生きているとどちらにするか判断せざるを得ない場面に遭遇する。これにはかなりの個人差があり、自分で判断するのが苦手というか好まない人も居られるようで、信頼する人や周りの判断を追従する人も居られるようだ。それでも全く自分で判断しないというわけにはゆかない。逆にマイウエイを進む人は判断の連続の人生を歩いておられる。
まあ昼飯を何にするかぐらいかは些事だが、就職結婚、さほどでなくても車などの大きな買い物、休暇の旅行先、どこの医者に掛かるか・・・、などなど我々は日々判断を迫られて生きている。
多くの人はさほどの後悔もなく、選択をしていると思う。多少後悔する選択をしても、人は何らかの弁解や説明を生み出して自らを納得させるからだ。しかし時にはそれでは追いつかない間違った判断をしてしまう。
この判断を狂わせるのが、内には焦りと怒り外には狭い偏向した情報だと申し上げたい。臨床医は日々様々な判断を迫られる。どんな医師も幾つかの間違った判断をした経験がある。ないなどと言う医者は嘘つきか患者を診たことのない医者だ。勿論、経験から学び間違いが僅少の医師が真っ当で優れた医師なのは言うまでもない。
間違った判断を避けるには知識経験思考力が大切だが、焦りと怒りを避け幅広い偏向の少ない情報を得るという心構えと手法を身に付けることも大切だ。特に焦るな怒るなは、勿論言うほど容易くはないが、どなたにも有用なアドバイスと思う。唯、怒りは希だが好判断の力になることある。
閑話休題、消費税で自民公明、自民官邸の鬩ぎ合い、随分大きく報道されているが、高々2%の攻防だ。高々2%で庶民の味方の顔をするのはおかしいという報道がないのはどういう訳?。煩雑な手続きで失われる労働や資金はどうしてくれるのか。