晴れ時々スターウォッチング

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ふたご座流星群 観望記録(12/14)

2023年12月15日 | ふたご座流星群
ふたご座流星群の観望記録で~す。

 天気は日付が変わる頃から曇る予報だったので21時を観望開始時刻としてプチ遠征してきました~。観望地は雲の到来が遅くなりそうという観点で登米市の北部にしました。

 観望を開始したときは星が見えていたのですが透明度がいいのは天頂付近のみ、高度が低いところは星がよく見えません。どーも空はすでに高層雲で覆われているようです。

 ま、星が見えてるうちにじっくりウオッチングすることにしましょう!…ということで撮影はカメラの連続撮影におまかせして、チェアーに腰掛けてコンビニで買った熱いコーヒーを飲みながらゆったり観望です。いいですね~至福の時間です!


こちらは本日ゲットした流れ星のファーストショット(ふたご群ではありませんが…)

2023/12/14 21h52m00s D810A NIKON VR24-70mm f/2.8 ISO2500 f24mm F3.2 25sec

 そろそろ本命来ないかな? と思った瞬間に流れました!、お、あちらでも… 流れ星はひとつ流れると続けて流れる傾向があるようで、21時53分から2~3分の間に7~8個の流星を目視で数えました。

 その後は静かな空でしたが、22時08分に、ふたご群ではありませんが北斗七星からふたご座を超えておうし座の方へ流れるハイスピードの長経路流星を見ました。かなり暗かったのでカメラには写っていませんが見たことないほど速い流星でした。

 22時20分過ぎになると再び連続で3~4個流れたので、空をくまなく見渡していると… 22時29分頃にカシオペヤ座の下で大きな流星が流れたのですが残念ながらカメラの写野外です。

こちらはカシオペヤ座方面の空の様子、大気光のように見える雲が次々に流れてきます。

2023/12/14 22h33m11s D810A NIKON VR24-70mm f/2.8 ISO0500 f24mm F3.2 25sec

 お、22時40分に東の空で北斗七星とほぼ同じ長さの明るい流星が地面に向かって降り注ぎました~。しか~し、またしてもカメラの写野外です。トホホ…

 22時58分にはおおいぬ座の東側でマイナス等級のみごとな火球が流れました。なかなかカメラに写ってくれない流星ですが。下の写真2枚は目撃してカメラにも写っていたありがたい流星です。

輻射点から北斗七星に向かって流れたふたご群流星

2023/12/14 23h20m54s D810A NIKON VR24-70mm f/2.8 ISO3200 f24mm F3.2 25sec

その約2分後に同じコースで流れたふたご群流星

2023/12/14 23h23m09s D810A NIKON VR24-70mm f/2.8 ISO3200 f24mm F3.2 25sec

 観望開始から3時間が過ぎて日付が変わった頃から雲の濃度?が濃くなって星が見えにくくなってきたので(見えないわけではないが…)ここでいさぎよく観望をやめて撤収です。

 で、自宅に帰ってきたらまだそれなりに星が見えているので、庭で連続撮影をしたところ、3枚ほど写っていました。遠征先より自宅の方が効率が良いってどういうこと?

こちらは目撃流星です。西に傾いたオリオンに流星が降り注いでいます。

2023/12/15 03h14m15s D810A NIKON VR24-70mm f/2.8 ISO2500 f24mm F3.2 10sec

ここからはカメラ任せなので目撃はしていませ~ん。

2023/12/15 03h22m05s D810A NIKON VR24-70mm f/2.8 ISO4000 f24mm F2.8 5sec

雲ごしですが、これがふたご座流星群2023のラストフォトで、ベストフォト…かな

2023/12/15 03h26m03s D810A NIKON VR24-70mm f/2.8 ISO2500 f24mm F3.2 25sec

 今年のふたご群は8年ぶりの好条件だったので最良の条件で見たかったところですがお天気は気まぐれなので仕方ないですね。観望中にYouTubeでマウナケア山のライブ中継も見たのですが…

 え!? 何これ、プチ流星雨だよ~、と思えるほど流れていてオドロキでした。日本でも雲が無くて空の暗いところだったら同じように見えるのだろうか?と興味深く思いました。

 さて、今日のふたご座流星群が、今年の「見たい天文現象」の大トリでしたがそれにふさわしいイベントでしたね。来年は月の巡りが良くないので流星群はペルセのみが好条件となっているのが残念ですが、マイナー流星群も含めて来年はどんな流れ星と出逢えるのか楽しみですね~。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Geminids2023 (ich)
2023-12-15 22:13:25
晴れスターさん
 私も見ましたよ!ふたご座流星群.登米方面にするか,山元方面にするか迷いましたが,私は山元町に行きました。終始薄雲がかかったような感じだったので,登米の方が良かったカモですね。22時40分の東の空で真下に落ちる流星は,私も見ました。その後22時42分に,プロキオンからリゲルに向かって流れる散在が,この日見た一番長く見事な流星でした(笑)。薄雲越しでしたが,写った流星は多かったです。風もなく,いい夜でした。来年は月のめぐりが悪いのがとても残念ですね。それでも土曜日なので,やっぱり見に行くのかも知れません。
 家に帰ってから布団の中で,石垣島のふたご群Youtubeライブを見たのですが,晴れスターさんのおっしゃるように数分おきに流れてプチ流星雨では?と思いました。天気のいい空で午前4時ころはどうだったのか,とても興味がありますね。
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プチ流星雨 (晴れスター)
2023-12-15 23:14:59
ichさん
 こんばんは~、ichさんは山元町で観望していたのですね。実は私も登米方面か山元方面の二択で迷ってました。空の状況は登米もあまり良くなかったのでどちらもどっこいどっこいだったと思いますよ~。終始薄雲はありましたが見えた数は多かったので十分楽しめましたね。しかもichさんはたくさん写ったそうでうらやましい限りです。私はことごとく裏目に出て(まじめに撮ってなかったというのもありますが)自分でもビックリするほど写っていませんでした。笑
 YouTubeライブのプチ流星雨を見て2001年のしし座流星雨の夜を思い出したのですが、カメラをどこに向けても火球と流星痕が写り込むあの瞬間をもう一度体験したいですよね。
 2024年は月の巡り合わせが良くありませんがペルセ群が好条件で、2025年はしぶんぎ座群が好条件(1月4日 0時極大、月齢4)、2026年はふたご群が好条件(12月14日 23時極大、月齢5)と三大流星群の好条件が来年から3年間続くのでプチ流星雨が現れることを期待しましょう!
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