちを華やかなお重と器で。

お食事の後は、お茶とお菓子を♪

遊び心から出してみようかなと思いついた韓国のよもぎ餅「スッポムリ」

柔らかなよもぎの新芽

春を感じ、楽しむのにぴったり!

目の前で作って・・・

蒸したて湯気が上がっているものを召し上がっていただきました。

これがよもぎのお餅?のビジュアル(笑)

でもすっごく美味しいのです(*^-^*)

和栗のモンブラン・春バージョン♪

杏仁豆腐を烏龍茶と金木犀の香りで

メレンゲクッキー

お茶は水出しのジャスミンティー(かなり気温が高かったので・・)

伊達製茶の「べにほまれ紅茶」

吉田茶園の和紅茶「いずみ」

長野のことから発酵食品のおはなしまでなごやかにおしゃべりが盛り上がって

あっという間の3時間でした(*^-^*)

高地さん、ご参加くださったS様、T様、O様、ありがとうございました。

御茶会としてはどうだったかわかりませんが💦

11月、また神戸でお会いする日を楽しみにしています!

神戸と長野をつなぐ・・という目的は果たせたのではないかと思います(*^-^*)

 

 

 

 

 

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ホテル・ラスイート美食同源vol.3FINAL「美肌サポート・春のリトリート養生レッスン」」

2023年03月02日 | イベント・御茶会

3月1日、ホテル・ラスイート美食同源vol.3FINAL「美肌サポート・春の養生リトリートレッスン」

昨年9月に始まった3回シリーズの最終回!

イベントの前半は、漢方内科医しょこ先生こと松沢祥子先生と鍼灸師・養生ウェルビニストちか先生こと西川千賀子先生による東洋医学の観点からのお話と自分でもできる日々のセルフケアのレクチャーをたっぷり受けました。

なぜクマやシミができたり肌がくすむのか?

東洋医学的にたるみやしわができたり春のお肌のトラブルの原因を体を舞台にした物語のように話されるしょこ先生。

美肌、アンチエイジングによる若々しさの維持への道は、日々の養生、セルフケアにあり!ですが、では具体的にどんなケアをしたらよいのか?

食生活だけでなくツボの場所とその刺激の仕方を詳しくレクチャーくださり、その場で結果を出してみせてくださるちか先生。

絶対やろう!すぐやろう!と思ったのはわたしだけではないはず(笑)

もっと聞きたいなぁと思いましたが、講義のあとはしょこ先生監修大山総料理長のテロワール薬膳フレンチが待っている\(^o^)/

と、その前に・・・今回もわたくし、スイーツ&ティーウェルビニストとして食前養生茶、食後茶を提案させていただきました。

食前の養生茶は、「巡潤美麗茶」

巡りをよくして肺、脾、腎、肝を補いつつ食事を美味しく食べる・・・結果的にアンチエイジングして健康的に若々しく💓

ちょっぴり欲張りなお茶です(*^-^*)

とてもおいしいという感想もいただきハッピー!!

総料理長大山シェフのテロワール薬膳フレンチは「活血化瘀」くすみのない美肌のおすすめ食材「鮭」「緑の野菜」たっぷりの絶品の一皿から始まり

地元根野菜のスープ

牛肉のロティと兵庫県産レタス包み 根セロリとタケノコを添えて

デザートは甘酒香るテリーヌショコラとメリメロルージュ 甘酒のアイスとともに

甘酒を使ったチョコレートケーキにしょこ先生考案の甘酒グラノーラが添えられていてとてもおいしかったです。

チョコレートも甘酒も腸活によい発酵食品

カカオとベリーはどちらも血行を促進してくれる食材です。

ご提案した食後茶は2種類

どちらもテロワール兵庫のコンセプトから兵庫県の茶産地のひとつ「朝来」の生産者池本晃一さんが作られたお茶を使わせていただきました。

ショコラのデザートに合わせた食後茶は「朝来高原紅茶」に巡りをよくするアンチエイジング食材「カカオ」をあわせた「朝来ブラックティーCheminブレンド」(当日は写真撮れず・・自宅の写真です)

その後、祝言朗読家「三浦摩紀」さんとスペシャルゲスト宝塚OG「くれゆか」さん、「風莉じん」さんの輪読で会場は癒しのぽかぽかと輝くオーラでいっぱいに!

