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「骨ん中」感想

2016年12月12日 15時24分24秒 | 乱読本感想
「骨ん中」
荒木 源
小学館 2011年3月4日

2013年02月01日 06:05
★4
たぶん・・・この本を手にとった時に「ちょんまげぷりん」というワードが見えたからこれを買ったのだと思う。

「ちょんまげぷりん」は映画の評価が良かったので、原作に興味をもって読んだ。
軽くてすぐに読めてしまったけれど、内容はちゃんとしたものだった。

その延長で、読み始めたがまったく違うものだった。
硬派な読み物、一人の男の生きざまを描いた、でも「単純な話」・・・だと、途中までは思っていた。
ところが、終盤、一気に様相が変わった。
途中、なんでこんな登場人物が居るんだ?と思っていた人たちがかかわってどんどん真実が見えてくる。
現れた真実は最初の「単純な話」の中に出てきた一人の男とはまったく別の男を描き出した。

う~~ん、そういう話だったのか~
解説の冒頭に「本作は、人間の”気骨”を描いた物語である」
確かに、その通り。

これが荒木源のデビュー作だそうで、なかなか。

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