Chemin♪お菓子の小径(シュマン♪おかしのこみち)

スウイーツ&ティー・ラボ 少人数のお菓子レッスン、さまざまなお茶、ティータイムの楽しみ方、シュガークラフト

メレンゲクッキー☆セラピーサロンCARNAさま3周年アニバーサリー

2020年07月31日 | クッキー・サブレ

何年も作ってなかったけれど最近MYブームのように作っているのがメレンゲクッキーです。

きっかけは友人が手作りしてティータイムに出してくれたのがとっても美味しくて💓

日持ちもするしいいな~と思って(*^^*)

メレンゲクッキーと言ってもレシピはマカロンに近いかもしれません。

マカロンの歴史は古く16世紀にさかのぼりますが、ラデュレやコクラン・エネで一躍有名になったツルっとしたマカロン(マカロン・パリジャン)は新しいものです。

フランスの地方には古くから個性的なマカロンがいくつもあるのですがそれに近い素朴なレシピ。

クリスマスのブッシュ・ド・ノエルに飾るキノコをこのレシピで作っていました🎄

京都のセラピーサロンCARNAさま3周年アニバーサリーのお菓子に入れてみました。

ブルターニュの木の葉と一緒に詰めてラッピング

メレンゲクッキー、食べてみるとどんなお茶にも合うのです。

日本茶、紅茶、烏龍茶

形やフレーバーを工夫すれば面白いスウィーツ💓

お干菓子のようにも使えます。

ペカンナッツ入り・抹茶入り・緑茶葉入り

とっても可愛い💓

今月初めの七夕の御茶会にだしたり、ちょっとした手土産に作ったり・・

素朴過ぎて忘れていたなんて・・(^^ゞ

思い出させてくれた友人に感謝~ありがとう~💓

 

 

 

 

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釜炒り茶香駿☆お茶のカジハラ

2020年07月26日 | 日本茶

今月は4日に行われた七夕御茶会にお出ししたお茶やお菓子のことを複数回分けて詳しくブログで紹介してきました。

御茶会のしめにお出ししたお茶は釜炒り茶です。

現在、多くの日本茶は茶葉を摘んだらすぐに蒸して殺青(発酵を止める)するのですが、釜炒り茶は、大きな中華鍋のような釜で直火でお茶の葉を炒って殺青して作られるお茶です。

釜炒りは中国から伝わった蒸し製のお茶よりも古い製法で、今は九州の一部、近畿や四国などの一部の地域・・釜炒り茶が作られる地域はごく少ないようです。

熊本県芦北の「お茶のカジハラ」さんの釜炒り茶は我が家で一番よく飲まれている緑茶です。

梶原さんの作られるお茶はすべて無農薬、化学肥料も不使用のお茶。

高温でサっと淹れても美味しくて使いやすいのでお菓子教室でも御茶会でもよくお出しします。

今回の御茶会では「香駿」という品種の釜炒り茶を淹れました。

細く長く伸びた形状の煎茶と葉ちがって茶葉がくるりと曲がっていて、深い緑に銀色のかかったような輝きがあります。

香駿というのはお茶の品種の名前で、静岡県で誕生して2000年に品種登録されました。

香駿は緑茶だけでなく紅茶に仕立てても美味しい品種。

香りに特徴があり、「涼やかでハーブのような香り」とか「蘭」や「ジャスミン」のような花の香・・と表現される方もいます。

同じ香駿でも作り手によって違うでしょうし、香りや味の感じ方は人それぞれです(*^^*)

梶原さんの香駿釜炒り茶・・・私は「桜餅」を連想しました(^^ゞ

桜餅そのもの。。ではなく、桜餅を美味しく食べたあと、指先にほのかに残る優しい桜葉の香り。

なんとも幸せ~な香りです(*^^*)

写真では伝わりにくいのですが、透明感がある薄い黄金色の水色。

濁りのない透明感がいかにも涼やか。

ひとくち、口に含むと甘涼しい香りが喉から鼻へ抜けていきます。

香駿の釜炒り茶を淹れるといつも「あぁ~いい香り!「この香りは?」と声があがります。

やはりみなさん、香りの違いを感じられるようです。

お茶のカジハラさんのある熊本県芦北町はこのたびの豪雨で大変大きな被害にあわれました。

ちょうど御茶会が行われた4日には梶原さんご一家はすでに避難され幸いご無事でした。

でもご自宅も床上浸水され、茶畑も一部崩れてしまっている写真を拝見して胸がつぶれるような思いです。

梶原さん、心身共にお疲れはとうにピークを越えておられることと思います。

どうぞお身体無理しないで。

一日も早くすべてが復旧され普段の暮らしが戻られますように。

神戸からもみんなで祈り、ささやかながら応援をさせていただきます。

 

 

 

 

 

 

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杏のパウンドケーキと矢部紅茶(八女・千代乃園)☆七夕御茶会にて