そのタイミングで2つめの食後茶「朝来みどりのフルーツティー」をお出ししました。

笑顔で飲んでくださって嬉しかったです\(^o^)/

「朝来みどり」の煎茶をたっぷりお茶葉で水出しし、そこへ神戸のいちご「やよいひめ」と金柑、レモングラスを加えてフルーツの香りとエキスを抽出。

免疫力をUPさせるエピガロカテキンがたっぷり抽出された水出し緑茶にフルーツのビタミン、ミネラルがたっぷりと。

甘いイチゴの香りと煎茶の心地よいほろ苦さもふわり

みなさまとても喜んでくださいました。

ちょっと冒険のようなお茶の使い方でしたが、美肌サポートと春の養生にぴったりのお茶をご提案できたかも(*^-^*)

今回、テロワール兵庫というテーマをいただき、地元兵庫県のお茶、茶産地に目を向けることができたことはひとつ大きな収穫でした。

兵庫県但馬地方の南端にある朝来。

冬は朝来岩津ねぎも作っておられる池本晃一さん

朝来茶園は今年茶樹の上に60センチも雪が積もったほど冬の寒さは厳しいところです。

そんな厳しい自然環境のなか、天地人の力ですくすくと育ったお茶

煎茶はもう完売とか。

今年の八十八夜が来るのが楽しみです。

ホテル・ラスイート美食同源 リトリート養生レッスン&テロワール薬膳フレンチ

全3回、参加させていただきお茶の提案をさせていただきました。

講師のしょこ先生、ちか先生、三浦摩紀さん、ホテルラ・スイート総料理長大山シェフ

ご縁をつないでくださり、企画、プロデュースしてくださった女性と健康社の福岡真理子さん

エールを送ってくださったみなさま、会場に足を運んでくださり応援してくださったみなさま

心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ホテルラ・スイート☆リトリート養生美食同源セミナー

2023年01月20日 | イベント・御茶会
1月18日、ホテルラ・スィート神戸にて催された養生リトリート美食同源セミナー
 
昨年9月に行われた第一回目に続き、今回もセミナー後に提供される総料理長大山シェフの薬膳フレンチの食前茶とデザート時に提供される食後茶をお任せいただきました。
 
 
今回のテーマは東洋医学による『 睡眠サポート 』と『冬の養生』
 
健康的に生き、ウェルビーイングを手に入れるために誰もが必要な「睡眠」
 
季節の養生とともに知っておくべきお題に漢方医 松沢祥子先生は睡眠にかかわる物質「セロトニン」と「メラトニン」を増やすための5か条、中でも睡眠のための「腸活」について詳しく教えてくださいました。
 
鍼灸師 西川千賀子先生は、快眠におすすめのツボと呼吸の仕方を教えてくださり、その場で実践!
 
呼吸は吸うよりも吐くことを意識すると上手にできるそうですよ!
 
そのあとは祝言朗読家の三浦 摩紀 さんと参加者で行う「輪読」
 
美しいひとつの「詩」を三名でリレーしながら朗読され、耳からの癒しと養生を体験。
 
座学を終えたらお楽しみに大山シェフの薬膳テロワールフレンチです。
 
今回のテーマは「睡眠」と「冬の養生」ですが、普段はフレンチには使ったことがない・・という食材や調味料を果敢に工夫を凝らして使われました。
 
海老と菜の花の鮮やかな一皿から始まり、ゴボウのスープ・・・
 
どれも素晴らしくおいしかったのですが一番印象的だったのが河内鴨と朝来産岩津ねぎのロティ
 
 
地産地消、テロワールを大切にしておられる大山シェフの大胆な発想から生まれた一皿は絶品でした。
 
すばらしいお料理に合わせるお茶ですが・・・
食前茶は身近にある植物を使った「和のスパイスティー☆冬のリラックス養生茶」をご用意しました。
 
身体を穏やかに温め、健胃やめぐりをよくする薬効のあるものとともに香りでリラックスして食事ができるようなお茶です。
 
 
食後のデザートは新春企画にぴったりの「ガレット・デ・ロア」
 
そこで合わせるお茶はバターやアーモンドたっぷりのお菓子に負けない和紅茶、三重県亀山のべにほまれ紅茶(伊達製茶)を選びました。
 
べにほまれはインドのアッサムから持ち帰った種を日本で育て選抜されて出来上がった茶の農林1号。その後の「べに」がつく優秀な紅茶品種のお母さんです。
 
そんな貴重なべにほまれも紅茶の自由化、お茶の輸出激減から生産されなくなりついには幻の品種といわれていたものを亀山で復活させる取り組みが地道に行われ、昨年はついに国産紅茶グランプリで準グランプリを受賞する快挙!
 
