11月も中旬となり、そろそろ来年の天体現象が気になる時期となりました~。
いつもは手元に天文年鑑が届いてからいそいそとまとめている「来年見たい天体現象」シリーズですが、はやる気持ちを抑えることができず、今年は国立天文台の暦要項「令和4年度版」を参照して早々と始めることにしました~。
第1弾 来年見たい天体現象は「来年見える細~い月(月齢1)」です。下記写真はこれまでに撮影に成功した月齢1前後のお月さまアーカイブですが、今年は月齢1前後の月を撮影することができなかったので昨年のブログと同じ写真です。
新月から21時間17分後の月(月齢0.9)撮影時高度 3.1°(日没14分後)日没時月高度9.2°
2010年4月15日 18時46分 f100mm F6.0 D50 ISO800 1/4(トリミング)
新月から25時間14分後の月(月齢1.0)撮影時高度 3.0°(日没40分後)日没時月高度9.4°
2016年12月30日 17時06分 SE200N 直焦点 D90 ISO400 1/13
新月から31時間13分後の月(月齢1.3)撮影時高度 9.5°(日没21分後)日没時月高度13.5°
2009年2月26日17時48分 SE200N 直焦点 D70 ISO200 1/10
月齢1前後の月は儚くて、それでいてどこか神秘的で見ていて飽きませんよね。見えている時間もあっという間なので、もっと長い時間見たかったなぁといつも思ってしまいます。
それでは「2022年 月齢1前後の超スリムなお月さまが条件よく見える日データ」をご覧ください。2022年新月翌日の日没時刻(仙台市)・日没時月齢・日没時月高度は下記のとおりです。
2022年新月翌日 日没時刻 日没時月齢 日没時月高度 月没時刻 輝面比
1月04日(火) 16時30分 1.5 12.485° 18時00分 0.0349
2月02日(水) 17時01分 1.1 9.467° 18時02分 0.0166
3月04日(金) 17時33分 1.6 16.642° 19時07分 0.0318
4月02日(土) 18時01分 1.1 10.159° 18時59分 0.0133
5月02日(月) 18時29分 1.5 14.379° 19時55分 0.0228
5月31日(火) 18時54分 0.9 7.931° 19時47分 0.0079
6月30日(木) 19時05分 1.3 11.073° 20時16分 0.0152
7月30日(土) 18時50分 1.7 12.536° 20時02分 0.0259
8月28日(日) 18時14分 1.0 7.689° 18時58分 0.0109
9月27日(火) 17時27分 1.4 8.015° 18時14分 0.0233
10月26日(水) 16時46分 0.9 3.685° 17時11分 0.0096
11月25日(金) 16時20分 1.3 6.568° 17時09分 0.0256
12月24日(土) 16時22分 0.9 4.335° 16時57分 0.0118
今回はイメージをしやすくするため輝面比の詳細も載せてみました。これを見ると来年一番細い夕月を見ることができる日は5月31日の月齢0.9(輝面比0.79%)のようです。
8月28日の月齢1.0(輝面比1.09%)と4月2日の月齢1.1(輝面比1.33%)、2月2日の月齢1.1(輝面比1.66%)も日没時月高度が高いので天気が良ければ究極に細い月が条件良く見られます。
6月30日の月齢は1.3ですが、輝面比は1.52%なのでこの日もかなり細い月が見られるので要チェックですね。来年はいろいろと楽しめる二日月がたくさんあります。
さて、こちらは番外企画「新月の日に月を撮影しよう!(夕月編)」の基本データです。
2022年の新月は太陽の東側にある日が多く、明け方より夕方の方が条件としてはいいようですが輝面比を見ると、こ~れは無理だよね~と言わざるを得ない数値です。
細い月の目撃世界記録は新月12時間7分後の月(月齢0.5)だったと記憶してますが、ホントに見たのでしょうかね~。たしか8cmの望遠鏡で見たと書いてあったようだったけど、空気の薄い高地だと見えるのかな~?
