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映画感想「天空の蜂」

2018年08月14日 10時30分55秒 | 日本映画感想
20年ほど前に原作を読んだ。
東野圭吾作品を読んで初めて面白いと思った作品だった。
その後、東野さんは有名になり色々な作品がドラマや映画になった。
でも、この「天空の蜂」は映像化できないと言われていた。
ずっとそういうものなのだと思っていたら映画化されると聞いた。
そして、やっと映画作品を観ることができた。
正直、20年前に読んだ原作を事細かく覚えてはいない。
でも、原作で面白いと思ったその感じはちゃんと映画にあった。
原作には無かった筈、のようなこともたくさんあった。
それはその後に起きたこと(3.11とか)が大きく反映しているのだろう。
原作を読んだ頃には、想像はできたけれど(チェルノブイリはあったから)、娯楽として読んだ。
それが現実になるとは。
原発事故があった後も、大半の国民は電力供給が少なくなって、暑いとか、寒いとか、目先のことだけで、根本の問題は見て見ぬふり。
そう、映画の中で描かれていた。
私もそのひとりだと指摘された。
そういう観ている人に突きつけてくるものは原作より大きいと思った。

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