 
ひとりひとりきれいに作られた小さなガレット・デ・ロアで新春の運試し。
 
たったひとつのパイに忍ばされたフェーブが見事あたったのは西川千賀子先生でした!
 
お楽しみがいっぱいのホテルラ・スイート美食同源リトリート養生セミナー
 
お茶も「美味しかったですよ~」とお声をかけていただけてとても嬉しかったです。
 
 
企画、進行してくださりお茶の提案をおまかせくださった「女性と健康社」の福岡真理子さん
 
講師の松沢祥子先生、西川千賀子先生、祝言朗読家の三浦 摩紀さん
 
大山総料理長とスタッフのみなさま
 
ご参加くださったみなさま
 
そして名古屋から駆けつけてくださった友人Kさん、Tさん。
 
ほんとうにありがとうございました。
 
次回は最終回3月1日。
 
テーマは「美肌サポート」です。
 
美肌・・・聞き逃せません(*^-^*) 今から楽しみです!
 
 
 
 
 
 
 
 
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藍hanaクリスマスマーケット養生茶会

2022年12月11日 | イベント・御茶会

12月、師走も駆け抜けていきそうな今日この頃です。

ブログの更新がゆっくりで(いつものペースやん(笑))申し訳ないのですが・・・

12月2日(土)、3年ぶり?に染め教室の藍hanaさんでクリスマスマーケットが催されました。

前回まではお菓子を作ってブースで販売させていただいたのですが、今回は初めて小さなお茶席をさせていただきました。

来られるみなさまに体の養生に役立つこともお伝えしたいなという気持ちもあって「養生茶会」といたしました。

午前中はお昼から藍hanaランチが出されるテーブルを使って、水野着付け教室のみなさま6名様をお迎え。

このテーブルは12時からランチのお客様が来られるので、茶席が終わったらすぐ撤収できるようにクロスなどは藍hanaさんのしつらえを動かさずにさせていただきました。

養生茶の後は東方美人茶を飲んでいただきました♪

「美人になるお茶ですね!」その通りです~(笑)

午後からはサンルームで廃校になった小学校の椅子、茶器もできるだけ小さいものを選んでキュっと4名さまご着席~のテーブル(笑)

準備中、お客様が撮ってくださいました💓

きっとお菓子の用意中。水のペットボトルが出しっぱなし(笑)

ご用意したウェルカム養生茶はコトコト20分ほど煮て最後にほんの少し和紅茶の茶葉を加えて出来上がり(*^-^*)

煎り黒豆、クロモジ、陳皮、乾姜(蒸して干したショウガ)、桂皮、和紅茶(後入れ)

冬を元気に過ごすために身近で役立つ素材を選びました。

温かい養生茶をどうぞ~(*^-^*)

本日のおとも お菓子は2種類。

◆黒ゴマ豆腐 柿のミルクムース添え

市販の黒ゴマ豆腐に柿と牛乳、プロテインパウダー、シナモン、バニラビーンズでトロトロのムース状のソースと生の柿、黒豆絞りを添えて♪

◆栗と柿のパウンドケーキ

栗のペーストを使ったフランス菓子「アルデッショア」に抹茶風味のジャポネマッセをのせて焼いたオリジナルケーキ

どちらのお菓子も冬の養生に取りたい食材がたくさん使いました。

お茶を飲んでいただきながら冬の養生のお話、冬、ごちそうを食べる機会の多い時期に役立つツボのお話も交えて・・・

お茶とお菓子でゆったりと自分の体と向き合うひととき♪

クリスマスマーケットは大盛況\(^o^)/

作って売る人も買いたい人もおしゃべりが弾んでとっても楽しい(*^-^*)

みんなこの日が来るのを待ち望んでいたんですね💖

藍hanaさんのランチはすべて手作り💓

おなかも心も温まります。

一足早くメリークリスマス!