2020年07月21日 | イベント・御茶会

土用に入り神戸も30℃越えの暑い日が続きます。

梅雨明け間近かな

今年も杏のケーキを焼くことができました。

生の杏は神戸ではあまり見かけません。

6月末~7月初旬の短い期間だけ手に入る杏。今年は不作の年だったようです。

長野から運よく手に入った大切な杏は藍hanaで行われた七夕御茶会のお菓子に使いました。

いつもならタルトにするのですが、お着物をよごさぬよう食べやすいパウンドケーキに仕上げました。

杏のパウンドケーキ

鮮やかなオレンジ色

杏は完熟するとところどころ皮が紅色になってとても美味しそう・・・ですが、生の杏は特別に甘くもなく、酸味もなく、香りもほとんどありません。

私の個人的な印象ですが・・・ちょっぴり「ぼや~~ん」とした味と香り。

ところが!です。この杏をひとたび火に通すと大変身。

皮は剥かずにそのまま使います。

砂糖を加えて火の通った杏は目が覚めるようなさわやかな酸味となって輝きます。

トロリとしたなめらかな食感はほかのフルーツにはないかも。

杏のジャム(アプリコットジャム)やドライフルーツが世界中で愛されるわけです。

杏とアーモンドの相性は抜群なので今回もアーモンドをふんだんに使いました。

さて、この強烈な味わいの杏のケーキにはどんな国産紅茶が合うか?

今まで飲んだ国産紅茶の記憶をたどって・・・ひとつだけ浮かんだのが昨年秋のジャパンティーフェスティバルで試飲して購入した夏摘みのべにふうきの紅茶「2019年夏摘み矢部紅茶」です。

福岡県八女市矢部村の「千代乃園」さんの紅茶です。

標高400m~600mの山の中 「雪ふる山のおそぶき茶」

今年も吉田山でお会いできると信じていたのですがお会いできなかったのが残念。

 

まず杏のパウンドケーキをお出しして、すぐ紅茶をお出ししましたが

「美味し~~~い!!」というお声が、全員にいきわたらないうちに配る先から聞こえてきてびっくり!

この日初めて国産紅茶を飲んだ・・という方は、飲み干した茶杯の底をじぃ~っとのぞき込んでおられます。

ふと我に返って「あまりに美味しかったので・・・」

もちろんすぐおかわりをお持ちしました(*^^*)

印象が強い杏のケーキは紅茶を選ぶのでチャレンジでしたが、みなさん口をそろえて「ピッタリ!」とおっしゃってくださったのがとても嬉しかったです。

残った杏は自家製のアプリコットジャムに(*^^*)

もっとたくさん買えればよかったな・・と毎年思う杏の季節も過ぎ去ってしまいました。

来年また!

 

 

 

 

 

 

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手揉み茶の氷出しと梅干しと茶殻のご飯

2020年07月16日 | 日本茶

長雨は一段落でしょうか。

今日はお洗濯ものがよく乾きました(*^^*)

先日の七夕御茶会にお出ししたメニューの続きです。

熊本県水俣の「お茶の坂口園」の坂口和憲さんによる「ゆのつる手揉み茶」の氷り出し。

御茶会が始まる2時間前に準備をいたしました。

現在、日本茶はいろいろな機械を使って作られています。

手揉み茶は日本の伝統的なお茶の製法で作られたお茶で、すべての作業工程を機械を使わず人の手でお茶に仕上げます。

丁寧に手摘みしたお茶の芽をせいろで蒸し、焙炉(ほいろ)と呼ばれる加温した台の上で、転がす、こねる、揉むなどの作業を行って少しずつ水分を減らしながら、煎茶に仕上げていきます。

その間約5時間、茶師は立ったまま作業をし続けるそうです。

大変な体力と技術が必要な作業です。

手揉み茶の氷り出し

細くとがった長針のような形状、深い緑色の輝きは手揉み茶の特徴です。

氷り出しの仕方はいろいろありますが、茶器の底一面にお茶の葉を敷き詰め、その上に氷をたっぷりのせます。

氷が融けた雫が一滴一滴お茶に落ちて、その雫でお茶の葉がじわりじわりと開いていきます。

今回は呉須の色が涼しげな韓国の染付の宝瓶を使いました。

氷の雫でゆっくりと抽出されたお茶はとても甘く、強い旨味を感じます。

開いたお茶の葉の美しいこと

参加者のみなさんから「まぁ、きれい!」と声が上がりました。

摘まれたときのお茶の葉に戻る・・・

氷り出しの後、お湯を注げば今度は煎茶らしい心地よいさわやかな渋みと香りが広がります。

このお茶の葉、まだまだ使えます。

柔らかで美しい茶殻。捨てるなんてもったいない。

食欲がなくてもこれは食べたい・・梅干とお茶のご飯。

梅干しを入れてご飯を炊いて、炊きあがって蒸らすときにこの美しい茶殻を軽く刻んで入れます。

軽く混ぜたらできあがり(*^^*)

梅干しの酸味とわずかな塩味と噛めばほろ苦いお茶

おにぎりにしても絶対美味しい(*^^*)

美味しい新茶のありがたさ。坂口さん、今年も美味しくいただきました。

坂口さんの地元熊本県水俣も大雨で大変でしたがこの度は大きな被災を免れたそうです。

今は地元の消防団として、また近隣の被災された茶農家さんの応援をしておられます。

私もできる形で精いっぱい応援させていただきます。

 