2022年新月当日 日没時刻 日没時月齢 日没時月高度 月没時刻 太陽離角 輝面比
1月03日(月) 16時29分 0.5 1.750° 16時46分 8゚08'22" 0.0044
3月03日(火) 17時32分 0.6 4.421° 18時00分 8゚32'39" 0.0049
5月01日(日) 18時28分 0.5 3.586° 18時53分 5゚22'32" 0.0029
6月29日(水) 19時05分 0.3 3.163° 19時05分 4゚11'08" 0.0008
7月29日(金) 18時51分 0.7 6.343° 19時31分 8゚02'35" 0.0041
8月27日(土) 18時15分 0.0 2.422° 18時33分 3゚57'59" 0.0000
9月26日(月) 17時29分 0.4 3.190° 17時49分 5゚19'31" 0.0022
いつもは手元に天文年鑑が届いてからいそいそとまとめている「来年見たい天体現象」シリーズですが、はやる気持ちを抑えることができず、今年は国立天文台の暦要項「令和4年度版」を参照して早々と始めることにしました~。
第1弾 来年見たい天体現象は「来年見える細~い月(月齢1)」です。下記写真はこれまでに撮影に成功した月齢1前後のお月さまアーカイブですが、今年は月齢1前後の月を撮影することができなかったので昨年のブログと同じ写真です。
新月から21時間17分後の月(月齢0.9)撮影時高度 3.1°(日没14分後)日没時月高度9.2°
2010年4月15日 18時46分 f100mm F6.0 D50 ISO800 1/4(トリミング)
新月から25時間14分後の月(月齢1.0)撮影時高度 3.0°(日没40分後)日没時月高度9.4°
2016年12月30日 17時06分 SE200N 直焦点 D90 ISO400 1/13
新月から31時間13分後の月(月齢1.3)撮影時高度 9.5°(日没21分後)日没時月高度13.5°
2009年2月26日17時48分 SE200N 直焦点 D70 ISO200 1/10
月齢1前後の月は儚くて、それでいてどこか神秘的で見ていて飽きませんよね。見えている時間もあっという間なので、もっと長い時間見たかったなぁといつも思ってしまいます。
それでは「2022年 月齢1前後の超スリムなお月さまが条件よく見える日データ」をご覧ください。2022年新月翌日の日没時刻(仙台市)・日没時月齢・日没時月高度は下記のとおりです。
2022年新月翌日 日没時刻 日没時月齢 日没時月高度 月没時刻 輝面比
1月04日(火) 16時30分 1.5 12.485° 18時00分 0.0349
2月02日(水) 17時01分 1.1 9.467° 18時02分 0.0166
3月04日(金) 17時33分 1.6 16.642° 19時07分 0.0318
4月02日(土) 18時01分 1.1 10.159° 18時59分 0.0133
5月02日(月) 18時29分 1.5 14.379° 19時55分 0.0228
5月31日(火) 18時54分 0.9 7.931° 19時47分 0.0079
6月30日(木) 19時05分 1.3 11.073° 20時16分 0.0152
7月30日(土) 18時50分 1.7 12.536° 20時02分 0.0259
8月28日(日) 18時14分 1.0 7.689° 18時58分 0.0109
9月27日(火) 17時27分 1.4 8.015° 18時14分 0.0233
10月26日(水) 16時46分 0.9 3.685° 17時11分 0.0096
11月25日(金) 16時20分 1.3 6.568° 17時09分 0.0256
12月24日(土) 16時22分 0.9 4.335° 16時57分 0.0118
今回はイメージをしやすくするため輝面比の詳細も載せてみました。これを見ると来年一番細い夕月を見ることができる日は5月31日の月齢0.9(輝面比0.79%)のようです。
8月28日の月齢1.0(輝面比1.09%)と4月2日の月齢1.1(輝面比1.33%)、2月2日の月齢1.1(輝面比1.66%)も日没時月高度が高いので天気が良ければ究極に細い月が条件良く見られます。
6月30日の月齢は1.3ですが、輝面比は1.52%なのでこの日もかなり細い月が見られるので要チェックですね。来年はいろいろと楽しめる二日月がたくさんあります。
さて、こちらは番外企画「新月の日に月を撮影しよう!(夕月編)」の基本データです。
2022年の新月は太陽の東側にある日が多く、明け方より夕方の方が条件としてはいいようですが輝面比を見ると、こ~れは無理だよね~と言わざるを得ない数値です。
細い月の目撃世界記録は新月12時間7分後の月(月齢0.5)だったと記憶してますが、ホントに見たのでしょうかね~。たしか8cmの望遠鏡で見たと書いてあったようだったけど、空気の薄い高地だと見えるのかな~?
2022年新月当日 日没時刻 日没時月齢 日没時月高度 月没時刻 太陽離角 輝面比
1月03日(月) 16時29分 0.5 1.750° 16時46分 8゚08'22" 0.0044
3月03日(火) 17時32分 0.6 4.421° 18時00分 8゚32'39" 0.0049
5月01日(日) 18時28分 0.5 3.586° 18時53分 5゚22'32" 0.0029
6月29日(水) 19時05分 0.3 3.163° 19時05分 4゚11'08" 0.0008
7月29日(金) 18時51分 0.7 6.343° 19時31分 8゚02'35" 0.0041
8月27日(土) 18時15分 0.0 2.422° 18時33分 3゚57'59" 0.0000
9月26日(月) 17時29分 0.4 3.190° 17時49分 5゚19'31" 0.0022
20222年の細い月を教えていただきありがとうございました。なるほど,5月ですね。また,新月当日の月齢もうれしい情報です。しかし太陽離隔は大きくても8°とは…。殺人的ですね。
5月31日の月齢0.9は他の0.9と比較して輝面比がかなり小さいので撮影に成功したら自己ベスト更新ですね。5月下旬は梅雨入り前の晴天が続く時期なのでちょっと期待しています。(^^ゞ ぜひ晴れてほしいですね!
太陽離角8°というのは腕を伸ばして見る親指4本分なので真っ向勝負しても勝ち目はありません。なので現在太陽を封鎖する方法を思案中?です。