藍hanaさん、ランチのご準備のあるなかお茶席をさせていただきありがとうございました。

そして養生茶会にご参加くださいましたみなさま、ありがとうございました!

なかなかお会いできずにいた方とも再会できたうれしい日!

感謝いたします。

そしてリクエスト多数により「藍hanaクリスマスマーケット」は来年2023年12月1日開催決定~\(^o^)/

好評につきChemin♪の養生茶会もさせていただくことになりました。

一年間、楽しみにして励みます♪

 

 

 

 

 

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光風庵有栖会 アリス茶会のお菓子☆トランプクッキー&ミニチェリーパイ

2021年05月14日 | イベント・御茶会

2021年4月30日〜5月6日

7日間にわたる 光風庵有栖会 近藤宗紀さんの『アリス茶会』

大変厳しい状況のなかきめ細やかな感染対策をしたうえで行われ、無事に終了されました。
 
「不思議の国のアリス」の物語の中に誘われるように進むお茶会では前半の「薄茶」、後半の「紅茶」、2種類のお茶を頂きます。
 
その紅茶席にお出しするお菓子を作らせていただきました。
 
トランプクッキーとチェリーパイ・・・どちらもアリスの物語にちなんだお菓子です。
 
チェリーパイ・・タルト生地にクレームダマンドを入れて焼き、サクランボのコンフィチュールとココアのシュトロイゼルを少々のせて軽く焼きました。
 
直径6㎝ほどのタルト型で焼き4つにカットした可愛らしいパイです。
 
 
トランプクッキーの大きさは、3cm×4cm弱
 
プレーンとココア、2種類のクッキーでさわやかなレモンクリームをはさみました。
 
ルイス・キャロルの「不思議の国のアリス」の物語はあまりにも有名です。
 
でも今回素敵なお茶会に参加させていただき設えや趣向を拝見してみると、知っているようで知らなかったこと、見落としたり忘れたりしていることがいっぱい!
 
 
チェリーパイもどこに出てきたっけ!?というありさま(笑)
 
もう一度物語をゆっくり読んでみたくなりました。
 
近藤宗紀さんのメッセージ
:::::::::::::::::::::::
鬼が大笑いいたしますが、
鬼にも笑顔🥰でいてほしいので、
来年もまた、
どうぞ宜しくお願い申し上げます。
光風庵有栖会 近藤宗紀
:::::::::::::::::::::::
 
アリス茶会は来年、あらたな進化をして開催されることでしょう。
 
今から楽しみです(*^^*)
 
 
それまでにもう一度「不思議の国のアリス」読み直しましょう!
 
近藤宗紀さんの来年のアリスのお茶会をさらに楽しむために(*^^*)
 
 
 
 
 
 
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マリー・アントワネット プチトリアノンのお茶会☆もしもマリーがクグロフを焼いたら

2021年03月27日 | イベント・御茶会

先日、六甲の「ユカクッキングスタジオ」で行われた素敵なお茶会のお菓子をお作りしました。

少人数のお茶会のテーマは「サロン」「マリー・アントワネット」

マリー・アントワネットはその華麗な人生とフランス革命、断頭台の露と消えた悲劇の王妃としてあまりにも有名です。

でも、豪華絢爛、しきたりに縛られたヴェルサイユでの暮らしを捨て、離宮「プチトリアノン」で暮らしたマリーをご存じでしょうか?

「あなたに花束をあげよう」夫ルイ16世からプレゼントされた「プチトリアノン」は、まるで小さな農村のようだったといわれています。

ルイ16世は「村長さん」、マリーは村娘に扮してヤギの乳を搾ったり野菜を植えたりしたそうです。

「プチトリアノンで村娘に扮したマリー・アントワネットがもしクグロフを作ってお茶会をしたら?」

それを今回のお菓子のコンセプトにしてクグロフとマカロン、2種類のお菓子を作りました。

クグロフはマリー・アントワネットが愛したイースト菓子として有名ですが、今回はクグロフ型で焼いたレモン風味のバターケーキを作りました。

本来はシンプルな焼き菓子ですが、マリーなら春のプチトリアノン、野に咲く花を飾ったのではないかしら?

