晴れ時々スターウォッチング

昔の出来事もたま~に紹介

オランダの大火球

2009年10月15日 | 隕石・小惑星
10月13日16時58分(UT)、オランダとドイツの北部で大火球が目撃されました。
以下、10月14日付のSpaceweather.comより

「オランダの大火球: 昨日、薄明がまだ残る夕方、満月と同じくらい明るい
火の玉が空を横切り多くの人に目撃されました。その様子を幸運にも
写真家のジャン・フリーズさんがカメラに収めることができました。」

「それはまさに壮観でした。」と目撃者の欧州宇宙機関のドミニク・ドイルは
述べています。アマチュア天文家のクン・ミスコットは「明るさは少なくとも
-12等級はありました。」と報告しています。また、目撃者の多くは、
最終的に火球が5~6片に分裂したことを報告しています。
衝撃音も聞こえたようです。ソニックブームのあと、低い鳴動があとに続き、
窓が振動したとういう報告もあります。ロイヤルオランダの隕石研究所では
受信した強い超低周波音波を分析して高度崩壊現象が起きたことを確認して
います。

「オランダのフローニンゲン在住のRobert Mikaelyanさんが、この様子を
連続写真に収めました。」





元画像はこちら→Web

〈管理人補足説明〉
最近、世界のあちこちで大火球が目撃されています。
9月25日にオンタリオ湖で満月の100倍も明るい火球が目撃され
ニュースになったばかりです。今回の火球は時間が夕方だったこと
もあり目撃者が多く警察と消防に電話が殺到したそうです。

火球の流星痕を撮影した人もいました。

こちらも連続写真です。元画像はこちら→web

今回の火球が隕石となって落下したことは確実ですが、
今のところ落下地点は海または海岸沿いと見られています。