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映画感想「君の膵臓をたべたい」

2018年07月01日 13時13分48秒 | 日本映画感想
ごめん!
正直、バカにしていた。
書店やテレビでよく目にしていたが、何やらインパクトだけを狙ったようなタイトルが先ずダメで近寄らなかった。
まさかのホラーでは無さそうだけど。
キャストも、誰!?この若い子たち、知らないし~、どうせ好きだの嫌いだの“アゴクイ”“カベドン”(もう古いか)で胸キュンとか、傍から見ればバカみたいなことやってる映画でしょ、と思っていた。
ここ半年くらいに観たドラマと映画に、“知らないし~”の若い子たちが出ていた。
若いのに演技は巧いし存在感もあり、好感は持った。
でも、膵臓をたべるんだよ~
レンタルの数合わせで最後に選び、観るのも最後。
返却期限が土曜日で雨でなかったら、観ないで返していたかもしれない。

若い子たちのキラッキラから始まるのかと思ったら、落ち着いた入り。
コスプレ(私が思っている最近のイメージ)していない大人の小栗旬が良い感じ。
現在と過去が描かれ、そうか、そういう話か~
ストーリーは、悪く言えば、若い子が余命宣告され、お涙ちょうだい学園もの。
でも、観てしまうと、悪く言えないんだよね。
“膵臓をたべたい”だって、その意味を知ってしまうと、“愛している”って言葉がチープに感じてしまうくらい。
映画の中で使われる言葉が、いちいち胸に来る。
とても良い言葉たちが使われていて、それを口にする人達をとても好ましく感じる。
真摯に生きている男の子、女の子。
私は原作を読んでいないし、映画も原作とは少し違うらしいが、映画として良かった。
原作も、タイトルで敬遠していたが、このような良い言葉が綴られているのなら読んでみたいと思う。

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