 

 

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豆花と白茶・ハルジオンのブレンドティー☆七夕御茶会にて➀

2020年07月13日 | その他のスウィーツ

雨が降りやみません。

大きな被害を受けられた九州も心配ですし、先日は割と近くで土砂崩れがおきてやまない雨がとても心配です。

先日の七夕御茶会のお茶とお菓子を少しずつ紹介したいと思います。

ウエルカムティーは特別なお茶をお出ししました。

ダージリンの白茶とハルジオンのブレンドティー

茶色っぽい枯葉のように見えるのがダージリンの白茶。

やや緑が鮮やかに見えるのがハルジオンの葉

白っぽく(実際は薄紫色)の小さな花がハルジオンです。

人の手があまり加わっていない自然に近いようなイメージのお茶をぜひ飲んでいただきたかった。

実際には白茶は手で大切に摘まれ丁寧に萎凋されて製茶され、ふんわりと壊れないようにパックされて届いたもの。

優しい優しい自然の甘さのあるお茶です。

ハルジオンはこの春に私が摘んで、できるだけ丁寧に修治して作ったお茶。

誰もしゃべらずただお茶を淹れる音だけが響く。

気持ちを落ち着けて柔らかなお茶をゆっくり飲んでいただきました。

この優しいお茶にあわせてお作りしたのが冷たい豆花です。

豆花は台湾の家庭料理としてよく知られています。

豆乳をかためて作られる豆花は、お食事として、スウィーツとして、温かに、冷たくしても美味しい💓

今回はあまくてコクが豊かな豆乳を活かすために砂糖は加えず。

その代わり甘いシロップ、緑豆の餡、コトコトと2時間半煮込んでとろとろになった白キクラゲ、クコの実を添えて♪

ぷるるんとした食感、ホクホク緑豆の優しい甘さ、クコの甘味

昼下がりの雨の音が響く広間

心も身体もリラックスしていかれるのが感じられるのが嬉しかったです。

そんな御茶会の次のお茶は御茶会が始まる2時間前から準備したお茶です。

それはまた次のブログで~(*^^*)

御茶会当日の写真はほとんどありません。(特にお茶)

事前に撮った写真を織り交ぜて投稿しています<(_ _)>

 

 

 

 

 

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藍hana×Chemin♪七夕御茶会

2020年07月06日 | イベント・御茶会

大雨の七夕。九州地方が豪雨で大変な被害にあわれました。

亡くなられた方のご冥福をお祈りし、被害にあわれた方々に心よりお見舞い申し上げます。

試練は新型コロナだけではない。様々な天災があること、毎年どこかで被害があることを忘れてはいけないのだと思い知ります。

今回の豪雨で熊本県で避難がはじまった4日、藍hanaさんで七夕の御茶会をさせていただきました。

今年は新型コロナの影響で春からの御茶会はすべて中止していましたが、今回の七夕は「こんなときだからこそ御茶会を!」と、あるプライベートグループよりの強いご希望で行うことになりました。

人数を制限して、ソーシャルディタンスをとり、換気をしながら・・

心穏やかに楽しい時間を過ごしつつ、ご自身、そして家族、友人の健康と無事を祈る御茶会。

◆白茶とハルジオンのお茶(白茶:ダージリン・マカイバリ茶園ピオニーホワイト ハルジオンティー:Chemin♪自家製)

☆豆花

◆手揉み煎茶 氷出し(ゆのつる手揉み茶 お茶の坂口園 熊本県水俣市)

◆矢部紅茶 べにふうき 2019年夏積み(千代乃園 福岡県八女市)

☆フレッシュ杏のパウンドケーキ

◆釜炒り茶 香駿 2020年(お茶のカジハラ 熊本県葦北市告)

☆メレンゲクッキー三種(ナッツ・緑茶・抹茶×玄米)

手揉み茶、紅茶、釜炒り茶

すべての茶農家さんが今回の豪雨の被災地九州にあります。

朝のニュースで被害を受けた地名を見て言葉を失ってしまいました。

やれることは、みなさんのご無事を祈りながら、心込めて丁寧にお茶を淹れること。

御茶会の最後、豪雨にさらされている九州のみなさまのご無事を全員で祈りました。

友人が夏越の祓でくぐった茅の輪の一本で作ってくださった可愛らしい茅の輪を小さな鈴と一緒に袖に付けて御茶会に臨みました。

お茶を淹れる、手を動かすたびにチリチリと小さく鈴が鳴り、茅の輪が揺れる。

半年の穢れを祓い厄を落とし、後半の半年の健康を祈って。

参加されたみなさまは雨の足元が悪い中でしたが、それぞれ趣あふれる夏着物の装い。

それぞれの想いをお話しされ、「やっぱりこういう時間は楽しいわ~」と笑顔がこぼれます。

またいつか笑顔で会いましょう!

それまでお互い元気でいましょう!

「竹緑の下深や冷奴」

いかにも涼しげ、親しみが湧くお軸

藍hanaさんの大きな作品。

梅雨が過ぎれば暑い夏。

まずはこの豪雨がおさまりますように。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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