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映画「orange-オレンジ-」感想

2018年03月09日 13時43分07秒 | 日本映画感想
2015年公開の映画、今さらネタバレなしとかはないと思うのでネタバレ感想。
正直、ちょっとバカにしていた。
今人気(当時のね)の若い男の子、女の子をとりあえず出演させとけば、若い子がキャ~キャ~言うだろう的な映画だと思っていた。
もちろんキャ~!な場面もあったけれど、意外に落ち着いたトーンの映画だったと思う。
落ち着きすぎて、もうちょっとテンポ良く!とか明るく!と思うところもあった。
今はホストをやっている(トドメの接吻)山﨑賢人くんが初々しい、そして暗い。
キャ~!要因だと思っていたがちょっと違うみたい。
彼が演じる成瀬翔のことを大切に思っていた友達が、未来を変えるために(未来から)託した手紙が届くところから始まるストーリー。
よくあるストーリーだけど、あまり突飛なエピを挟まず、淡々と少しずつ未来を変える努力をしているのが好ましい。
未来では高宮菜穂の夫である須和弘人も自分に手紙を出していたというエピが好き。
過去が変われば、ひょっとしたら自分は菜穂と結婚していないかもしれないのに、翔が死を選ばないようにと奔走する。
そして、事情を知らされた他の仲間たちの行動も好ましい。
未来を変える為に5人が協力して、そして未来は変わる。
翔が生きている世界が誕生する。
時々、挟まれる10年後の、翔のいない世界の彼らは翔を失うことになった過去を悔いている。
それは、変わらない世界だけれど、手紙を書いたことによって、気持ちは少し変わったのかもしれない。
救われた世界が生まれたのかな。

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