新国立競技場がA案に決まった。610点対602点僅か8点の違いだという。決まり手は工期短縮での27点差だ。何じゃそれと言うのが私の感想だ。驚いたことに配点の中に使いやすさというか観戦しやすさというか競技場としての機能評価が含まれていないようだ。単なる足し算の総合点数方式も、決定への抗議を撥ね除けるための単純なわかりやすさを優先したものに思える。極めて日本式お役所的な方法だと思う、そして成る程、迅速で無難な選択だ。
デザインというのは重要そうで、畢竟周りに溶け込むものならばばそれでよいと思う。親しみや価値は競技と歴史が後から付け足していけるものだからだ。川渕さんがA案の方が観戦しやすいと言っていた、A案決定に異論はない。