駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

物の値段の中には

2015年12月04日 | 小考

          

 今朝は上空の空は晴れていても、周りの山の端には鉛色の雲がかかり木枯らしが吹いていた。風のせいで体感温度は低く、手袋が欲しかった。それでも走っている人と二人ばかりすれ違った。何を酔狂なと思いながら、かえって身体に悪いのではと余計な心配をさせて戴いた。

 昨日も医師会の勉強会の忘年会があり、ワイン好きのK先生が3万円というワインを持ち込んで、一杯振る舞ってくれた。日本酒党のA先生が日本酒は高くても一万円程度だ、ワインはおかしいと発言、確かにそう言われれば異常だ。中には骨董品のような一本何十万円というようなワインもある。これは蘊蓄の副作用だろう。金に飽かしてよく分かりもしない成金が、業者に踊らされて値段をで吊り上げているのではないか。ワインも芸術だなどと反論されれば、鼻白むよりないが、日本酒は偉い。ワインの悪弊を真似ることのないように左党の人達にお願いしたい。

 思えば希少価値というのは不思議なものだ。勿論、本当に優れた物もあるだろうが、唯珍しいだけという物も多そうだ。余計なお世話と言われそうだが、本当にその価値が分かっておられるのと半畳を入れたくなる。

 そう言えばボージョレヌーボゥも下火だ。真価を見出し味わうのは易しくないようだが、そこに大きな楽しみと喜びがあるのは間違いない。

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