そこで茨城県の「柴田農園」より選りすぐりのエディブルフラワーをお取り寄せ(*^^*)

コンセプトを説明したらぴったりのエディブルフラワーを送ってくださいました💖

飾ったのは「ヴィオラ」「ナデシコ」「デイジー」「ストック」「ルッコラ」

後ろ姿も可愛いでしょう(*^^*)

ケーキの真ん中の穴にはイチゴのクリームを詰めました。

もう一つのお菓子は「マカロン」

マリー・アントワネットの時代にはまだマカロンはありませんでしたが「メレンゲ」を使ったお菓子はすでに作られていました。

マリー・アントワネットのイメージカラーと言えば「ブルー」

しかも少しグレイがかった上品なブルーです。

ブルーグレイのマカロンには小さな青い花を描きました。

マリー・アントワネットは豪華な薔薇のようなはなよりも素朴で小さな野の花を愛したそうです。

特にヤグルマギクや勿忘草のような青いお花を描いたデザインはマリーに好まれたのでヘキストのお皿に飾ってみました。

可愛いね(*^^*)

クグロフとマカロンを一緒に飾って

実際のお茶会では、「ユカクッキングスタジオ」の本美祐佳さんがもっと華やかに素敵にお菓子をテーブルコーディネイトしてくださいました。

予定がありお茶会には参加できませんでしたが、作ったお菓子が喜んでいただけてとても嬉しいです。

このお茶会で新たに嬉しいご縁も頂戴しました。

わたしがいちばん最初に憧れ学んだ「今田美奈子」さんのお菓子。

その今田先生が愛したマリー・アントワネットのお話しとテーブルデコレートをもう一度勉強し直して臨んだ今回のお菓子。

エディブルフラワーでご協力くださった柴田農園さんにも感謝です。

ありがとうございました。

 

 

 

 

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講義用のスウィーツたち☆タルトタタン🍎アップルティー🍎と結婚式のお菓子

2020年12月17日 | イベント・御茶会

寒いですね~!

12月も半ばになって全国的に寒波。大雪の地方もあるようです。

いよいよ冬本番ですね。

風邪ひかないように気をつけなくては(^^ゞ

さて、野草料理の調理実習をしたブログでも申し上げた通り、この秋、某短期大学で「ヨーロッパのお菓子の世界」についての講義をさせていただいています。

12月にはいって第3回目と第4回目が終わりました。

第3回目は「フランスの地方、郷土菓子」について。

フランスは大きな山脈が3つもあり、ドーバー海峡や地中海に面した地方などそれぞれの土地や歴史から生まれたお菓子がたくさ~んあります。

そこからいくつか選んで(数を絞るのがむつかしかったです)お話ししました。

そのテーマにあわせたお菓子とそれに合わせたお茶を実食するために作ったのが「タルトタタン」

生徒さんお一人様サイズで作りました(*^^*)

あわせたお茶は生のりんごを使った蜂蜜アップルティー

甘くて香りが良くて美味しいお茶。

ミルクを入れても美味しい🍎

そして先日は「ヨーロッパのウエディングのお菓子」についての講義。

実食用のケーキは小さなウェディングケーキとドラジェ

ウエディングケーキっていつ、どこから始まったのか?

各国、どんなウエディングのお菓子やケーキでお祝いしてきたのか?

現代のウエディングケーキって実際どんなの?

などなど知っているようで知らないウエディングケーキのお話しをしました。

シュガーペーストを使ったウェディングケーキはふつうお酒に漬けたドライフルーツたっぷりのケーキですが、未成年の方も多いので「アルデッショア」という栗たっぷりの焼き菓子をアレンジしてみました。

食べても美味しいシュガーペーストを薄く伸ばしてハラリとケーキにかけてハートとリボンを。

ヨーロッパの結婚式には欠かせない・・と言われるドラジェは購入しました。

ピンク色とブルーのリボンのドラジェ、生徒さんに人気はどっちかなぁ!?とみていたら、やっぱりガーリィなピンク色が人気でした(*^^*)

この講義のために実際にヨーロッパに住んでいる方やウェディングに詳しい方にお話しを聞かせていただいて、インターネットや文献ではわからない、実際に住んでみたり、関わったことで知りえることをお話しできたことはよかったなぁと思っています。

突然質問などしたにも関わらず、ご協力くださったみなさま、ありがとうございました。

講義も今月23日、あと一回残すのみとなりました。

季節がら「ヨーロッパのクリスマスのお菓子」についてお話しします。

あと一回、がんばろう~\(^o^)/

 

 

 

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